9月21日にハドソンワインのCEO、Peter Willmert氏が来日されセミナーを開催しました!
ちなみに、柳橋セミナールームでの初の生産者セミナー。何か嬉しい。

Peterさんはベリンジャーではマーケティング・ディレクター、レッド・カーにて総支配人、LVMHモエ・ヘネシー北米部門では副社長、・・・とワイン業界、それもマーケティング・マネージメント分野で20年以上のキャリアを持ちます。

そして元々友人であったリー・ハドソンの求めに応じて、2021年にハドソンのCEOとして就任しました。

今回は、そのPeterさんのナビゲートでハドソンのエステートをはじめ、ハドソンが葡萄を供給しているワイナリーのシャルドネを比較試飲する・・・という超豪華セミナー。

ハドソン・ヴィンヤーズはテキサス出身のリー&クリスティーナ夫妻がカーネロスに切り開いた40年の歴史を誇るヴィンヤード。800ヘクタールほどの広大な土地でオーガニック野菜の栽培、畜産等も手掛け、ナパ・ヴァレーで一番大きな敷地を持つプライベート・ファームです。

ナパ最高のシャルドネの栽培者としてコングスガードを筆頭にキスラー、レイミー、オーベール、アリエッタ等錚々たるワイナリーに葡萄を供給します。

リー・ハドソンは1975年にドメーヌ・デュジャックで修行した後、UCデイヴィス校でワイン造りを学びました。同級生はジョン・コングスガード、ジョン・ウィリアムズ(フロッグス・リープ)、デイヴィッド・レイミー(レイミー・ワイン・セラーズ)・・・と後に名を馳せる豪華な顔ぶれ。

ハドソンは葡萄栽培農家としてスタート。ちなみに最初に葡萄を供給したクライアントは当時まだニュートンにワインメーカーとして勤めていた、ジョン・コングスガードでした。ハドソンの葡萄を使用して、後のニュートンのアイコンワインとなるノン・フィルターのシャルドネに挑戦したのです。

また初期の頃のクライアントにはヘレン・ターリー(マーカッシン)も。ハドソン・ヴィンヤードの畑名を名乗ったのは彼女が最初でした。

2004年には自社元詰めも開始します。初ヴィンテージのワインメーカーは、またまたジョン・コングスガード。ジョンは他ワイナリーのコンサルタントは一切しませんがその唯一の例外がハドソン。今に至るまでハドソンのコンサルタントを続けています。UCデイヴィス以来40年以上の友情を感じます。

今回試飲したワインは単に葡萄を供給しているわけではなく、区画ごとに契約しワイナリーの要求通りにカスタムメイドで葡萄を栽培し、ラベルで“Hudson Vineyard”と名乗ることが許されているワイン。
しか~し、諸事情で試飲した幾つかの銘柄はナイショです。

各生産者が使用している区画、キャノピー・マネージメント、収穫時期等、説明を受けながら試飲。

もちろん、それぞれにスタイルは違いますが、共通するのは輝くような明る凝縮した果実味、そしてそれを支える張りのある酸。味わいにもしっかりと“ハドソン印 ” が感じられます。

質問コーナーも盛り上がりました。
「今後も畑を広げる予定はありますか?」との問いには「その予定はありません。」まず水不足で水が供給できない。また、山を崩して整地するということが環境保全の観点からナパにおいては現在禁止されている、とのこと。

「以前は“ブロック№5と“ブロック A”などと数字やアルファベットでブロックを呼んでいたが、最近はそれぞれ固有名詞がついています。なぜですか?」とのマニアックな質問も。
そもそもこの区画マップはアーティストが作成した大きなパネルで、ワイナリーに訪問者が訪れた際に最初に目にする所に飾られているそうです。その際にブロック名が数字やアルファベットだとちょっとね・・・ということで名前が付けられたそうです。

素晴らしいワインに熱心でマニアックなお客様、Peterさんのテンション高い明晰な解説。
手前味噌ですが良いセミナーでした。

皆様ご参加ありがとうございました!

▼ オマケ画像
2日間の短い滞在でしたが、精力的にお客様のところに伺いました。
こちらも皆様ありがとうございました。
Peterさんもとても喜んでらっしゃいました。