オー・ボン・クリマよりその後
オー・ボン・クリマからジム・クレンデネン氏が亡くなった後の、公式ステートメントを受け取りました。
下記がその要約になります。
~ オー・ボン・クリマ・ワイナリーより ~
私たちは未だ悲しみに打ちひしがれ、心にぽっかりと穴が開いてしまったようです。
ジム・クレンデネンはカリフォルニア・ワイン業界を独自の観念で切り開いてきました。
先見の明があり1982年以来、古典的なスタイルのシャルドネとピノ・ノワールをサンタ・バーバラで造り続け、この産地の世界的な評価を確立させました。
彼は、率直で、明確で、知的で、ユーモアがあり、情熱的で、自分の信念を曲げずに貫き通しました。
彼の代わりは誰もいませんが、彼の遺志はこれからも続きます。
ジムが亡くなった今、ワイナリーがどのような方向に進むのか疑問に思っていることでしょう。
簡単に言うとほとんど変わりません。
ジムは生前、世界中を飛び回っていたので、彼がいなくても彼のビジョンを実行できる“ドリーム・チーム”を創り上げていました。
30年間ジムと共に働いてきたジェネラル・マネージャーのジム・エーデルマンは、畑からボトルまでさらにはその先まで全てのオペレーションを監督しています。
エーデルマン曰く「オー・ボン・クリマには強い結束力があります。ジムの精神はすべてのスタッフが共有しています。伝統的なスタイルのワインを造るというジムのビジョンは変わりません。中略 私たちは、彼への敬意を示すために自分たちの仕事を続けていくことを使命と考えています。」
ジムの娘イザベル(26歳)は、ナショナル・セールス・マネージャーのマイケル・メインのアシスタントとして働いています。
息子のノックス(21歳)はまだ学生ですが、大学卒業後、セラーで数年働き、ワイナリーのビジネスにも関わっていく予定です。
オー・ボン・クリマは、これまで通りの品質と同じスタイルを維持していきます。
ジムは、それを確実にするための体制とビジョンを作りました。
彼はもう私たちの生活の中にはいませんが、あらゆる決定をする時ジムの精神は私たちと一緒にいます。
ジム、安らかに眠ってください。
2021年7月17日
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中川ワインでは、本当に愛されていた偉大なリーダーであったジム・クレンデネン氏の遺志を引き継いだオー・ボン・クリマを変わらずサポートし、日本市場に広めていきます。
ご冥福をお祈りいたします。