Wine Spectator トーマス・リヴァース・ブラウン、アストン・エステートの単独オーナーに

中川ワイン
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公開日:2021.04.27 更新日:2022.10.04

4月19日付のWine Spectator Online Newsは、トーマス・リヴァース・ブラウン氏が、フレッド・シュレーダー氏(シュレーダー・セラーズ)と、チャック・スウィーニー氏(ヴァイン・クリフ)と共同所有しているアストン・エステートを単独所有することになった、と伝えました。

トーマス・リヴァース・ブラウンは2000年にシュレーダー・セラーズのワインメーカーに就任。

2001年にソノマコースト最北のアナポリス付近の、ほとんど開墾していない土地をトーマス・ブランが見つけて「これぞウルトラ・プレミアム・ピノ・ノワールを造ることができる畑」と直感し、フレッド・シュレーダーと共に共同経営者としてアストン・エステートを創業しました。

創業当時は太平洋に近いアナポリスは荒涼とした土地でワイナリーはほとんどありませんでした。トーマス・ブラウンは過去20年間アストンのブランドと葡萄畑のために尽力してきたことで、強い思い入れがあり、共同所有者がその持ち分を売りに出すタイミングで他の人に買われてしまうことでアストンを失いたくない、と単独所有することを決意しました。

また、トーマス・ブラウンはアストンには大きなポテンシャルがあるのに、この20年間シュレーダーが所有する他のブランドの陰に隠れて過小評価されていると感じています。

自身のブランドであるリヴァース・マリーとアストンの対照的とも言えるスタイルの違いについては、テロワールの影響が大きくアナポリスの冷涼な気候は、より堅牢な骨格をワインに与えると述べています。

45社以上のクライアントを持ち、多くのプロジェクトを成功に導いているワインメーカーのトーマス・ブラウン氏は今後アストンのブランディングにもテコ入れすると述べています。これからのアストンがどのように変化するのか楽しみですね!

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