季刊誌ワイナート2020年夏(通巻99号)の巻頭特集は「これが、いまのスタンダード カリフォルニア ピノ・ノワール」です。今年3月に現地取材を敢行、北はソノマ・コーストから南はサンタ・リタ・ヒルズまでカリフォルニア州南北縦断されています。同誌でのカリフォルニア ピノ・ノワール特集は実に21年ぶり、満を持しての登場です。現地取材は立花峰夫氏。

ブドウ栽培の理想の地とされたカリフォルニアながら、ピノ・ノワールだけは例外として19世紀半ばから1990年代まで試行錯誤を繰り返し、その努力が報いられて、いまではピノの理想郷へと変貌したその歴史、栽培法、クローン、主要産地の積算温度等を、参考書のような詳細で丁寧でわかりやすいくまとめた特集の最初の数ページを、ぜひご一読いただきたい思います。完全保存版として長くお手元においていただきたい号です。

このカリ・ピノ特集で弊社はいくつかの生産者を取材していただきました。今日はそのうちの1つをNews & Topicsでご紹介します。

ピノ生産者が手掛けるカリフォルニアワインのページで”ありとあらゆる贅を尽くしたカリピノのロールスロイス”Rhysが紹介されています。取材を受けたのはワインメーカーのジェフ・ブリンクマン。「端的に言って無茶苦茶なまでに、控えめに言っても非常識な手間とコストをワイン造りにかけている」Rhysの姿勢とその味わい、希少性をご理解いただき、ぜひ味わっていただきたいです。

Rhys Pinot Noir Alpine Vineyard 2015  希望小売価格20,000円(税別)

Rhys Pinot Noir Horse Shoe Vineyard 2016 希望小売価格20,000円(税別)