印刷する

【限定品】ムーンレーサー 2022

Moonracer Estate

希望小売価格 65,000 円(税別)

ヴィンテージ 2022年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 カベルネ・ソーヴィニヨン100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他 スタッグス・リープ・ディストリクト/ Stags Leap District
畑 ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード/ Moonracer Estate Vineyard
備考 96P The Wine Independent, September 2024 by Lisa Perrotti-Brown

詳細データ MORE +

ワインメーカー ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette
栽培・醸造 様々なサイズのステンレスタンクにて発酵、仏産樽熟成(新樽率約80%)
土壌 頁岩、砂岩、堆積土壌、火山性土壌が混じる
サスティナブル認証
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 14.6%
品番 1REAM62122
JAN 無し
入数 6

コメント

遂に所得した自社畑( ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード)は、AVAスタッグス・リープ・ディストリクトの中のワッポ・ヒルに位置する。旧ハートウェルの畑とワイナリーを取得し、畑は時間をかけて一部を改植、ワイナリーは完全リノベーションする。この土地はかってネイティヴ・アメリカンのワッポ族が見晴台としており、満月の夜に部族間の競い合いが行われたという逸話よりワイン名「ムーンレーサー」と命名。花の香、ホワイト・チョコレート、黒すぐり、ヒマラヤスギ、ローム堆積土壌(粘土っぽい) 土のニュアンスが香り立つ。美しく、しなやかながら、凝縮感はしっかりと硬い骨格を形作る。

ワッポ・ヒルの斜面に東向きに広がる稀有な自社畑と考えつくされたワイナリー(醸造施設&テイスティングルーム)はまだ発展途上

2015年、既存の畑とワイナリーがあった土地を取得(旧ハートウェル)。

スタッグス・リープ・ディストリクトのほぼ中央、シルバラード・トレイルの西側、向かい側はスッタグス・リープ・ワイン・セラーズ、北隣はパイン・リッジ。

畑の30%は現在改植を進めている、ワイナリーは完全にリノベーション(改築)を継続中。

この畑のある土地はかってネイティヴ・アメリカンのワッポ族が見晴台としていた。そして満月の夜に部族間の競い合いが行われたというジャック・ロンドンの著作からこの畑名、ワイナリー名、ワイン名を「ムーンレーサー」と命名した。

ワインメーカーのブノワ・トケ曰く「力強さとエレガントさがあり、際立ったタンニンに奥深さが重なる。
ナパ・ヴァレーらしいおおらかな果実味とボルドーのタイトさ、ナパ・ヴァレー北部の濃厚さとナパ・ヴァレー南部のエレガントさの両極端な個性が共存するワイン」。

魅惑的な赤系黒系ベリーが混ざり合い、様々なアロマが幾層にも重なり合いグラスの中で競争をしているように立ち上がる(ムーンレーサーの名前の如く)パワフルながら濃すぎず、瑞々しいフルーツが満載。口当たりは美しくしなやかながら、凝縮感はしっかりと硬い骨格を形作っている。

ヴィンテージ・コメント(自社畑)

ナパ・ヴァレーの2022年ヴィンテージは、ワイン生産者にとって試練の年となった。冬の降雨により成長期は順調にスタートし、健康な葡萄の成長と早めの収穫開始が予想されていたが、9月初旬に記録的な熱波が到来し、気温が約43°Cを超える日が5日間続いた。この影響でブドウの成熟が停止し、各ワイナリーにおける適切な対応が求められた。
レアム・セラーズでは、熱波が来ることを天気予報で予測し、それに先立ち灌漑を行い、ブドウの樹が水分を十分に吸収できる状態を整えた。また、葡萄の房が実る部分(フルーツゾーン)に、ミストを撒き、また日除け布をかけて温度を下げ、日焼けや乾燥を最小限に抑えた。その対策を行った上で、十分に成熟した葡萄を収穫し、厳しく選果、約30%を廃棄し、品質を徹底的に追求した。
結果的に3つの異なる特徴を持つワインのキュヴェが出来上がった。
1. 9月の熱波前に収穫された葡萄から造られたワインは生き生きとした新鮮な味わいを持つ
2. 熱波中やその直後の収穫分は、精密な選別を経てエレガントで洗練されたキュヴェとなった
3. 10月以降の涼しい天候になるまで待ち、収穫した葡萄は、長い成熟期間を経て、クラシックな風味を持つ
この年は「3つの異なる収穫」を経験した特別なヴィンテージであり、それぞれ異なる醸造手法を採用し、その後の樽熟成を経て、厳密なブレンディング・セッション後、仕上げられた。2022年のワインは力強さや濃密さよりも、エレガンスや精緻さを重視した仕上がりであり、各畑の特性が明確に表現されている。
レアムのチームは、この困難な年においても高い品質を維持することに成功し、その成果に誇りを持っている。

テイスティング・コメント

このワインは、まるで綱渡りを思わせるような緊張感と活力に満ちており、熟成によりその真価を発揮するであろう。ミドル~フルボディで、舌触りは美しくしなやか。フレッシュな赤系果実味が印象的で、温かみのあるシナモン系のスパイスやクローブなどが感じられ、土っぽさや、黒鉛を思わせる鉱物的なミネラル感が現れる。複雑で繊細な要素が幾重にも重なり、時間とともに、その奥深さがさらに魅力を増すことが期待される。

ラベルについて

ワイナリーのあるワッポ・ヒルは、ネイティブ・アメリカンのワッポ族の故郷。ワッポ族は自然環境のすべての要素に魂が宿るとするアニミズムを信仰していた。ムーンレーサーという名前はレアムの「ワイナリー=故郷]であるこの地の自然環境を表したいと同時に、この場所の先住民へのオマージュを込めている。

創業者ホアンの友人であるバルセロナ在住のアーティスト/セルジオ・アルビアックSergio Albiacが「芸術、自然、化学」の三つをテーマにして手掛けた作品。自社畑ムーンレーサーに設置されたウェザーステーション(気象観測機器)から取得された気温、風、太陽光線量などのデータをアルゴリズムに入力し、そのデータをもとに抽象的なイメージを生成する。ムーンレーサーの各ヴィンテージがその年のデータに基づいて表現されており、10,000枚すべてのラベルがそれぞれ異なるデザインとなっている。

畑情報

ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード

スタッグス・リープ・ディスリクトはナパ・ヴァレーのヴァレー・フロアで唯一東西につながらないAVA。ワッポ・ヒルの円丘とスッタグス・リープ・パリセード(切り立った岩壁)が漏斗状に位置する為、南からの霧と冷たい風を誘い込み、朝晩は涼しく酸をキープながら、昼間は日照をしっかりと享受する。涼しく長い生育期間を確保できる為、葡萄の皮が厚くなり力強いタンニンを内包する。土壌は砂岩、頁岩を含む堆積土壌と火山性の硬い鉱物を含む。

2015年、レアムはハートウェルの畑とワイナリーがあった土地を取得。その時点ではまだ「ハートウェル」の名称を使用する権利を得られなかったので、ムーンレーサーと名付けた。

2020年、ハートウェル・オーナーが最後まで所有していたワッポ・ヒル頂上にある邸宅及び畑全てを取得した時に「ハートウェル」の名称を使用する権利も得た。そこでハートウェルに敬意をこめて名前を残し、その区画はハートウェルXXとした。

スタッグス・リープ・ディストリクトAVAのほぼ中央、シルバラード・トレイルの西側に位置する畑。向かい側はスッタグス・リープ・ワイン・セラーズ、北隣はパイン・リッジがある。

ワッポ・ヒルのピークは二つあり、一つはかつてのロバート・モンダヴィ邸宅(現在ジャン・シャルル・ボワセの邸宅)、その西側斜面にはモンダヴィが所有するワッポ・ヒル・ヴィンヤードの畑がある。もう一つのピークには、ハートウェルの邸宅があり、頂上部分には畑が広がる。北斜面からシルバラード・トレイルにつながる斜面に広がる畑が、レアムの自社畑部分となる。

レアムの畑は東南、東北を向いた様々な角度の斜面に広がる多数のブロックを形成。土壌は多様で火山性の岩がち土壌がメインであるが、レアム側ワッポ・ヒルはプリチャード・ヒル(ヴァカ・ヒル)のような赤土ではなく、硬い玄武岩や流紋岩のような硬い岩が多くみられる。
2015年の買収後、長い時間をかけながらそのブロックに適した仕立てや栽培管理を模索している。

ワッポ・ヒル頂上にある特別区画、ハートウェルXXの土壌は、砕けた砂岩で平地のスポット、日照は360度から受ける。グレース・ファミリー由来のボッシュ・クローンの区画があり、その個性から非常に濃厚で凝縮していながらバランスが取れた球体の様なワインとなり、斜面下部の北向きの畑とは全く違う個性を持っている。
ボッシュ・クローンは、1960年代にボーリュー・ヴィンヤードからグレイス・ファミリーへ、そしてボブ・ハートウェルへと受け継がれてきたもの。このナパ・ヴァレーのレガシーを残していきたいと考えている。まさに、「standing on the shoulders of giants」である。
今後も頂上区画をシングル・ヴィンヤード、ハートウェルXXとして造っていく。

ムーンレーサーは、テトリスのように、常に少しずつ開発をしている。
冬の雨を集めて貯水池に戻すため、石を敷き詰めた小さな水路を造り、丘全体に張り巡らせようとしている。将来を考え、貴重な水を無駄にしない。
また、畑だけでなく周囲の森もすべて管理している。畑を涼しくする効果があると、ビル・ハーランに教わったそうだ。

About the Producer

生産者情報

Realm Cellars
レアム・セラーズ