ハートウェルXX エステート カベルネ・ソーヴィニヨン
スタッグス・リープ・ディストリクト 2021
Cabernet Sauvignon Heartwell XX Estate Stags Leap Napa Valley
生産者: レアム セラーズ
希望小売価格 150,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | スタッグス・リープ・ディストリクト/ Stags Leap District |
畑 | ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード/ Moonracer Estate Vineyard |
備考 | 98+P The Wine Independent, September 2023 by Lisa Perrotti-Brown |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette |
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醸造 | 様々なサイズのステンレスタンクにて発酵 |
熟成 | 仏産樽熟成(新樽約80%) |
土壌 | 細かく粉砕された砂岩 |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.6% |
品番 | 1REAM82121 |
JAN | 無し |
入数 | 6 |
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コメント
ナパ・ヴァレーを360度見渡せるワッポ・ヒルの頂上・旧ハートウェルの邸宅に隣接する特別な区画が2020年から自社畑に。80年代植樹のグレース・ファミリーのクローンから造られる希少品
ハートウェル創業者ボブ・ハートウェルが、親交の深かったディック・グレースから譲り受けたボッシュ・クローンを1986年にスタッグス・リープ・ディストリクツにあるワッポ・ヒルの自社畑頂上に植樹。1990年からリリースされ、そのワインはグレース・ファミリーのワイナリーで造られていた。
ワッポ・ヒルのピークは二つあり一つはロバート・モンダヴィの邸宅(現在ジャン・シャルル・ボワセの邸宅)及び西側斜面にモンダヴィの畑。もう一つのピークにはハートウェルの邸宅及び北斜面にレアムの自社畑が広がる。
レアムのワインメーカー/ブノワ・トゥケは、レアムより前の2004年からハートウェルのワインを丹精込めて造り、オーナーの信頼も厚かったことから、2015年に北側斜面の畑をレアムが買収。頂上区画のみ2017年までハートウェルとしてブノワが造っていたが、2018年、2019年は買い葡萄としてレアム/ハートウェルXXがリリースされた。
2020年ハートウェルが所有していた邸宅及び頂上区画全てをレアム/ブノワに任せる形で買収が完了。ハートウェル時代からこの頂上区画は別格で、土壌は砕けた砂岩で平地のスポット、日照は360度から受け、一部のボッシュ・クローンの個性から非常に濃厚で凝縮していながらバランスが取れた球体の様なワインとなり、斜面下部の北向きの畑とは全く違う個性を持っていた。ハートウェルに敬意をこめて名前を残し今後もハートウェルXXとして頂上区画をシングル・ヴィンヤードとして造っていく。
今後は邸宅の解体、畑は植え替えが必要で、5ブロック2haまで増やすが、ブッシュ・クローンは移植し、0.2haのブロックとして今後も歴史と共に引き継がれていく。生産量200cs/年
テイスティング・コメント
摩天楼を思わせる壮大な仕上がり。黒系と赤系ベリー、スパイス、そして魅惑的な香木のようなニュアンスが複雑に絡み合い、濃密で力強い味わいを持つ。口に含むと、驚くほど丸みを帯びた滑らかなタンニンが感じられ、まるで永遠に続くような余韻が楽しめる。まさにすべてを備えた圧巻のワインである。
ラベルについて
シンボルは巨大な樫の木。地所の中央に位置しワイナリーと畑を見守っている。ワイナリーを守護する樫の木をモチーフとし、ハント・スローネム/Hunt Slonem(アメリカの画家、彫刻家、版画家で、蝶、ウサギ、熱帯の鳥を描いた新表現主義の絵画でよく知られる)が描いた蝶が樫の木の周りを舞う様をラベルにしている。レアムの今後の繁栄と自然との共生をテーマにしており、毎ヴィンテージ蝶の色が変わっていく。2021年は青色
ナパ各地を切り取るがごとくワインに紡ぎ出す。将来を見据えたヴィジョンと惜しみない投資。今最高のスタッフが集まる。
Napa Valley
Realm Cellars レアムセラーズ
創業者ホワン・メルカードが2002年設立。ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。フェアラ・ヴィンヤードの共同所有などまだまだ新しい投資、発展は続き、次世代を考えた自社畑の改植なども進める。無名のワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げたブノワ・トゥケの手腕の評価が高い。
個性溢れるナパ各地を切り取るがごとくワインを紡ぎ出す。
将来を見据えたヴィジョンと惜しみないインヴェストメント/投資。
2002年設立から幾多の紆余曲折を経て、自社畑・ワイナリーの取得、最高のスタッフが集まり、唯一無二の将来を見据える。
左から、スコット、エデン、ブノワ
スコット・ベッカー/ Scott Becker、オーナー社長、マネージング・ディレクター
レアムは2002年ホワン・メルカードにより設立。
ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。
2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。
レアムの価値観、コンセプト、マーケティングを揺るぎないものに確立していく。
2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。
今までクラッシュパッドでのワイン造りから自社ワイナリー、自社畑を得て、新しい体制を模索。
畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。
フェアラ・ヴィンヤードの共同所有、残されたハートウェルの畑&邸宅の取得、ホウイ・ヴィンヤード&ワイナリーの買収など、まだまだ新しい投資、発展は続き、3つとなった自社畑の改植やワイナリー整備なども続く。
スコットの将来を見据えた指導力によりレアムの前進は続いていく。
ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette、チーフ・ワインメーカー
2011年就任。ボルドー生まれのフランス人。
ボルドー大卒(醸造と化学で修士号)、シャトー・ラ・ルーヴィエール、シャトー・クーアン・リュルトンでミッシェル・ロランと働き、カリフォルニアには彼から派遣されたのがきっかけで移住。
アメリカではアンディ・エリクソンのもと、アリエッタ、ファヴィア、ハートウェル、オーヴィッド、スクリーミング・イーグル等で修業を積む。
「自由なカリフォルニアのワイン造りに惚れ込んだ。」と目を輝かせながら淡々と語る。
レアム2013VTGでパーカー100点を3つ獲得、無名だったワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げた手腕が高く評価され、コンサルティングも増え、今後とも彼の動向には目が離せない。
情熱溢れる人柄が今後を牽引していく。
エデン・フォーリー/ Eden Foley、エステート・ディレクター
2012年入社直後顧客との難関なやり取りを見事に解決し、その後対外的な交渉、大イベントアレンジ、ワイナリー移転の細々とした折衝、2017年山火事での停電、ワイナリーへの通行止めなどでワイン造りの滞りを知恵を絞って乗り越えるなど、レアムのすべてをバックグラウンドから支える。
2015年に取得した元ハートウェルの畑とワイナリー。
▼ 動画・画像などはこちらから
自社畑ムーンレーサー・エステートの特別区画。AVAスタッグス・リープ・ディストリクツの西南に位置するワッポ・ヒルの頂上部分にある畑は、全所有者のハートウェルが最後まで所有し、ブノワがハートウェルとして醸造していたが、2020年その頂上の畑もレアム所有となった。この畑にはボッシュ・クローンが植えられておりもとはグレース・ファミリーの畑から1986年にボブ・ハートウェルが挿し木。グレース・ファミリー/ボッシュ・クローンの現存する古樹の貴重な畑。レアムではこの区画のみ別ワインとしてボトリング「ハートウェルXX」と命名。2020年畑と2018年と2019年のワイン(ブノワ醸造)を買収し、ハートウェルXXとしてリリース。グレースとハートウェルの伝統を今後に繋いでいく希少なワイン