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【限定品】プロファイルXXXVI/36 ナパ・ヴァレー レッド・ワイン NV

Profile Collection Profile XXXVI/36 Red Wine

希望小売価格 68,000 円(税別)

ヴィンテージ NV
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 カベルネ・ソーヴィニヨン86%
ブレンド品種 プティ・ヴェルド9%、カベルネ・フラン4%、マルベック2%
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他
ナパ・ヴァレー セント・ヘレナ東側斜面にあるプロファイル・エステートを主体に、超有名畑のブレンド
備考 98P The Wine Independent by Lisa Perrotti-Brown, January 2025

詳細データ MORE

ワインメーカー
醸造
熟成 仏産樽(新樽率約80%)にて各ヴィンテージを平均23ヵ月熟成、その後ブレンドしてさらに6ヶ月熟成させる
土壌
サスティナブル認証
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 14.8%
品番 1ME1M821NV
JAN
入数 6
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コメント

1983年初リリースのプロファイル。当時のワインメーカーであったボヴ・レヴィーがこのワインを造り始めて36周年を記念して2019年にこの特別ワインの発想に至った。1983年以来、このメリーヴェールのフラッグシップ・ラベルは、その年の最も優れた区画から選りすぐったロットだけをブレンドして造られてきた。2005年と2020年には生産を見送る決断をするほど、妥協なき姿勢を貫いている。プロファイルXXXVIは、その名の通り過去36ヴィンテージを1つにボトリングしたメリーヴェールの頂点ともいえる記念すべき作品。生産量はわずか300ケース。

オーナーのレネ・シュラッターはこう語る。「まさに、グラスの中に宿る歴史のようだ。このボトルには、私たちの40年の歴史の中で最も優れたワインが全て詰まっている。」
それぞれのヴィンテージの気候、葡萄の供給元、ワインメーカーの移り変わりを経ても、プロファイルの本質である優雅なバランス、複雑さ、そして力強さは変わらない。

テクニカル情報

1983年から2018年までの35ヴィンテージ(2005年は除く)のボトルを1本ずつ慎重に手作業でデキャンタージュして、酸素を遮断したタンクに移す。各ボトルは1本、1本個別に検査されたうえで、樽熟成中だった2019年ヴィンテージのプロファイルとブレンド。
完成したキュヴェはさらに6か月間、数年使いの仏産樽で熟成。

テイスティング・コメント

ナパ・ヴァレーを代表する伝説的な畑から生まれた36ヴィンテージの集大成ともいえる唯一無二の1本。
2010年以降は自社畑プロファイル・エステート・ヴィンヤードのブドウのみが使用されている。 若々しい力強さと熟成によるフィネスが共存し、黒スグリ、完熟したプラム、ブラックベリーの層が広がり、土っぽさやタバコ、ドライハーブの上品なニュアンスが調和する。滑らかで豊かな味わいを、しっかりとした酸と心地よいタンニンが支える。 さらに、野イチゴやなめし革、ミネラルを伴う複雑な風味が徐々に現れ、長く印象的な余韻へと続く。
ナパ・ヴァレーのエレガンス、力強さ、複雑さ、美しさを体現し、プロファイルの不変の品質を証明する特別なワイン。今すぐ、そしてこの先10年以上にわたって楽しめる。


98P The Wine Independent by Lisa Perrotti-Brown, January 2025
深い紫の色調で、ブラックベリーのパイ、熟したカシス、ブルーベリーコンポートといった鮮やかな香りが立ち上がり、リコリス、葉巻、五香粉、メントールのニュアンスが後に続く。 凝縮感があり、非常に多層的。口当たりはビロードのようでありながら、わずかに粒子感も感じられ、素晴らしいフレッシュさが全体を引き締めている。余韻は長く、複雑。まさに一杯のグラスに宿る歴史である。

使用畑(過去にプロファイルの供給元になった畑)

プロファイル・エステート・ヴィンヤード/ Profile Estate Vineyard、 ヴァイン・ヒル・ランチ/ Vine Hill Ranch、ベクストファー・ジョルジュIII、VI、X/ Beckstoffer Vineyard Georges III、VI、X、 ト・カロン/ ToKalon、ラス・アミーガス/ Las Amigas、 ベイビュー・ジンファンデル・レーン/ Bayview Zinfandel Lane、ショーケット/ Showket、ポー/ Poe、 ソレヴィロス/ Thorevilos、コールドウェル/ Caldwell、 オーク・クリーク/ Oak Creek、 スローソン/ Slawson、アミゼッタ/ Amizetta、ナパヌック/ Napanook、 ティルティング・ロック/ Tilting Rock、スポッツウッド/ Spottswoode、 スタッグリン/ Staglin、フレディアニ/ Frediani

PROFILE COLLECTION プロファイル・コレクション

1983年以来、「その年のナパ・ヴァレーの最高の葡萄でウルトラ・プレミアム・ワインを」というコンセプトで造られるメリーヴェールのトップキュヴェ

St.Helena, Napa Valley

Profile Collection プロファイル・コレクション

ビル・ハーランがナパ・ヴァレー最高の数か所の畑からウルトラ・プレミアム・ワインを造ろうとして1983年に初リリースして以来30年以上にわたって造られるメリーヴェール伝統のアイコニックワイン。(現在のボンド/セント・エデン、メルバリーの畑がかっては含まれ、ボンド創業のきっかけになった)シルエット・シャルドネは1993年リリース。シュラッター家の代になり、自社畑獲得へと舵をとり1996年にはセントヘレナの東側の急峻な丘陵地でフォグ・ラインの上に位置するプロファイル・ヴィンヤードを取得。この畑は1997年にミシェル・ロラン、ボブ・レヴィ(当時の醸造ディレクター)デイビッド・エイブリューの管理下で畑を一から作り直し改植した。現在、マウント・ヴィーダーに2つの畑、クームズビルに1つの畑も所有している。

BUILDING ON A NAPA VALLEY LEGACY
ナパ・ヴァレーの伝統を受け継いで

プロファイル ナパ・ヴァレー・レッド・ワインは、1983年に初リリースして以来30年以上にわたって造られるメリーヴェール伝統のアイコニックワイン。

現ハーラン・グループ会長のビル・ハーランが、「ナパ・ヴァレーの最高の葡萄から最高のウルトラ・プレミアム・ワインを造る」とのコンセプトの元、始まったプロジェクト。

当初はナパの優れた畑から集めた葡萄で造られていた。
(現在のボンド/ セント・エデン、メルバリーの畑がかっては含まれ、ボンド創業のきっかけになった)

しかし、シュラッター家の代になり、自社畑獲得へと舵をきった。

現社長のレネ・シュラッターと妻のローレンス

シュラッター家は、高品質なワインを造るには自分たちで畑を所有し栽培することが最善の方法と考え、すぐに土地を探し始めた。

1996年にはセントヘレナの東側の急峻な丘陵地でフォグ・ラインの上に位置する現在プロファイル・エステート・ヴィンヤードとして知られる畑を取得。
THE NAPA GREEN CERTIFIED の認証を得て、受け継いだナパ・ヴァレーの伝統を次世代へとつなぐべく環境保護と持続可能な農法へと取り組む。

その後、さらに3つの自社畑、ナパ・ヴァレーの中でも標高の高いマウント・ヴィーダーにあるアルテッツィア・ヴィンヤード、同じくマウント・ヴィーダーにある北向きのペリドット・ヴィンヤード、 そしてクームスヴィルのベリー・レーン・ヴィンヤードを取得した。

ワインメーカー、ジェフ・クロフォード/ Jeff Crawford

アラスカ生まれ、ミネソタ育ち。
高校卒業後、寒さから逃れるためにハワイに向かった。1997年に本土に戻り、カリフォルニア大学デービス校で経済学の学士号と取得。しかし在学中にワインへの情熱が芽生え、その情熱が高じて卒業後はガロ社で収穫期のインターンとして働くことになった。

2007年にメリーヴェールに入社。1年後にはセラーマスターに昇進。2010年にアシスタントワインメーカーに任命され、すぐにアソシエイトワインメーカーに昇格。
2024年、メリーヴェール、スターモント、プロファイルのワインメーカーに任命された。

コンサルティング・ワインメーカーにはシュラッター夫妻の長年の友人であり同郷のジャン・ホーフリガー/ Jean Hoefliger氏、アソシエイトワインメーカーにマッテオ・フェコンド/ Matteo Fecondo氏が就いた。

メリーヴェール・ヴィンヤーズの畑とワインに関する深い知識と経験を持ち、生き字引とも言われるジェフのリーダーシップの元、醸造設備・製法等をアップデートし新しい技術を導入し、常に、テロワールを表現する最高品質のワインを造り続けている。

左からマッテオ・フェコンド氏、ジェフ・クロフォード氏、ジャン・ホーフリガー氏

ワイン造り/ Winemaking

メリーヴェールのワイン造りのアプローチは複雑な畑からは複雑なワインが生まれるという前提で成り立っている。

プロファイルでは収獲した葡萄を個別に扱い別々のタンクや樽で仕込みます。

それぞれのロットにより発酵温度や、マデレスタージュするのか、ピジャージュをするのか、はたまたポンプオーバーかなどセラシオンの方法を変えている。

また使用する樽も、それぞれのロットにあわせて、産地やトーストのレベルなど異なるものをセレクトしている。

もちろん、ヴィンテージごとに澱引きや樽熟成の期間なども調整している。

シルエットは長い時間をかけて樽内で自然発酵とマロラクティック発酵を行う。

果実味と、樽由来のオークの香がお互いによく溶け合うようカスタマイズされたフレンチオークを使用し、10年以上の熟成が可能な白ワインに仕上げている。

プロファイルコレクションではそれぞれの葡萄畑固有の個性を表現し尊重することを究極の目標とし、各ステップを慎重に調整している。

畑情報

プロファイル・エステート・ヴィンヤード

1996年シュラッター家がメリーヴェールの単独オーナーとなった際に取得した歴史ある畑。ミシェル・ロラン、ボブ・レヴィ(当時、メリーヴェールの醸造ディレクター)デイヴィッド・エイブリューの管理下で畑を一から作り直し改植した。

現在約10haを所有。
セント・ヘレナの東側の尾根、標高300m、フォグラインの上に位置しナパ・ヴァレーを一望に見渡す畑。

急峻な斜面に位置し、岩がちで農作業は非常に困難。
土壌はシルト、砂、砂利などの複合砂質ロームなどモザイク状に入り組んでいる。

多様な土壌やミクロクリマが入り組んだ土地ゆえに、小さなブロックに区画分けして個々に管理している。

植樹:1997年
植樹面積:25ha
標高:180-270m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

アルテッツィア・エステート・ヴィンヤード

標高約777mに位置し、マウント・ヴィーダーAVAにおいて最も標高が高く、ナパ・ヴァレー全体でも有数の高地にある畑。
サンパブロ湾から受ける気候的影響と標高により、昼間は比較的涼しく、夜間は暖かい。生育期間は長くなり、ゆっくりと完熟する。
「Altezia」という名前は、標高を意味し、スイスの第4公用語であるロマンシュ語に由来するとされる。

植樹:2001年
植樹面積:5.2ha
標高:760m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シラー

ペリドット・エステート・ヴィンヤード

その名の通り「宝石のような」わずか約1.8hの畑。マウント・ヴィーダーAVAの北端に位置し、森林に囲まれた急斜面の段々畑で、標高約275〜365m。東〜北東向きの斜面で、風通しと水はけに優れる。

植樹:2007年
植樹面積:1.8ha
標高:270-360m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ベリー・レーン・エステート・ヴィンヤード

2023年に購入した新しい自社畑。クームスヴィルAVAに位置し、サンパブロ湾に近いため、夏場の気温はナパの他地域より最大で約6℃も低く、熱波の影響も受けにくい冷涼な環境。
現在、段階的な植え替えが進められてる。

植樹:1988年、2024年に改植
植樹面積:5.26ha
標高:24m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、プティット・アルヴィーヌ