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ピノ・ノワール キュヴェ・ナンバー・ワン ラシアン・リヴァー・ヴァレー 2021

Pinot Noir Cuvée Number One Russian River Valley

生産者: カトレア

Cattleya

希望小売価格 12,000 円(税別)

ヴィンテージ 2021年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ノーザン・ソノマ/ Northern Sonoma
ネステッドAVA、他 ロシアン・リヴァー・ヴァレー/ Russian River Valley
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー ビビアナ・ゴンザレス・レーヴ/ Bibiana Gonzalez Rave
醸造 100%除梗、小型の開放ステンレスタンクにて天然酵母のみで醗酵
熟成 仏産樽にて11か月熟成(新樽率55%)
土壌 ゴールドリッジ
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 14.1%
品番 1CATI22121
JAN 787790751793
入数 6
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コメント

冷たい霧に包み込まれるラシアン・リヴァー・ヴァレーとグリーン・ヴァレー地区の畑。21)は二つの畑のブレンド。寒暖差によりゆっくりと完熟する。土壌はピノ・ノワールに良く合うゴールドリッジ海底の砂が堆積した土壌。仏産樽にて熟成11か月(新樽55%) フレッシュな赤い果実が豊満に香り、過熟しすぎない涼しい地区のピノ・ノワールの特徴がピュアに表現されている。細かくこなれたタンニンの口当たりは柔らかく、ジューシーな果実由来の秀逸な酸に縁どられている。余韻が長く幾層にも様々な要素が重なる。

キュヴェ・ナンバー・ワン

2014年VTGから造り始めたアペラシオン・ワインにこの誇らしい名前を付けた。
ピノ・ノワール/ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴を表現するワインとして、毎年造り続けている。
生産量:485ケース/年

テクニカル情報

クローン:2021年はクローン115、667、777、カレラ、マウント・エデンを使う
醸造:2021年の収穫は9月3日と10日の二日間の夜間に行われ、夜が開ける前の涼しいうちに、区画毎、クローン毎に分けてワイナリーに持ち込まれ、厳しい選果の上、手作業で全て除梗。
別々の小さな開放ステンレスタンク移し、天然酵母のみでゆっくりと発酵が始まるのを待つ。
やさしくゆっくりとした抽出を行うため、全て手作業で優しくパンチダウン(持ち上がった皮・粒・種を果汁に戻す)を一日2回行い、アルコール発酵が終わった後、仏産樽にて熟成11か月(新樽55%)

テイスティング・コメント

ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴とも言える「涼しい朝晩と日中の十分な日照から、果実の凝縮感ときれいな酸が共存する」がよく表れている。
非常に香り高く黒系ベリー、フレッシュ・ルバーブ、樽由来のベイキング・スパイス(シナモン、ナツメグ、クローブ、ジンジャーなど)が感じられ、味わいには生き生きとした酸とソフトで柔らかいタンニンが良く現れ、凝縮感のある果実味がたっぷり、口中にしなやかな旨味が広がる。

畑情報

2021年はラシアン・リヴァー・ヴァレーの中でも特に涼しいグリーン・ヴァレーの畑(Wedding VYD)と、中央部のサンタ・ローザ・プレインにある畑(Martaella VYD)をブレンド。
夜から朝にかけて完全に霧に包み込まれ涼しさと湿気を享受し、午後には十分な太陽の光と風を受け湿気を跳ね飛ばす。
この寒暖差により、とてもゆっくりと成熟していき、糖度が上がるだけでなく、生育的にも完熟し、フレッシュで、香りが凝縮し、口当たりは柔らかく、タンニンもベルヴェットのようにしなやかになる。
赤い果実と土っぽさの特徴が良く現れる。
完璧な栽培管理により収量は少なく個性が凝縮される。
土壌はゴールドリッジ(昔の海底の砂が堆積した土壌、水はけが良く、根が地中深く伸びるのが特徴)。

CATTLEYA カトレア

母国コロンビアの国花を冠したビビアナ・ゴンザレス・レーヴ女史がシャルドネ&ピノ・ノワールにフォーカスしたオリジナル・ブランド

Cattleya カトレア

コロンビア出身、フランス、アメリカで腕を磨き、2012年よりウェイフェアラーbyパルメイヤー(ナパ・ワインで有名なパルメイヤーがソノマ・コーストで造るプレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールのブランド)の立ち上げに6年間栽培・醸造に関り、パーカー97+を得るまでに磨き上げた。それが高い評価を受け、2015年サンフランシスコクロニクル紙が選ぶ「ワインメーカー・オブ・ジ・イヤー」受賞。2017年からはナパ・ヴァレーのパルメイヤーでも、醸造トップとして手腕を振い、2019年から自身が造るワインに専念。2012年から造り続けている「カトレア」ブランドが遂に日本初輸入。

ビビアナ・ゴンザレス・レーヴ ヒストリー

80-90年代麻薬カルテルが蔓延り、暴力と幼児誘拐が日常茶飯事だったコロンビア・メデリン市に生まれ、ワインは贅沢品であったが、年数回のお祝いの席で父のワイングラスから一口だけ味わったワインに感動。

14歳にして「必ずワインメーカーになる!」と決心させた。

コロンビアでは化学と国際ビジネスを学んだ後、遂にフランスへワインの勉強に旅立つ。

コニャックで栽培と醸造を学び、ボルドー大学で醸造学士を取り卒業。

ボルドーのシャトー・オー・ブリオン、ラ・ミッション・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ドミニク、コート・ロティのミッシェル&ステファン・オジェ、ドメーヌ・クルセル・ロッシェ、アルザスのドメーヌ・デュ・シュレイデッカー、ブルゴーニュのドメーヌ・デュ・ドゥヴヴェイで研修。

身も凍るようなフランスの冬に葡萄樹の剪定、夏の炎天下で一日中畑仕事を行い、フランス語が堪能でなく、フランス人社会、家族中心のワイナリーで、コロンビア人女性のビビアナは辛い思いもたくさん経験したが、プレミアム・ワインはたゆまぬ畑仕事から造られることを身をもって経験した。

2004年カリフォルニアに来てからは、北米と南アフリカを収穫毎に行き来し、南ア・タルバッハ地区のサロンバーグ・セラー、カリフォルニアではラ・クレマ、ペイ、オー・ボン・クリマ、キュペで研修を積み、レイマー・エステートで2009年から2012年までワインメーカーを務めた。(その後は上記記載)

この長い旅路の末に(まだまだ途中であるが)、今ではソノマでシャルドネ&ピノ・ノワールを造る第一人者、そしてこれからのワイン造り、ワイン・コンサルタント業に注目が集まっている。

ビビアナは、ジェフ・ピッソーニ氏と結婚(サンタ・ルチア・ハイランドで有名なピッソーニ&ルチアのワインメーカー/ピッソーニを有名にしたゲイリー・ピッソーニ氏の息子)。

ビビアナとジェフには二人の息子ルーカスとディエゴが生まれ、良きママでもある。

夫ジェフとは、コラボレーション・ワイン「Shared Notes/シェアード・ノーツ」ブランドでプレミアム・ソーヴィニヨン・ブランを造る。

ビビアナ&ジェフ・ピッソーニ

ビビアナの近年の功績

  • ウェイフェアラーbyパルメイヤー(ナパ・ワインで有名なパルメイヤーがソノマ・コーストで造るプレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールのブランド)の立ち上げに2012年から6年間栽培・醸造に関り、パーカー97+を得るまでに磨き上げた。
  • 2014年ワイン・エンソージアスト誌が選ぶ「アメリカのテイストメーカー(ワインを味わいの面でリードする人)40歳以下の40人」に選出。
  • 2015年サンフランシスコクロニクル紙が選ぶ「ワインメーカー・オブ・ジ・イヤー」受賞。
  • 2017年からはナパ・ヴァレーのパルメイヤーでもパルメイヤーとジェイソン・ブランドの醸造トップとして手腕を振るう。2018年VTGを収穫・仕込み後、惜しまれて退任。
  • 2019年Wine by Bibiana社設立。2012年より少量ながら造ってきた「カトレア」「アルマ・デ・カトレア」の自身のブランドと、夫と共に造る「シェアード・ノーツ」に専念。
  • 2022年ワインスペクター誌の年間TOP100の28位にアルマ・デ・カトレアのソーヴィニヨン・ブランが選出される。
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