COLGIN CELLARS コルギン・セラーズ

“ネオ・クラシカル”魅惑のアン・コルギンの情熱とカリフォルニア・カルトワインの中でも妥協なき優美さへの探究

Pritchard Hill, Napa Valley

Colgin Cellarsコルギン・セラーズ

オーナーのアン・コルギン女史は、1992年コルギン・シュレイダー・セラーズを設立。前夫フレッド・シュレイダー氏と離婚後はコルギン・セラーズとなり、現在は再婚し夫ジョー・ウェンダー氏と共に、ロバート・パーカーに「葡萄栽培の桃源郷」と言わしめたプリチャード・ヒルにあるナンバー・ナイン・エステートにて究極の優美さを目指したワインを紡ぎ出す。この自社畑からのワインと、ナパのトップクラス畑の買い葡萄によるワインは、違うテロワールからであっても「コルギンの優美さ」をまといパーカー100点を連発するワインが造られる。2017年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、ラグジュアリー・ブランドの名声を得る。2018、2019VTGと続けてIXレッドとティクソンヒルがパーカー100点を獲得。

アン・コルギン

オーナー・アン・コルギン女史と夫のジョー・ウェンダー氏(銀行投資家であり、膨大なプレミアム・ワインのコレクター)は、2002年には、ブルゴーニュ・ボーヌの伝統あるメゾン・カミーユ・ジローを買収し、オールド・ファッションのメゾンに、有望な醸造家・ダヴィッド・クロワ氏(Domaine des Croix)を配し、近代的な設備を導入。

昔ながらの個性を保ちつつ、現代にあったメゾンに復活させている。

二人のワインに対する情熱は留まるところを知らず、最高品質のワインを造ることに真摯な姿勢を貫き続けている。

2017年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、夫妻は40%の株を保有し続け、体制はそのままに資金力のバックとラグジュアリー・ブランドの名声を得る事となった。

最高のテロワールはCh.シュヴァル・ブラン、Ch.ディケム、Dm.クロ・デ・ランブレイと並び称される。

アン・コルギン

ジョー・ウェンダー

ポール・ロバーツ氏(マスター・ソムリエ)

2013年より社長に就任。世界トップのラグジュアリー・ブランドに昇華させた。
アメリカ・ソムリエ業界の最高権威コート・オブ・マスター・ソムリエであり、フレンチ・ランドリーのワイン責任者、ボンド・エステートの支配人の実績。

1972年テキサス生まれ。テキサス大学時代ワインの魅力に取り憑かれ、ヒューストンでワインショップ勤務から始まり、ソムリエ経験を経て、2002年に世界で48番目のコート・オブ・マスター・ソムリエを取得。
コンテストでも特筆すべき成績でクリュッグ・カップ優勝など輝かしい受賞歴を経て、2003年にトーマス・ケラー・レストラン・グループのワイン・ディレクターとなり、ナパ・ヴァレーに移住。

三ツ星レストラン「フレンチ・ランドリー」のワイン監修を務める。
現在までミシュランの星を10個獲得し、全米でミシュラン星獲得数が一番多いソムリエという称号を得る。

2008年「ボンド・エステート」の支配人となり、全世界でボンドの知名度を上げることに邁進。
そして2013年より、その手腕を買われ、コルギン社長に就任。
アン・コルギンが目指す究極のエレガンス、世界のラグジュアリー・ブランドとなるまで、ポール・ロバーツが持つ審美眼を余すことなく辣腕を振う。

2023年ポール・ロバーツは惜しまれながら退任。後任はダックホーンのチーフ・ワインメーカー 副社長を務めたニール・ベルナルディ氏が就任。

アリソン・トージア(ワイン・メーカー)

醸造化学専攻。

ボルドーにて学んだ後、帰国。ファー・ニエンテにて創業者ジル・ニッケル引退前に師事を受ける。

2005年よりコルギンのアシスタント・ワインメーカーとなり、オーナー・アン・コルギンにその才能を買われワイン・メーカーに就任。

ポール・ロバーツ社長と共に究極のエレガンス「コルギン・セラーズ」の信念を体現している。

Four Wines (現在4つのワインがラインナップ)

  • ● IX Estate Red Wine/ナンバー・ナイン・エステート レッド・ワイン (自社畑・プリチャード・ヒル 6.47 ヘクタール)
    植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン63%、メルロ20%、カベルネ・フラン11%、プティ・ヴェルド6%)

  • ● IX Estate Syrah/ナンバー・ナイン・エステート シラー (自社畑・プリチャード・ヒル 1.61 ヘクタール)
    植樹率:シラー100%

  • ● Cariad/カリアド (セント・ヘレナ市街地の西、なだらかな斜面にある3.18 ヘクタールの区画から。)
    植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロ30%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド9%

  • ● Tychson Hill Cabernet Sauvignon/ティクソン・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン (セント・ヘレナ市街地の北、スプリング・マウンテン裾野にある1.21 ヘクタールの区画から)
    植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
ワイナリー情報

Promised Land 約束の地 ~プリチャード・ヒル~

ナパ・ヴァレー中央部の東側山斜面にあるレイク・ヘネシーの南側に広がるプリチャード・ヒルには、綺羅星のごとく輝くワイナリーが、畑の開墾に膨大な労力をかけて、類まれなるワインを造り出している。

コルギン、シャペレ、ブライアント・ファミリー、デヴィット・オーサー、オーヴィッド、コンティニュアム、ロング、ブランド、メランソン・・・。

有名ワイナリーやこれから注目を集めるワイナリー様々である。

大きな岩が地中にあるこの地を開墾するには金額的に膨大な投資が必要である。

ワイナリーの設備、ヴィンヤード・マネージャーやワイン・メーカー、有能なスタッフにも投資を惜しまず、情熱と忍耐力を持ち、夢を現実にする強い意志を持つオーナーのみに与えられる珠玉のワイン。

おのずとついてくる高い評価。約束の地でのワイン造りは誰にでもかなう夢ではない。

セント・ヘレナから東側の山斜面に車を進め、レイク・ヘネシーの南側に沿って走ると、このプロミスト・ランドへの入り口が見えてくる。

完璧に舗装された道、点在するリゾート地のような邸宅の数々。

ナパのビバリーヒルズに入る感である。

いや、ナパのグラン・クリュ街道となるかもしれない・・・。