生産者: レアム セラーズ
希望小売価格 14,000 円(税別)
| ヴィンテージ | 2020年 | 
|---|---|
| 容量 | 750ml | 
| タイプ | ロゼ | 
| 味わい | フル・ボディ | 
| 主要品種 | メルロ90% | 
| ブレンド品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン10% | 
| 原産国名 | アメリカ | 
| 地方名 | カリフォルニア | 
| AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley | 
| ネステッドAVA、他 | |
| 畑 | 畑 フェアラ・ヴィンヤード(クームスヴィル、レアムが共同オーナー)、 レアム・エステート(スタッグス・リープ・ディストリクト、旧ハートウェルの畑) | 
| 備考 | 特別ワイン 限定数入荷在庫僅少 | 
詳細データ MORE +
| ワインメーカー | ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette | 
|---|---|
| 栽培・醸造 | 強い圧力をかけずに優しくプレス、ステンレス・タンクで低温発酵・熟成プロヴァンス・スタイルの白ワイン造りのロゼ | 
| 土壌 | |
| サスティナブル認証 | |
| 評価 | 
| キャップ | コルク | 
|---|---|
| アルコール度数 | 13.9% | 
| 品番 | 1REAG23120 | 
| JAN | 無し | 
| 入数 | 12 | 
コメント
悲劇の2020年を起死回生するこのヴィンテージだけの特別ワイン
2020年8月の終わりと9月後半に起きた2度の山火事によりナパ・ヴァレーは大きな被害を受けた。数か所の施設、ワイナリー、畑が消失し、ヴァレーには煙が立ち込めた。既に収穫が終わっていた白ワイン用の葡萄は被害を免れたが、ほとんどの赤ワイン用の葡萄は煙の影響を受けてしまった。レアムでは何度も検証を重ねた結果、2020年全ての赤ワインの製造を断念した。このロゼ・ワインと白ワインのフェデリオだけが悲劇を救うことになった。
8月終わりの山火事が発生した直後、栽培管理を自分たちで行い、自分たちの判断で収穫を決定できる自社畑の二つからテスト的に収穫した葡萄(プレミアム赤ワインを造るにはまだ完熟していないが、未熟な青さは無い)からロゼを造ることを決断した。
しかしながら、レアムの信念は「ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現すること」である為、ロゼはそのコンセプトに反するとも考えられリリースするかどうかは検討課題であった。
その後全ての赤ワインを断念することになり、今までにない繊細な温度管理が必要なこのロゼの醸造は落ち込むレアムのスタッフを元気づける役割を果たすことにもなった。2021年の最初に仕上がったこのロゼは素晴らしく、冷たい霧と風の影響を受けるナパ・ヴァレー南部のの二つの自社畑の特徴を良く反映していることを確認した。そして何よりも「美味しすぎてボトリングしないわけにはいかない!」と判断しリリースを決断。
2021年初夏に通常ボトルで少量リリース後、2022年春にこの美しいボトルで再リリース。プレシャス・ツインの名前は、このリリースタイミングが違う二つの兄弟ワインと、ラベルに描かれているマヤ文明の蛇の神が対あるいは双子として崇められることから命名。
色合いは淡いサーモン・ピンク。生き生きとした柑橘系の香り、ストロベリー、ラズベリー、花の香などがグラスから溢れるように立ち上がる。味わいにはスパイシーでハーブのニュアンス(フェンネル、白胡椒、ブーケガルニ)や、複雑な要素が様々に重なり合い、普通のシンプルなロゼより、秀逸な酸が存在し、辛口にしあがっている。ミディアム・ボディで辛口。余韻にもスパイス感と赤系ベリーが心地よく残る
ラベル
美しい天使が飛び立つレアムのソーヴィニヨン・ブラン「フェデリオ」のラベル作者シルヴィア・ジ女史がこのロゼのコンセプトを理解した上で描いた作品。メキシコの古代アステカ文明の神である羽毛の生えた蛇「ケツァルコアトル=夜明けの神」がイメージ。再生と明星を意味し、ロゼのイメージに良く合うカラフルな色使いで、アステカの文化の象徴でもある金色の太陽の光も描かれている。オリジナル作品は、白樺材にアクリルと金箔で描かれています。(マヤ文明ではククルカンとして信仰される蛇の化身の神でもある)
 
							
						ナパ各地を切り取るがごとくワインに紡ぎ出す。将来を見据えたヴィジョンと惜しみない投資。今最高のスタッフが集まる。

Napa Valley
Realm Cellars レアムセラーズ
 
 
創業者ホワン・メルカードが2002年設立。ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。フェアラ・ヴィンヤードの共同所有などまだまだ新しい投資、発展は続き、次世代を考えた自社畑の改植なども進める。無名のワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げたブノワ・トゥケの手腕の評価が高い。
個性溢れるナパ各地を切り取るがごとくワインを紡ぎ出す。
将来を見据えたヴィジョンと惜しみないインヴェストメント/投資。
2002年設立から幾多の紆余曲折を経て、自社畑・ワイナリーの取得、最高のスタッフが集まり、唯一無二の将来を見据える。
 
								左から、スコット、エデン、ブノワ
スコット・ベッカー/ Scott Becker、オーナー社長、マネージング・ディレクター
レアムは2002年ホワン・メルカードにより設立。
								ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。
2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。
								レアムの価値観、コンセプト、マーケティングを揺るぎないものに確立していく。
2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。
								今までクラッシュパッドでのワイン造りから自社ワイナリー、自社畑を得て、新しい体制を模索。
畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。
								フェアラ・ヴィンヤードの共同所有、残されたハートウェルの畑&邸宅の取得、ホウイ・ヴィンヤード&ワイナリーの買収など、まだまだ新しい投資、発展は続き、3つとなった自社畑の改植やワイナリー整備なども続く。
スコットの将来を見据えた指導力によりレアムの前進は続いていく。
ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette、チーフ・ワインメーカー
2011年就任。ボルドー生まれのフランス人。
ボルドー大卒(醸造と化学で修士号)、シャトー・ラ・ルーヴィエール、シャトー・クーアン・リュルトンでミッシェル・ロランと働き、カリフォルニアには彼から派遣されたのがきっかけで移住。
									アメリカではアンディ・エリクソンのもと、アリエッタ、ファヴィア、ハートウェル、オーヴィッド、スクリーミング・イーグル等で修業を積む。
「自由なカリフォルニアのワイン造りに惚れ込んだ。」と目を輝かせながら淡々と語る。
レアム2013VTGでパーカー100点を3つ獲得、無名だったワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げた手腕が高く評価され、コンサルティングも増え、今後とも彼の動向には目が離せない。
情熱溢れる人柄が今後を牽引していく。
エデン・フォーリー/ Eden Foley、エステート・ディレクター
2012年入社直後顧客との難関なやり取りを見事に解決し、その後対外的な交渉、大イベントアレンジ、ワイナリー移転の細々とした折衝、2017年山火事での停電、ワイナリーへの通行止めなどでワイン造りの滞りを知恵を絞って乗り越えるなど、レアムのすべてをバックグラウンドから支える。
2015年に取得した元ハートウェルの畑とワイナリー。
▼ 動画・画像などはこちらから
 
                 
           
       
                           
                          
スタッグス・リープのレアム・エステートとクームスヴィルのフェアラ・ヴィンヤード(共同オーナー)から8月後半まだ完熟する前の酸が乗った黒葡萄を収穫。白ワイン造りのロゼ。低温発酵・熟成。2021年初夏に通常ボトルで少量リリース後(ラ・フェ・ロゼ)、2022年春にこの美しいボトルで再リリース(タンク熟成が半年長い)。プレシャス・ツインの名前は、このリリースタイミングが違う二つの兄弟ワインと、ラベルに描かれているマヤ文明の蛇の神が対あるいは双子として崇められることから命名。淡いサーモン・ピンク。生き生きとした柑橘系の香り、ラズベリー、花の香などが溢れるように立ち上がる。普通のシンプルなロゼより、ややしっかりとしたボディがあり、秀逸な酸が存在する辛口。