生産者: レアム セラーズ
希望小売価格 24,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2024年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 白ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ソーヴィニヨン・ブラン 100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | クームスヴィル/ Coombsville |
畑 | ファレラ・ヴィンヤード/ Farella Vineyards |
備考 | 特別ワイン 限定数入荷在庫僅少 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette |
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醸造 | |
熟成 | 600Lフレンチオーク樽(ドゥミ・ミュイ)、卵型コンクリートタンク、テラコッタ製アンフォラで熟成 |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.1% |
品番 | 1REAA20124 |
JAN | |
入数 | 6 |
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コメント
赤ワイン愛好家のための白ワイン
2007年、レアムの白ワインとしてソーヴィニヨン・ブランを造ろうと考えた。
ナパ・ヴァレーでソーヴィニヨン・ブラン造りの経験が豊富なアンディ・エリクソンに「どの畑がいいだろう?」と相談したところ、
「ナパ・ヴァレーでは、素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンが出来る畑で、プレミアム・ソーヴィニヨン・ブランを造ることが可能だよ!」というアドバイスをもらった。
悩むことはなかった。
今までカベルネ・ソーヴィニヨンを調達してきたクームスヴィルにあるファレラ・ヴィンヤードの一角に素晴らしいソーヴィニヨン・ブランが植えられていることに気づいた。そしてオーナーのトム・ファレラに
3年間頼み込み、やっと葡萄を入手することができた。
自家消費で終わってしまほどの少量のソーヴィニヨン・ブランを「Ibid」という名前で造っていたが、名前をベートーベンが作曲した唯一のオペラに因み「フィデリオ」と命名し、少量のみリリース。
初ヴィンテージは2015年。現在ファレラ・ヴィンヤードは、レアムが長期リース契約を保有し、全ての栽培管理がレアム・チームの手配で行われている。
口に含むとインパクトの強い果実味が広がり、濃厚で、しっかりとした骨格、力強い味わい、ボルドー・オーブリオン・スタイル。レアム流の究極の白ワインを表現。
熟成には、600Lフレンチオーク樽(ドゥミ・ミュイ)、卵型コンクリートタンク、テラコッタ製アンフォラといった3種を使用することで、ワインに複雑さと奥行きを与える。 畑では仕立て方法の工夫、灌漑方法の調整を入念に行う。2021年には白ワイン専用の新しい圧搾機を導入し、圧搾中の酸素接触をより精密にコントロールできるようになった。 2022ヴィンテージからは、ラベルデザインも一新されている。
テイスティング・コメント
フレッシュな果実から熟したトロピカルフルーツまで、さまざまな果実の風味が幾重にも重なり合い、豊かな味わいが広がる。口当たりはなめらかで、明るくはつらつとした酸が全体に爽やかさをもたらす。ほのかにスパイスを思わせるニュアンスがアクセントとなり、ふくよかな果実味と調和する。印象深い長い余韻が続く。
レアムからのコメント
2024年のフィデリオは、今年も鮮やかで生き生きとした仕上がりである。ファレラ・ヴィンヤードのテロワールの卓越性と、白ワイン醸造における精緻な技術が表現されている。近年、ナパ・ヴァレー産のソーヴィニヨン・ブランは、カベルネ・ソーヴィニヨンに匹敵するほどの魅力を持つようになってきた。多くの栽培家たちが白ワインに一層の努力と注力を注いできた成果である。
我々は「本当の最高は、これから訪れる」とよく言うが、それはフィデリオ、そしてナパ・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブランにこそ当てはまる。
ラベルについて
2022年ヴィンテージより、ラベルデザインが一新された。
シルヴィア・ジ/ Sylvia Ji によって描かれた2作目のフィデリオ・ラベルである。
「レオノーレ/ Leonore」と題されたこの作品は、温かみのある柑橘やトロピカルフルーツを想起させる赤やオレンジのトーンで彩られている。
初代ラベルに上描きするかたちで描かれており、花や蝶といった旧作の要素も意図的に残されている。特に蝶は“変容”の象徴であり、レアムのワインづくりにおける進化とも重なるモチーフとなっている。
制作中、ナポレオンのバイコーン(二角帽)がサザビーズのオークションに出品されるという出来事があり、それをきっかけとしラベルの中に自然なかたちで取り入れられた。
国際的に活躍するアーティストである彼女は、女性性や美、人生、死といったテーマを織り交ぜた作風で知られ、レアムのチームは彼女とのコラボレーションを毎回楽しみにしている。

ナパ各地を切り取るがごとくワインに紡ぎ出す。将来を見据えたヴィジョンと惜しみない投資。今最高のスタッフが集まる。

Napa Valley
Realm Cellars レアムセラーズ


創業者ホワン・メルカードが2002年設立。ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。ファレラ・ヴィンヤードの共同所有などまだまだ新しい投資、発展は続き、次世代を考えた自社畑の改植なども進める。無名のワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げたブノワ・トゥケの手腕の評価が高い。
個性溢れるナパ各地を切り取るがごとくワインを紡ぎ出す。
将来を見据えたヴィジョンと惜しみないインヴェストメント/投資。
2002年設立から幾多の紆余曲折を経て、自社畑・ワイナリーの取得、最高のスタッフが集まり、唯一無二の将来を見据える。

左から、スコット、エデン、ブノワ
スコット・ベッカー/ Scott Becker、オーナー社長、マネージング・ディレクター
レアムは2002年ホワン・メルカードにより設立。
ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。
2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。
レアムの価値観、コンセプト、マーケティングを揺るぎないものに確立していく。
2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。
今までクラッシュパッドでのワイン造りから自社ワイナリー、自社畑を得て、新しい体制を模索。
畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。
ファレラ・ヴィンヤードの共同所有、残されたハートウェルの畑&邸宅の取得、ホウイ・ヴィンヤード&ワイナリーの買収など、まだまだ新しい投資、発展は続き、3つとなった自社畑の改植やワイナリー整備なども続く。
スコットの将来を見据えた指導力によりレアムの前進は続いていく。
ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette、チーフ・ワインメーカー
2011年就任。ボルドー生まれのフランス人。
ボルドー大卒(醸造と化学で修士号)、シャトー・ラ・ルーヴィエール、シャトー・クーアン・リュルトンでミッシェル・ロランと働き、カリフォルニアには彼から派遣されたのがきっかけで移住。
アメリカではアンディ・エリクソンのもと、アリエッタ、ファヴィア、ハートウェル、オーヴィッド、スクリーミング・イーグル等で修業を積む。
「自由なカリフォルニアのワイン造りに惚れ込んだ。」と目を輝かせながら淡々と語る。
レアム2013VTGでパーカー100点を3つ獲得、無名だったワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げた手腕が高く評価され、コンサルティングも増え、今後とも彼の動向には目が離せない。
情熱溢れる人柄が今後を牽引していく。
エデン・フォーリー/ Eden Foley、エステート・ディレクター
2012年入社直後顧客との難関なやり取りを見事に解決し、その後対外的な交渉、大イベントアレンジ、ワイナリー移転の細々とした折衝、2017年山火事での停電、ワイナリーへの通行止めなどでワイン造りの滞りを知恵を絞って乗り越えるなど、レアムのすべてをバックグラウンドから支える。
2015年に取得した元ハートウェルの畑とワイナリー。
▼ 動画・画像などはこちらから
レアム唯一の白ワイン。クームスヴィルにあるファエラ・ヴィンヤードの貴重なソーヴィニヨン・ブランを使用。名前はベートーベンの唯一のオペラに因み「フィデリオ」と命名。2022年から新ラベルとなり、前ラベルと同じアーティストによって描かれた。口に含むとインパクトの強い果実味が広がり、様々な要素が複雑に絡み合い、濃厚で力強さがレアム流の白ワインの表現。