【限定商品】ハートウェルXX カベルネ・ソーヴィニヨン
エステート スタッグス・リープ・ディストリクト 2022
Cabernet Sauvignon Heartwell XX Estate Stags Leap Napa Valley
生産者: レアム セラーズ
希望小売価格 150,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2022年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | スタッグス・リープ・ディストリクト/ Stags Leap District |
畑 | ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード/ Moonracer Estate Vineyard |
備考 | 98P The Wine Independent. September 2024 by Lisa Perrotti-Brown |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette |
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醸造 | 様々なサイズのステンレスタンクにて発酵 |
熟成 | 仏産樽熟成(新樽約80%) |
土壌 | 細かく粉砕された砂岩 |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.6% |
品番 | 1REAM82122 |
JAN | 無し |
入数 | 6 |
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コメント
ナパ・ヴァレーを360度見渡せるワッポ・ヒルの頂上・旧ハートウェルの邸宅に隣接する特別な区画が2020年から自社畑に。80年代植樹のグレース・ファミリーのクローンから造られる希少品
ハートウェル創業者ボブ・ハートウェルが、親交の深かったディック・グレースから譲り受けたボッシュ・クローンを1986年にスタッグス・リープ・ディストリクツにあるワッポ・ヒルの自社畑頂上に植樹。1990年からリリースされ、そのワインはグレース・ファミリーのワイナリーで造られていた。
ワッポ・ヒルのピークは二つあり一つはロバート・モンダヴィの邸宅(現在ジャン・シャルル・ボワセの邸宅)及び西側斜面にモンダヴィの畑。もう一つのピークにはハートウェルの邸宅及び北斜面にレアムの自社畑が広がる。
レアムのワインメーカー/ブノワ・トゥケは、レアムより前の2004年からハートウェルのワインを丹精込めて造り、オーナーの信頼も厚かったことから、2015年に北側斜面の畑をレアムが買収。頂上区画のみ2017年までハートウェルとしてブノワが造っていたが、2018年、2019年は買い葡萄としてレアム/ハートウェルXXがリリースされた。
2020年ハートウェルが所有していた邸宅及び頂上区画全てをレアム/ブノワに任せる形で買収が完了。ハートウェル時代からこの頂上区画は別格で、土壌は砕けた砂岩で平地のスポット、日照は360度から受け、一部のボッシュ・クローンの個性から非常に濃厚で凝縮していながらバランスが取れた球体の様なワインとなり、斜面下部の北向きの畑とは全く違う個性を持っていた。ハートウェルに敬意をこめて名前を残し今後もハートウェルXXとして頂上区画をシングル・ヴィンヤードとして造っていく。
今後は邸宅の解体、畑は植え替えが必要で、5ブロック2haまで増やすが、ブッシュ・クローンは移植し、0.2haのブロックとして今後も歴史と共に引き継がれていく。生産量200cs/年
ヴィンテージ・コメント(自社畑)
ナパ・ヴァレーの2022年ヴィンテージは、ワイン生産者にとって試練の年となった。冬の降雨により成長期は順調にスタートし、健康な葡萄の成長と早めの収穫開始が予想されていたが、9月初旬に記録的な熱波が到来し、気温が約43°Cを超える日が5日間続いた。この影響でブドウの成熟が停止し、各ワイナリーにおける適切な対応が求められた。
レアム・セラーズでは、熱波が来ることを天気予報で予測し、それに先立ち灌漑を行い、ブドウの樹が水分を十分に吸収できる状態を整えた。また、葡萄の房が実る部分(フルーツゾーン)に、ミストを撒き、また日除け布をかけて温度を下げ、日焼けや乾燥を最小限に抑えた。その対策を行った上で、十分に成熟した葡萄を収穫し、厳しく選果、約30%を廃棄し、品質を徹底的に追求した。
結果的に3つの異なる特徴を持つワインのキュヴェが出来上がった。
1. 9月の熱波前に収穫された葡萄から造られたワインは生き生きとした新鮮な味わいを持つ
2. 熱波中やその直後の収穫分は、精密な選別を経てエレガントで洗練されたキュヴェとなった
3. 10月以降の涼しい天候になるまで待ち、収穫した葡萄は、長い成熟期間を経て、クラシックな風味を持つ
この年は「3つの異なる収穫」を経験した特別なヴィンテージであり、それぞれ異なる醸造手法を採用し、その後の樽熟成を経て、厳密なブレンディング・セッション後、仕上げられた。2022年のワインは力強さや濃密さよりも、エレガンスや精緻さを重視した仕上がりであり、各畑の特性が明確に表現されている。
レアムのチームは、この困難な年においても高い品質を維持することに成功し、その成果に誇りを持っている。
ラベルについて
シンボルは巨大な樫の木。地所の中央に位置しワイナリーと畑を見守っている。ワイナリーを守護する樫の木をモチーフとし、ハント・スローネム/Hunt Slonem(アメリカの画家、彫刻家、版画家で、蝶、ウサギ、熱帯の鳥を描いた新表現主義の絵画でよく知られる)が描いた蝶が樫の木の周りを舞う様をラベルにしている。レアムの今後の繁栄と自然との共生をテーマにしており、毎ヴィンテージ蝶の色が変わっていく。2022年は金色
ムーンレーサー・エステート・ヴィンヤード
2015年ハートウェルの畑とワイナリーがあった土地を取得。その後2020年ハートウェル・オーナーが最後まで所有していたワッポ・ヒル頂上にある邸宅及び畑全てを取得。
AVAスタッグス・リープ・ディストリクトのほぼ中央、シルバラード・トレイルの西側、向かい側はスッタグス・リープ・ワイン・セラーズ、北隣はパイン・リッジがある。ワッポ・ヒルのピークは二つあり一つはかってロバート・モンダヴィの邸宅(現在ジャン・シャルル・ボワセの邸宅)があり、その西 側斜面にモンダヴィが所有するワッポ・ヒル・ヴィンヤードの畑が広がる。
もう一つのピークにはかってハートウェルの邸宅と頂上部分に畑があり、北斜面からシルバラード・トレイルにつながる斜面に広がる畑が、レアムの自社畑部分となる。
スタッグス・リープ・ディスリクツはナパ・ヴァレーのヴァレー・フロアで唯一東西につながらないAVA。ワッポ・ヒルの円丘とスッタグス・リープ・パリセード(岩で形成された崖)が漏斗状に位置する為、南からの霧と冷たい風を誘い込み朝晩は涼しく酸をキープながら昼間は日照をしっかりと享受する。涼しく長い生育期間を確保できる為、葡萄の皮が厚くなり力強いタンニンを内包する。土壌は砂岩、頁岩を含む堆積土壌と火山性の硬い鉱物を含む。
レアムの畑は東南、東北を向いた様々な角度の斜面に広がる多数のブロックを形成。土壌は多様で火山性の岩がち土壌がメインであるが、レアム側ワッポ・ヒルはプリチャード・ヒル(ヴァカ・ヒル)のような赤土ではなく、硬い玄武岩や流紋岩のような硬い岩が多くみられる。2015年の買収後、長い時間をかけながらそのブロックに向いた仕立てや栽培管理を模索している。
ワッポ・ヒル頂上にある特別区画の土壌は、砕けた砂岩で平地のスポット、日照は360度から受ける。グレース・ファミリー由来のボッシュ・クローンの区画があり、その個性から非常に濃厚で凝縮していながらバランスが取れた球体の様なワインとなり、斜面下部の北向きの畑とは全く違う個性を持っている。ハートウェルに敬意をこめて名前を残し今後もハートウェルXXとして頂上区画をシングル・ヴィンヤードとして造っていく。
ナパ各地を切り取るがごとくワインに紡ぎ出す。将来を見据えたヴィジョンと惜しみない投資。今最高のスタッフが集まる。
Napa Valley
Realm Cellars レアムセラーズ
創業者ホワン・メルカードが2002年設立。ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。フェアラ・ヴィンヤードの共同所有などまだまだ新しい投資、発展は続き、次世代を考えた自社畑の改植なども進める。無名のワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げたブノワ・トゥケの手腕の評価が高い。
個性溢れるナパ各地を切り取るがごとくワインを紡ぎ出す。
将来を見据えたヴィジョンと惜しみないインヴェストメント/投資。
2002年設立から幾多の紆余曲折を経て、自社畑・ワイナリーの取得、最高のスタッフが集まり、唯一無二の将来を見据える。
左から、スコット、エデン、ブノワ
スコット・ベッカー/ Scott Becker、オーナー社長、マネージング・ディレクター
レアムは2002年ホワン・メルカードにより設立。
ナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること、それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することを信念とする。
2012年元ハーラン/ボンドの財務担当、交渉のプロでもあるスコット・ベッカーが参入。
レアムの価値観、コンセプト、マーケティングを揺るぎないものに確立していく。
2015年スタッグス・リープ・ディストリクトにある元ハートウェルの畑とワイナリーを取得。
今までクラッシュパッドでのワイン造りから自社ワイナリー、自社畑を得て、新しい体制を模索。
畑もワイナリーも大きな改修が必要であり、2017年の山火事、2019年にはホワンが引退し、スコットがオーナー社長となる。
フェアラ・ヴィンヤードの共同所有、残されたハートウェルの畑&邸宅の取得、ホウイ・ヴィンヤード&ワイナリーの買収など、まだまだ新しい投資、発展は続き、3つとなった自社畑の改植やワイナリー整備なども続く。
スコットの将来を見据えた指導力によりレアムの前進は続いていく。
ブノワ・トゥケ/ Benoit Touquette、チーフ・ワインメーカー
2011年就任。ボルドー生まれのフランス人。
ボルドー大卒(醸造と化学で修士号)、シャトー・ラ・ルーヴィエール、シャトー・クーアン・リュルトンでミッシェル・ロランと働き、カリフォルニアには彼から派遣されたのがきっかけで移住。
アメリカではアンディ・エリクソンのもと、アリエッタ、ファヴィア、ハートウェル、オーヴィッド、スクリーミング・イーグル等で修業を積む。
「自由なカリフォルニアのワイン造りに惚れ込んだ。」と目を輝かせながら淡々と語る。
レアム2013VTGでパーカー100点を3つ獲得、無名だったワイナリーを100ポイントゲッターに引き上げた手腕が高く評価され、コンサルティングも増え、今後とも彼の動向には目が離せない。
情熱溢れる人柄が今後を牽引していく。
エデン・フォーリー/ Eden Foley、エステート・ディレクター
2012年入社直後顧客との難関なやり取りを見事に解決し、その後対外的な交渉、大イベントアレンジ、ワイナリー移転の細々とした折衝、2017年山火事での停電、ワイナリーへの通行止めなどでワイン造りの滞りを知恵を絞って乗り越えるなど、レアムのすべてをバックグラウンドから支える。
2015年に取得した元ハートウェルの畑とワイナリー。
▼ 動画・画像などはこちらから
自社畑ムーンレーサー・エステートの特別区画。AVAスタッグス・リープ・ディストリクツの西南に位置するワッポ・ヒルの頂上部分にある畑は、前所有者のハートウェルが最後まで所有し、ブノワがハートウェルとして醸造していたが、2020年その頂上の畑もレアム所有となった。この畑にはボッシュ・クローンが植えられておりもとはグレース・ファミリーの畑から1986年にボブ・ハートウェルが挿し木。グレース・ファミリー/ボッシュ・クローンの現存する古樹の貴重な畑。レアムではこの区画のみ別ワインとしてボトリング「ハートウェルXX」と命名。2020年畑と2018年と2019年のワイン(ブノワ醸造)を買収し、ハートウェルXXとしてリリース。グレースとハートウェルの伝統を今後に繋いでいく希少なワイン