希望小売価格 75,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2022年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体 |
ブレンド品種 | カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | セント・ヘレナ |
畑 | ドクター・クレイン主体/ Dr. Crane vineyard |
備考 | 98P James Suckling.com dated October 7, 2024 限定商品 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ジェフ・エイムス/ Jeff Ames |
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醸造 | 3つの品種を混醸 |
熟成 | 仏産樽にて熟成、フィルター無し、人工的な清澄無してで瓶詰 |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 15.1% |
品番 | 1TR1M70122 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
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コメント
ヴィンテージ情報
ワインメーカーのジェフ・エイムスとトアー・ケンワードは、これまでに70回以上の収穫を経験しているが、2022年ヴィンテージは過去のどれとも比較できない特別な年だったと語る。
2022年を「気温の急激な変動、少量の収穫、そして短い収穫期間が重なり、まるで4つのヴィンテージが一度に訪れたような年であり、まさに栽培管理とワインメーカーの手腕がものを言う年だった」と表現するワインメーカーもいる。
適切な収穫時期を見極めた者は、極めて優れたワインを生み出すことができた。特に、ベクストファー・ト・カロンの8つの区画は、これまでで最も良い状態で収穫できた。
2022年は、ワインメーカーとワイン栽培家の技術と経験が決定的な役割を果たした年であったと言える。
テクニカル情報
TORの造るカベルネ・ソーヴィニヨンは全て小さなタンクで醸し期間を2~3週間とり、ロットごとに別々に発酵させているが、ピュア・マジックはトアーとジェフが相談の上、収穫時に3つの品種をどこの畑の、どこの区画を使うかを決め、混醸(一緒にタンクに入れて発酵させる)。仏産樽(いろいろな樽メーカーの組み合わせ)で約2年間熟成。人工的な清澄・濾過せずに瓶詰。
テイスティング・コメント
ワインメーカーのジェフ・エイムスはこう語る。「2022年のピュア・マジックは、異なる区画からの3つの品種を一緒に発酵させることで生まれる魅力と、混醸させることによって加わる繊細さや複雑さを見事に表現している。このワインは、ブラックチェリーやスミレ、ホワイトペッパーの香りが美しく調和して広がる。
今年のピュア・マジックは、口の中全体を包み込むように甘く滑らかなタンニンが特徴で、飲み始めから最後まで一貫して豊かな味わいを感じることができる。
ダークチョコレートとエスプレッソの濃厚な風味が、まるで孔雀が華やかな尾を開くかのように広がり、長い余韻として楽しむことができる。
ドクター・クレイン 主体
セント・ヘレナ西斜面にあるベクストファー最小(10ha)、ナパ究極のグラベル(小石)土壌
1858年の古きにサンフランシスコ在住のドクター・ショージ・ベルデン・クレインが植樹したセント・ヘレナを代表する古い畑。町の西側斜面にある10ha程のこぶし大の石と砂利が混ざるナパ川が長い間に運んだ水はけの良い堆積土壌。現在も小川が畑のすぐ横を流れるまさにリバーベッド(川が運んだ堆積物で一段高くなった土地)。
現在はアンディ・ベクストファーが所有し、様々なクローンのカベルネ・ソーヴィニヨンに改植されている。限られた著名ワイナリーのみが葡萄を得られ、多くのワイナリーが熱望する畑。この畑では小粒な果実が育ち、低収量で凝縮感に富み力強いカベルネ・ソーヴィニヨンが造られると評価が高い。
ベリンジャーでの経験を経て、ナパ・ヴァレー最高級の葡萄を調達できる強力なコネクションと信頼でワインを造る「ナパの重鎮」
Napa Valley
Tor Wines トアー・ワインズ
トアー・ケンワード氏は27年間ベリンジャー・ヴィンヤーズでワイン作りやマーケティングに携わり、同社のリザーヴと単一畑のカベルネの名声を確立させることに貢献し、2001年に引退後、妻と単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネの小さなワイン会社トアー・ケンワード・ファミリー・ワインズを創立しました。ベリンジャー時代に培ったナパ・ヴァレーの有数の畑とのコネクションがなければ、ナパ有数の畑から葡萄を調達することは至難の業。
オーナー、トアー・ケンワード/ Tor Kenward
トアー・ケンワードは27年間ベリンジャー・ヴィンヤーズでワイン作りやマーケティングに携わり、同社のリザーヴと単一畑のカベルネの名声を確立させることに貢献。
2001年引退後、妻と単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを造るトアー・ケンワード・ファミリー・ワインズを創立した。
その理念は非常にシンプルで「自らが信頼し尊敬する栽培家の最高の畑・最高の区画の葡萄でワインを造ること」トアーのワインは全て手作業で造られ、生産量も限られている。
トアー・ケンワードは「ベリンジャー時代にはカリフォルニア・ワイン造りの先人たちから多くを学び、ヨーロッパ各地の素晴らしい土地、人の情熱、ワイン造りを体験することができた。
Vineyards
素晴らしい畑の個性を輝かせ、最高のワインとして1本のボトルに表現する為に、葡萄は畑でもワイナリーでも手作業で選果し、天然酵母のみで醗酵させ、仏産225リットルの樽で熟成、人工的な清澄をせず、フィルターをかけず、瓶詰している。
ラベルが非常にシンプルなように、自分のワインも素晴らしい葡萄と経験だけによって造られるシンプルなものを目指している。」と語っている。
葡萄の調達先の一つ、メランソン・ヴィンヤード
Winemaker, ジェフ・エイムス/ Jeff Ames
ワイン・メーカーは2003年からドイツ生まれのジェフ・エイムスが勤めている。
ジェフはヨーロッパでの長いワイン業界での経験、デカンターのライター、ブルゴーニュ、オレゴンでの修行の後、カリフォルニアに渡り、トーマス・リヴァース・ブラウンに師事し、シュレイダー、アウトポストなどでアシスタント・ワインメーカーを務めた。
現在はトアーのヘッド・ワインメーカーとしてその繊細で、卓越したワインに対する気遣いとテイスティング能力を十分に発揮している。
「信頼し、尊敬する栽培家の最高の畑・最高の区画からのブドウでワインを造ること」との理念のもとベリンジャー時代に培った、栽培農家との太いパイプで数々の銘醸畑と契約をしている。
ピュア・マジックは単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンに、ヴィンテージによってブレンドが変わるが基本的にカベルネ・フランとプティ・ヴェルドを混醸したもの。後からブレンドするのではなく、何十年もの経験によって磨かれたワインメーカーの直感に基づいての発酵の初めから混醸する。ある種の賭けでもある。失敗してもやり直しはできない。最高のヴィンテージには精霊が宿り、私たちの願いをかなえ、ピュア・マジックと呼ぶにふさわしいワインを造り出してくれる。