生産者: センシーズ・ワインズ
希望小売価格 19,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 白ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | シャルドネ 100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ノーザン・ソノマ/ Northern Sonoma |
ネステッドAVA、他 | ラシアン・リヴァー・ヴァレー/ Russian River Valley |
畑 | エル・ディアブロ・ヴィンヤード/ El Diablo Vineyard |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | トーマス・リヴァース・ ブラウン/ Thomas Rivers Brown |
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醸造 | |
熟成 | 仏産樽(新樽30%)にて14か月発酵・熟成 |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.5% |
品番 | 1SENC34121 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
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コメント
ヴィンテージ情報
2021年は、雨が少なかったが海岸に近い涼しい地区での利点を生かした葡萄栽培が出来た。 カリフォルニアのいくつかの地域では異常に暖かかったのに対し、 沿岸部は穏やかで安定していた為、畑の個性をそのままにワイン造りに反映させることができた。 慎重に収量を調整し、熱波を心配することなく望み通りの生育期間を確保し、沿岸部の特徴である酸の質を保ちながら、完熟を促すことができた。 もちろん、雨の少なさは葡萄の樹にとって水不足ではあるが、沿岸部は厳しい暑さの日が少なかったため、過度なストレスを受けることはなかった。 全体として、シャルドネもピノ・ノワールも当たり年となり、輝きがあり、凝縮感があり、熟成を十分に期待できるヴィンテージとなった。
97P:ジェブ・ダナックのテイスティング・コメント
日照をより享受し、冷たい霧の影響も受ける畑から、厚みのあるクラシックな魅力に溢れている。香りには火打石やライムの皮の鮮烈な印象に加え、黄桃、香ばしいブリオッシュなどの重量感のある香りが存在する。
ミディアム~フルボディ、クリーミーで、オイリー、粘性のある口当たりを持ち、ヘーゼルナッツ、トースト、メロンの風味に塩味を感じるミネラル感が良くバランスしている。今後5~7年かけて熟成し、10年以上かけて美味しく飲めるだろう。
97P JEBDUNNUCK.com, July 2021, by Audrey Frick
エル・ディアブロ・ヴィンヤード
エル・ディアブロはラシアン・リヴァー・ヴァレーが蛇行する一番東・起伏のある丘、イーストサイド・ロードの一番端(北)に位置する。
この畑は、故ユリシス・ヴァルデスが2008年に植樹。ユリシスはソノマ・コーストの畑を知り尽くし、多くの自社畑は著名生産者から引く手あまた。センシーズでは、
ユリシス本人から付き合い始めの頃「一生懸命働けば、果実はいつもより美味しくなる」と言われたことを今も実践。

ラシアン・リヴァー・ヴァレーAVAの北、やや暖かく、朝日を享受する東向き斜面、河から毎朝冷たい霧が湧き上がる特別な環境。
土壌は岩を含む砂の堆積土壌に硬い粘土質も含む。現在はソノマ各地に500haの畑を管理するベヴェル・ヴィンヤード・マネージメントがサスティナブル農法で大切に栽培管理を行っている。
センシーズでは、それぞれの畑の自然で明確な個性の表現を目指し、葡萄畑こそが最大の資産であると考える。ワイン造りにおいて最重要点は、葡萄の樹1本1本を丹念に育て、ヴィンテージの特徴を捉え、ワインに複雑さとフィネスを探求することである。
幼馴染3人が結束。両親から受け継ぐ至宝の畑をトーマス・リヴァース・ブラウンの手腕が昇華させソノマ・コーストの個性を切り取る

Sonoma Coast
Senses wines センシーズ・ワインズ


センシーズは、幼稚園からの幼なじみであるクリストファー、マックス、マイルスの夢のプロジェクト。 彼らは2011年にスーパー・ワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンと提携し、家族が所有するソノマ・コーストの有名な葡萄畑から世界クラスの ワインを生み出すことを目指して創業した。その後、カリフォルニア北部の著名畑の数々から葡萄を調達し、ラインナップを増やしていった。
3人の創業者
Christopher Strieter/ クリストファー・ストライター
ワインと人々への愛を結びつけるビジネスを立ち上げるという夢を叶え、センシーズの創業・事業展開の戦略に注力し、 アメリカ国内の業務卸、各州への販売、直販を含む日常業務を監督し、輸出に関するコミュニケーション、全チームを指導、統括する。
2011年創業前は、ウイリアム・セリエムでビジネス・マネージャーを務めていた。 キャリアの初期には、ジャクソン・ファミリー・ワインズでオーナー・ジェス・ジャクソンから指導を受け、 ビジネス・プランニングと企業戦略に携わり、その後レッド・カーで収穫・醸造を経験、ヴィノフィルメント社(ワインの保管・運送会社)ではオペレーション・マネージャーとして膨大な在庫を管理、 ベイエリアで高い評価を得るレストランの立ち上げに関与するなど、様々なワインに関わる事業経験を積んだエキスパート。 センシーズ創業後は、新AVAウエスト・ソノマ・コースト・ヴィントナーズの役員を務め、リビルド・ワイン・カントリーで非営利活動を指揮し、その他・様々な活動を継続している。 宇宙開発、再生可能エネルギー、人工知能に関心があり、ワイン以外への活動も止まらない。
ワイン・エンソージアスト誌の2018年、ディアブロ・マガジンの2017年 「注目の40歳以下の40人」、ワイン・フォリー誌の 「Coolest Wine People to Follow」の1人に選ばれている。 クレアモント・マッケナ・カレッジでファイナンスの修士号を取得し、ハーヴェイ・マッド・カレッジで数理経済学と物理学の理学士号を取得。 多彩な才能とコミュニケーション能力と指導力を発揮し、センシーズをいつも次の次元へ導き、活性化させている。

Max Thieriot/ マックス・ティエリオ
主にセンシーズのブランディング、マーケティング、コミュニケーションの責任者。 パートナーのクリストファーとマイルスとともに、南カリフォルニアでのレストラン市場の拡大を含め、新たな畑の獲得、運営管理、事業開発のさまざまな側面に取り組んでいる。 マックスはアメリカ全土で開催される厳選された業界および消費者向けワインイベントへの参加、その戦略にも取り組んでいる。
マックスはオキシデンタル地区の著名畑で多くのトップワイナリーがシャルドネとピノ・ノワールを求める「B.A.ティエリオ・ヴィンヤード」のオーナーが両親。 生まれた時からこの畑で遊び回り育った。ワイン・ビジネスはマ ックスにとって生活の一部であり、母方が何世代にもわたって農家を営んでいるため、子供の頃から、畑での作業に親しみ、 選定や適房に興味を持ち、父親と一緒にトラクターに乗って樹の畝間を走り回っていた。
センシーズでの仕事に加え、マックスは現役の熟練した俳優である。 俳優としてのキャリアは高校時代から始まり、A&Eの『ベイツ・モーテル』に5シーズン出演した他、映画ではジェニファー・ローレンスと共演したウェス・クレイヴン監督の『マイ・ソウル・トゥ・ テイク』や 『ハウス・アット・ザ・エンド・オブ・ザ・ストリート』で主役級の役を演じた。 現在の出演作はCBSで放映されている「シール・チーム」に継続して出演している有名俳優であり、全米での知名度も高く、ワイン販売拡販の一翼を担う。 新自社畑ボデガ・ティエリオのオーナーでもある。

Myles Lawrence-Briggs/ マイルス・ローレンス=ブリッグス
葡萄畑からワイン・ボトルに至るまで、ワイン生産と葡萄畑、葡萄調達に関するあらゆることを管理している。 定期的に農家と一緒に様々な畑を歩き、糖度を測り、収穫作業を調整し、ワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンとセラーで手を取り合って働いている。 センシーズの共同創業者として、各畑のオーナーや畑で働く全ての人が、センシーズの理念である「その土地の個性がしっかりと味わいに反映されるワインを造りたい」という思いを共 有できるように、センシーズと栽培サイドを繋ぐ責任を担う。
オキシデンタルの葡萄畑のオーナーの両親の元で育立ち、幼い頃から毎年家族の収穫を手伝っていたので、 親友のマックスとクリストファーと組んで、自分たちのワイン・プロジェクトを立ち上げたのは自然な成り行きだった。 更に知識を深める為に、レッド・カー・ワイナリーとタンバー・ベイ・ヴィンヤードでインターンとして働き、 トーマス・リヴァース・ブラウンのアシスタント・ワインメーカーであるアンディ・ジョーンズと密接に働く機会を得た。
センシーズの栽培・醸造面でのリーダー的役割に加え、文才に優れたマイルスはサンタ・ローザ・ジュニア・カレッジで学んだ後、 コロラド大学ボルダー校で英文学の学士号を取得。また、オーストラリアのシドニー大学でも英語文学を学んだ。 現在も、ライフスタイル誌「Vhcle Magazine」に書評、エッセイ、文芸評論など、本や文学に関する記事を執筆している。

ワインメーカー Thomas Rivers Brown/ トーマス・リヴァース・ブラウン
「Napa’s Top Gun “The Midas Touch” /触ったものを黄金に変えるナパのトップ・ガン」とワイン・スペクテーター誌(Nov.2018)で称され、今最も脚光を浴びるワインメーカー。 数年前に比べると倍増した約45社のワインメーカー&コンサルタントを務める。 代表はシュレーダー、アウトポスト、プリド~ウォーカー、シブミ・ロール、キャッターウオウル、ザ・グレード(以上弊社取扱い)、マイ・バッハ、 カーサ・ピエナ、フェラ ーリ・カラーノ、ブラック・シアーズ、ジョーンズ・ファミリー、 キアレロ、ハリス、ホーベル、クラーク・クラウドン、ウォレス、ラウンド・ポンド、キンセラ、メンディング・ウォール、ポスト・パレードなどなど。
主にカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインでパーカー、ワイン・スペクテーターの高得点を叩きだすスター・ワインメーカーである。 一方、妻ジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュと自分の名前を冠して造る自身の ブランド「リヴァース – マリー」では、ソノマ・コーストのオキシデンタル地区を中心にピノ・ノワール、シャルドネを造る。 数少ないシャルドネ&ピノ・ノワールのワインメーカーをセンシーズで務める。 トーマスが愛する ピノ・ノワールの自社畑「スーマ」はオキシデンタル地区にあり、 センシーズの自社畑「B.A.ティエリオ」は道を挟んで隣同士。 トーマスもB.A.ティエリオからシャルドネを造り、センシーズの新しい自社畑「ボデガ・ティエリオ」ではピノ・ノワールの植樹から関り、 栽培・調達の契約を結ぶ程、密接な関係にあり、センシーズのワインメーカーになるのは必然的な流れであった。

ラシアン・リヴァー・ヴァレーが蛇行する一番東・起伏のある丘、朝日を享受する東向き斜面、やや暖かいが河から毎朝冷たい霧が湧き上がる特別な環境。故ユリシス・ヴァルデスが2008年に植樹。ユリシスはソノマ・コーストの畑を知り尽くし、多くの自社畑は著名生産者から引く手あまた。日照をより享受し、冷たい霧の影響も受ける。ミディアム~フルボディ、クリーミーで、オイリー、粘性のある口当たり、ヘーゼルナッツ、トースト、メロンの風味に塩味を感じる。