生産者: ラッド エステート
希望小売価格 48,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2019年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン94% |
ブレンド品種 | カベルネ・フラン6% |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | オークヴィル/ Oakville |
畑 | オークヴィル・エステート/ Oakville Estate |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ナタリー・バス/ Natalie Bath |
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醸造 | ステンレス・タンク、コンクリート・タンク、小樽、コンクリート・エッグなど数種類の発酵槽で発酵 |
熟成 | 仏産樽にて22か月熟成(新樽率58%) |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.9% |
品番 | 1RUDM52119 |
JAN | 無し |
入数 | 6 |
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コメント
ヴィンテージ情報
素晴らしかった2018VTGに続き、2019年も素晴らしいい年となった。冬にはたっぷりと雨が降り、穏やかな春から夏、数度の熱波が来たものの、夏の終盤は涼しくなり、葡萄はゆっくりと成熟し、長い生育期間を持つことができた。9月25日から収穫が始まり、10月の後半まで区画毎の個性に従った収穫タイミングを待ち、素晴らしい色合いと力強さ、豊かなタンニンが得られた。
テクニカル情報
醸造:土壌と品種の違いにより発酵槽を分け、ステンレス・タンク、コンクリート・タンク、小樽醗酵、コンクリート・エッグを使う。
仏産樽にて22か月熟成(新樽率58%)
テイスティング・コメント
黒みを帯びた深紫の色合い、魅惑的なブラック・ベリー・パイのニュアンスが最初に香り立つ。
フレッシュなブルー・ベリー、ブラック・チェリー、リコリス、野生ハーブ(ガリグー)など。
大きな特徴は口に含んだ時のなめらかさ、やわらかさ、旨みのあるタンニン、生き生きとした果実がたっぷりで、芯にしっかりと個性が凝縮して詰まっている。
それはラッドの自社畑の大きな要素=火山性堆積土壌の特徴=鉄分を多く含む赤土のニュアンスであり、そこに酸の綺麗さが重なる。
土、鉄分、オークヴィルの個性を十分に感じさせるラッドのフラッグシップワイン。
オークヴィルの銘醸地に自社畑を持つ老舗ワイナリーは、後継者を得て伝統の継承と革新を続け新たなる高みを目指す
Oakville, Napa Valley
Rudd Estate ラッド・エステート
創業者・故レスリー・ラッド氏が1996年にオークヴィル東側、シルヴァラード・トレイルとオークヴィル・クロスロードとが交差するナパ・ヴァレーでも特級ワイナリーが結集する地区に自社畑を購入。素晴らしいテロワールと有名ワインメーカーのバトンリレーにより高い評価を受けてきた。ワインはオーガニック栽培の自社畑のみから造られ、赤ワインは銘醸地オークヴィル東側から、白ワインはオークヴィルの西側山麗マウント・ヴィーダーから造られる。2015年にレスリーの娘サマンサが継承し、新たな息吹を新しいチームと共に吹き込んでいる。クロスローズは自社畑のみで造るセカンド・セレクション
ナパ・ヴァレーの銘醸地「オークヴィル」の東西両サイドに至高の自社畑を持つ
設立から20年、創業者から次世代に引き継がれていく
創業者・故レスリー・ラッド/ Leslie Ruddは数々の飲食産業で成功を収め、1996年にオークヴィルの国道29号線より東、オークヴィル・クロスロードとシルヴァラード・トレイルが交差する地点周辺の土地を購入し、ボルドーのシャトー・オー・ブリオンを目標に、フランスとアメリカ双方の有識者のアドバイスの元(Chateau haut-BrionのJean Bernard Delmas、Loireの故Didier Dagueneau、PetrusのOlivier Berrouet、Ramey VineyardsのDavid Rameyなど)、テロワールの究極の表現を反映したワインを生み出すには、農業とワイン造りについての独特のアイデアを持ち、職人技、芸術性、卓越性を生かし、多世代にわたる遺産の継承が必要であるというヴィジョンを持ち続け、ラッド・エステートを磨き上げてきました。
ワイナリーだけでなく、2014年までディーン&デルーカのオーナーであり、また素晴らしいナパ・ヴァレー・ワインのライブラリーコレクションを持つPRESSレストランのオーナーとして、ナパ・ヴァレーの発展にも大きく貢献してきました。
妻のスーザンはラッドの素晴らしい庭園、果樹園の管理に心血を注ぎ、彼女の笑顔と暖かい人柄はラッド・エステートに充満しています。
レスリー&スーザン・ラッド夫妻
サマンサ・ラッド/ Samantha Rudd
2015年娘のサマンサがボルドーのシャトー・マルゴー、ナパ・ヴァレーのスポッツ・ウッドでのインターン、パリでのビジネスの研修を終え、ワイナリーに帰ってきました。
サマンサは子供の頃からこのオークヴィル・エステートで育ち、自分の将来を見据え研修を積んできました。
父が情熱を注いできた至宝なるこの土地とワイン・ビジネスを家族で次世代に引き継いていくことになりました。
ナパ・ヴァレーではロバート・モンダヴィ世代からその子へ、その孫へと世代交代が進んでいます。
しかしながら、全てのワイナリーの創業者家族が引き継いで行くことは非常に難しく、精神的、経済的に問題なく家族に引き継がれていくことは稀です。
多くは大手資本に売却したり、一代で終わってしまうワイナリーも沢山あります。
ラッド・エステートの場合は父から娘へ非常にうまく引き継がれたと2019年1月の「ロブ・レポート」(アメリカのラグジュアリー・マガジン、ウェブサイト)に掲載されました。
サマンサは最高の布陣を整え、チームでこれからのラッド・エステートを将来に繋いでいきます。
これからの動向が注目されます。
サマンサ・ラッド
オーガニック栽培
外部から買う肥料や農薬は避け、ほとんどをオーガニックで自社製造し、除草剤、殺虫剤は使いません。
有益な昆虫を放ち、ルリツグミやフクロウの巣箱、猛禽類の止り木を葡萄畑に設置しています。
シャープシューターを餌とする一種のブルーバードが周りの森に棲んでいます。
数年前から少数の羊を夏の間マウント・ヴィーダー・エステートに放っています。
カバークロップや雑草を適度に食べ草刈りの手間が減り、トラクターが畑にはいらないので、その重量で土を固めることがありません。
また羊の堆肥で土壌に窒素を養います。
重要な事は土壌の健康です。
葡萄の根が微生物を介して健康的に土壌の個性を吸い上げるのが理想です。
オークヴィル・エステート
オークヴィルの国道29号線より東側のヴァレー・フロアから、シルヴァラード・トレイルを越えてプリチャ―ド・ヒルに続く丘陵は、ナパ・ヴァレーの「メッカ」とも言われ、超有名ワイナリーがひしめきます。
スクリーミング・イーグル、ボンドのひとつセント・エデン、ダラ・ヴァレ、ピーター・マイケルのオー・パラディ、レイミーのペドリカル、ターンブルのウェイツなどなど。ラッドはそのほぼ真ん中に赤ワイン品種が植わる自社畑とワイナリーを所有します。
畑の母岩は固い火山岩で、3つの違った土壌が特徴です。
■ ワイナリーを取り囲む23haは昔ヴァカ山の火山から流れてきた火山性土壌の赤土で保水力があり、鉄分、鉱物感、豊満な果実味、力強いタンニンが特徴となります。
■ ワイナリーの北側16haはなだらかな斜面で小石が混じる川の堆積土壌で水はけが良いため、バランスがとれた複雑味に富んだ葡萄となります。
■ オークヴィル・クロスロードの南にある3haの区画は粘土質と砂が混じった東向き斜面で個性的な凝縮感を生みます。
三つの違う土壌により、多様性のある葡萄が栽培され、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックを適した土壌に合わせて植樹しています。
マウント・ヴィーダー・エステート ナパ・ヴァレー
ナパ・ヴァレーの西側マヤカマス山脈の南側に位置するマウント・ヴィーダー標高490mに32haの土地を持ち、6.5haに葡萄を植樹、その周りにはオーガニックの野菜、ハーブ、オリーブを栽培しています。
植樹する品種についてはフランス・ロワールの故ディディエ・ダグノーからアドバイスを受け、リッジのポール・ドレイパーが植替えの際に指南役だったという豪華さ。
山の頂上近く、東南を向き、30度の斜度の急斜面。
冷たい風が吹き込む為、秀逸な酸をキープし、朝日を十分浴びてゆっくりと熟すため糖度は急上せず、フレッシュさと完熟を完成させるソーヴィニヨン・ブラン最適の畑です。
少量のボルドー品種も植わり限定レッド・ブレンドを造る。
▼ 動画・画像などはこちらから
ラッドのフラッグシップ 〜ラッド・エステートの個性が凝縮される〜
赤土の火山性土壌、白っぽい川の堆積土壌、粘土と砂の混じる土壌と3つの違った土壌から多様性のある品種の個性が生み出される。オーガニック栽培。数種の醗酵槽と使い、森林の香、鉛筆の芯、メントール、中華のスパイスなど魅惑的なアロマが立ち、ミドル?フルボディで驚くようなフレッシュさも持ち合わせる。細かくこなれたタンニンがスパイスの印象を持って長く残る。仏産樽熟成22か月(新樽58%)