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シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテンズ 2020

Chardonnay Santa Cruz Mountains

希望小売価格 8,000 円(税別)

ヴィンテージ 2020年
容量 750ml
タイプ 白ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 シャルドネ100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains
ネステッドAVA、他
マウント・パハロ/ Mt.Pajaro 100%
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー ジェフ・ブリンクマン/ Jeff Brinkman
醸造 全房圧搾。仏産樽にて天然酵母醗酵(新樽率20~25%、特注のダミー社製を使用)・熟成、マロラクティック醗酵100%
熟成 ボトリング前に6か月ステンレス・タンクにて追加熟成
土壌
サスティナブル認証
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 12.2%
品番 1RHYC42120
JAN 855735007271
入数 12
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コメント

樽醗酵・樽熟成約13か月、リースのシングル・ヴィンヤードのセレクションをした後AVAワインをブレンド。柑橘系果実、レモン、ライムがクラッシュしたような爽快感に凝縮感 に、心地よい酸と砕石のミネラル感が共存する。

テクニカル情報

醸造:梗が付いたまま優しく圧搾し(梗がクッションの役目を果たし絞りすぎることが無い)、ポンプを使わずリース用に特注されたダミー製(4年乾燥の樽材使用の特注樽)で樽醗酵・樽熟成。
天然酵母による1次醗酵は冷たいセラーの中で約1年かけて行われ、マロラクティック醗酵も100%終わらせる。
樽熟成は約13か月、リースのシングル・ヴィンヤードのセレクションをした後、AVAサンタ・クルーズ・マウンテンズをセレクト。
瓶詰前の6ヶ月間はステンレス・タンクに移し追熟成を行なう。

テイスティング・コメント

柑橘系果実、レモン、ライムがクラッシュしたような爽快感にミントや白胡椒、白い花、洋ナシ、アーモンドのニュアンスも加わり、味わいはカリフォルニアの明るい果実と、フランス・ブルゴーニュのムルソーのような厚みと凝縮感の中に心地よい酸と砕石のミネラル感が共存する。
シャルドネとして考えられる要素=果実の厚み、樽のニュアンス、秀逸な酸、土壌を感じさせる鉱物的なニュアンスが複雑に絡み合い、それぞれがオーバー過ぎず、洗練されたレベルでバランスを保ち、このアペラシオン・クラス(地区名クラス)のシャルドネに驚くべき気品を与えている。

畑情報

リース・ヴィンヤーズが造るAVA(ヴィラージュ=地区名)ワイン・各自社畑の個性を凝縮
2020年はマウント・パハロ100%。(他の畑は山火事の為断念)

RHYS VINEYARDS リース・ヴィンヤーズ

アメリカでも入手困難。少量生産のプレミアム・ピノ・ノワールの新星。注目が集まるサンタ・クルーズ・マウンテンズで自社畑にこだわる。

Santa Cruz Mountains

Rhys Vineyards リース・ヴィンヤーズ

メーリングリストのみで販売され、アメリカ国内でも少量しか現れず、高い評価とレア度が高いワイナリー。オーナーのケヴィン・ハーヴェイ氏が理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩は海洋性堆積・隆起土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑とリース・チームで栽培管理をする1つの契約畑を持つ。またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区にも自社畑を所有。

知る人ぞ知るカリフォルニア・世界基準(ブルゴーニュ・スタイル)・プレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールの新星
「見つけたら迷わず手に入れてほしい」 と アントニオ・ガローニ(ワイン評論家)に言わしめた

2001年に構想開始。

ベンチャー・キャピタルで成功を収めたオーナーのケヴィン・ハーヴェイはブルゴーニュ、イタリアワインのコレクター。

彼が自身で造るワインの理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩はサン・アンドレアス断層に由来する複雑な要素を持つ土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。

現在理想にほぼ近づきつつあり、買い葡萄は一部のみ、一部の畑のみ灌漑をしているがほぼドライ・ファーミング(葡萄の樹が自力で水を求め、長く根を伸ばし、土壌に含まれる様々な要素を水と共に取り込む。干ばつに対する耐性も出来る)となっている。

サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑を持つ。

またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区と、メンドシーノ群の最北アルダースプリングヴィンヤードの近隣にも新しい自社畑を開墾中。

サンタ・クルーズ・マウンテン地区の6つの自社畑からワインを造る。

オーナーのケヴィン、ワインメーカーのジェフ、ワイングローワー&CFOのハビエールの3名が中心となり、栽培、醸造の少数精鋭チームでトータル的に高品質のワイン造りを目指した。

このこだわりのワインはアメリカ国内ではほぼメーリング・リストで完売。

レストラン、ネット、小売りへの数は非常に少ない為、コレクターズ・ワインとなり、世界的評価も非常に高くなっている。

左からハビエール・タピア(ワイングローワー&CFO)、ジェフ・ブリンクマン(ワインメーカー)、ケヴィン・ハーヴェイ(オーナー)リース創業時の写真。Wine Spectator誌より(撮影:Melissa Barnes)

リースの畑、栽培について:

サンタ・クルーズ・マウンテンズとアンダーソン・ヴァレーにある自社畑から造られるワインは、ワイン醸造におけるテクニックよりも、葡萄そのものが土地の個性を表現する為に、栽培管理に力を入れており、その成果に自信を持っている。

ほとんどの畑がオーガニックかビオディナミ・アプローチの農法で栽培されている。
注意深く選ばれた個性の違う土壌を持つ畑から、その土壌の持つ「ミネラル」成分をワインに反映できるように、台木やクローンにもこだわり選抜している。

樹間は非常に狭く、樹にストレスを与え、ドライ・ファーミング(灌漑しない)により更に葡萄の根が地中深く伸び、土地の多様性を多く引き出せるようにしている。
リースの自社畑では栽培管理にも収穫にも非常に人手がかかり、その分管理費が高くなり、ワイン自体も高額になってしまうが、そこは何物にも代えがたいワインの表現を優先している。

ワイナリー情報

サンタ・クルーズ・マウンテンズ

まだ全貌は明らかになっていないが、新進気鋭の生産者がポテンシャルのある畑に新たに注目している。

最高評価を受けるリッジや、マウント・エデンがあるシリコン・ヴァレーを見下ろす側と、サン・アンドレアス断層によって分かれた対岸頂上付近(海洋性土壌が隆起、複雑に重なり合っている)や、太平洋に向かい少し降りた当たりの森林に囲まれた複雑な地形や土壌に注目が集まり、畑が開拓されている。

※リースはワイナリー訪問は受け付けてない