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シャルドネ マウント・パハロ・ヴィンヤード 2018

Chardonnay Mt. Pajaro Vineyard

希望小売価格 18,000 円(税別)

ヴィンテージ 2018年
容量 750ml
タイプ 白ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 シャルドネ100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains
ネステッドAVA、他
マウント・パハロ・ヴィンヤード/ Mt.Pajaro Vineyard
備考 94P Vinous Sep.2020 by Antonio Galloni、93P Jeb Dunnuck com Sep.2020

詳細データ MORE

ワインメーカー ジェフ・ブリンクマン/ Jeff Brinkman
醸造 全房圧搾。仏産樽にて天然酵母醗酵(新樽率20~25%、特注のダミー社製を使用)・熟成、マロラクティック醗酵100%
熟成 ボトリング前に4~6か月ステンレス・タンクにて追加熟成
土壌
サスティナブル認証
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 13.1%
品番 1RHYC50118
JAN 無し
入数 12
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コメント

シャンパーニュのピエール・ペテルスの審美眼に叶う、酸、土壌由来のミネラル感、緊張感のある引き締まった酒質の畑。仏産樽(特注のDamy社製、20-25%の新樽)にて約1年かけてゆっくりとアルコール発酵・熟成MLFを完全に終わらせる。ステンレスタンクに澱を入れて更に熟成 塩味や柑橘系フルーツ、スイカズラと白い花のニュアンスが満載、ミディアム・ボディながら、果実の豊かさ、ジューシーでバランスのとれた上品な口当たりが特徴。

ヴィンテージ情報

2018VTGは近年では驚くべき程素晴らしい年となった。
冬の雨は例年の60%程であったが、前年の2017年に十分な雨があり、土壌や葡萄樹は十分な水分を含み、快適な冬から春を過ごした。
一番暑かったのは7月だったがその時に葡萄は果皮を厚くし凝縮した果実を得る基礎を作った。
8月から収穫までは穏やかな気候で葡萄はゆっくりと完璧な成熟を遂げた。
結果として議凝縮感とフレッシュさを合わせ持った特別なヴィンテージとなった。

テクニカル情報

醸造:全房圧搾(優しいプレスでえぐみのない果汁を得る)、この時点で十分に酸素と触れさせる(プレモックス※を防ぐため、これ以降はほとんど空気に触れさせない)。
仏産(特注のダミー社製、20-25%の新樽)にて樽醗酵約1年かけてゆっくりとアルコール醗酵、マロラクテッィック醗酵を終わらせる。
ボトリング前に4-6ヶ月間ステンレスタンクに澱と共にいれて追加熟成を行なう(澱がほとんどワインに溶け込んでいく)、ノンフィルター、人工的な清澄なし。

※プレモックス:Premature Oxidation(プレマチュア・オキシデーション)の略。主に白ワインで起こる熟成前に酸化してしまう劣化のこと。

テイスティング・コメント

明るいゴールドの色合いだけでなく、塩味や柑橘系フルーツ、スイカズラと白い花のニュアンスが満載、ミディアム・ボディながら、果実の豊かさ、ジューシーでバランスのとれた上品な口当たりが特徴。
塩味と酸味が感じられ心地よい余韻を楽しめる美しい仕上がり。

畑情報

サンタ・クルーズ・マウンテンズの南端に位置する

マウント・パハロ・ヴィンヤード/ Mt.Pajaro Vineyard
リースの自社畑の中で一番新しい、冷たいモントレー湾を望む鋭角な酸が生きる畑


サンタ・クルーズ・マウンテンズにあるリースの自社畑の中で一番最近取得した6番目の畑。他の5つの畑はAVAの北の西向き斜面に点在するが、マウント・パハロはモントレー湾に近い涼しい南側、標高274m、海からの距離は11km、コラリトスの町近く7ha。
サン・アンドレアス断層が細かく分裂する複雑な土壌で、シャルドネ、ピノ・ノワールに適した粘土質の表土の下に海洋性隆起の岩石質。
入手時は放棄されたリンゴ園で、今までの経験を結集して開墾。
アルパイン・ヴィンヤードの厳選したクローンを超密植で植樹。
シャルドネはレモンクリーム、ハニーサックル、突き抜けるようなミネラル感を持つ。
リースのスパークリング、ブラン・ド・ブランのメイン畑。
シャンパーニュのピエール・ペテルスの審美眼に叶う、酸、土壌由来のミネラル感、緊張感のある引き締まった酒質のシャルドネとなる畑。

RHYS VINEYARDS リース・ヴィンヤーズ

アメリカでも入手困難。少量生産のプレミアム・ピノ・ノワールの新星。注目が集まるサンタ・クルーズ・マウンテンズで自社畑にこだわる。

Santa Cruz Mountains

Rhys Vineyards リース・ヴィンヤーズ

メーリングリストのみで販売され、アメリカ国内でも少量しか現れず、高い評価とレア度が高いワイナリー。オーナーのケヴィン・ハーヴェイ氏が理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩は海洋性堆積・隆起土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑とリース・チームで栽培管理をする1つの契約畑を持つ。またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区にも自社畑を所有。

知る人ぞ知るカリフォルニア・世界基準(ブルゴーニュ・スタイル)・プレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールの新星
「見つけたら迷わず手に入れてほしい」 と アントニオ・ガローニ(ワイン評論家)に言わしめた

2001年に構想開始。

ベンチャー・キャピタルで成功を収めたオーナーのケヴィン・ハーヴェイはブルゴーニュ、イタリアワインのコレクター。

彼が自身で造るワインの理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩はサン・アンドレアス断層に由来する複雑な要素を持つ土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。

現在理想にほぼ近づきつつあり、買い葡萄は一部のみ、一部の畑のみ灌漑をしているがほぼドライ・ファーミング(葡萄の樹が自力で水を求め、長く根を伸ばし、土壌に含まれる様々な要素を水と共に取り込む。干ばつに対する耐性も出来る)となっている。

サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑を持つ。

またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区と、メンドシーノ群の最北アルダースプリングヴィンヤードの近隣にも新しい自社畑を開墾中。

サンタ・クルーズ・マウンテン地区の6つの自社畑からワインを造る。

オーナーのケヴィン、ワインメーカーのジェフ、ワイングローワー&CFOのハビエールの3名が中心となり、栽培、醸造の少数精鋭チームでトータル的に高品質のワイン造りを目指した。

このこだわりのワインはアメリカ国内ではほぼメーリング・リストで完売。

レストラン、ネット、小売りへの数は非常に少ない為、コレクターズ・ワインとなり、世界的評価も非常に高くなっている。

左からハビエール・タピア(ワイングローワー&CFO)、ジェフ・ブリンクマン(ワインメーカー)、ケヴィン・ハーヴェイ(オーナー)リース創業時の写真。Wine Spectator誌より(撮影:Melissa Barnes)

リースの畑、栽培について:

サンタ・クルーズ・マウンテンズとアンダーソン・ヴァレーにある自社畑から造られるワインは、ワイン醸造におけるテクニックよりも、葡萄そのものが土地の個性を表現する為に、栽培管理に力を入れており、その成果に自信を持っている。

ほとんどの畑がオーガニックかビオディナミ・アプローチの農法で栽培されている。
注意深く選ばれた個性の違う土壌を持つ畑から、その土壌の持つ「ミネラル」成分をワインに反映できるように、台木やクローンにもこだわり選抜している。

樹間は非常に狭く、樹にストレスを与え、ドライ・ファーミング(灌漑しない)により更に葡萄の根が地中深く伸び、土地の多様性を多く引き出せるようにしている。
リースの自社畑では栽培管理にも収穫にも非常に人手がかかり、その分管理費が高くなり、ワイン自体も高額になってしまうが、そこは何物にも代えがたいワインの表現を優先している。

ワイナリー情報

サンタ・クルーズ・マウンテンズ

まだ全貌は明らかになっていないが、新進気鋭の生産者がポテンシャルのある畑に新たに注目している。

最高評価を受けるリッジや、マウント・エデンがあるシリコン・ヴァレーを見下ろす側と、サン・アンドレアス断層によって分かれた対岸頂上付近(海洋性土壌が隆起、複雑に重なり合っている)や、太平洋に向かい少し降りた当たりの森林に囲まれた複雑な地形や土壌に注目が集まり、畑が開拓されている。

※リースはワイナリー訪問は受け付けてない