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エクスペリメント W6.9 カリフォルニア ホワイト・ワイン 2019

Experiment W6.9 California White Wine

生産者: オーヴィッド

Ovid.

希望小売価格 16,000 円(税別)

ヴィンテージ 2019年
容量 750ml
タイプ 白ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ソーヴィニヨン・ブラン25.48%
ブレンド品種 グルナッシュ・ブラン13.067%、ルーサンヌ12.02%、ヴィオニエ11.82%、アルバリーニョ11.31%、ヴェルメンティーノ10.32%、マルサンヌ10.17%、ピクプール・ブラン5.82%
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA カリフォルニア/ California
ネステッドAVA、他
備考 限定数入荷在庫僅少

詳細データ MORE

ワインメーカー オースティン・ピーターソン/ Austin Peterson
醸造 ソーヴィニヨン・ブランは全房でダイレクト・プレス、様々なサイズの樽で醗酵
熟成
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 14.3%
品番 1OVIB24119
JAN 無し
入数 6
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コメント

ソノマ、ナパ、キャラベラス郡、シエラ・フットヒルズの葡萄をブレンド。全ての要素がコーラスの様に喉越しに感じられる。

2000年に自社畑に植樹する際、4種の台木と数種のブドウ品種を異なった栽培方法と収穫タイミングを設定して生育状況を確かめたのがオーヴィッドの“実験”=エクスペリメントの始まりで、白ワインで作るのは4度目です。

過去のほとんどのヴィンテージでは、ソーヴィニヨン・ブランの一部を発酵前にスキンコンタクトさせ、ワインにテクスチャーと重厚感を与え、直接プレスにかけたものをより引き立てていました。
2019年は果実味を最もきれいに表現できることを期待して、ソーヴィニヨン・ブラン全部を全房で直接プレスするという実験をしました。
発酵は様々なサイズの樽で行い、ブレンドは1月に行いました。
ボトリング前の8ヶ月間、月に2回、澱を攪拌しました。

全房プレスの常識は「より多くの果実味を残し、よりクリーンな表現になる」というものですが、それが事実である事をこの実験で実証しました。
このワインはたっぷりとした果実味があり、生き生きと新鮮で清らかさに満ちています。
全房プレスの特徴が明確に示されているのを確認し、ヴィンテージや果実によってブドウの個性と状態は異なるので、今後必要に応じてこの技術を使おうと考えました。
他の品種でもスキンコンタクトの実験を行いました。
エクスペリメントはたった一度限りの実験で、同じ手法で2度目を作ることはありません。その希少性をお楽しみください。

OVID. オーヴィッド

プリチャード・ヒルはまるで「ナパ・ヴァレーのビバリー・ヒルズ」。プレミアム・ワイナリーがひしめく中で火山性赤土土壌から異色の個性を放つ

Pritchard Hill, Napa Valley

Ovid. オーヴィッド

オーヴィッドは帝政ローマ初期の詩人の名前を冠したワイナリー。創業者のネルソンとジョンソンはPCソフトウェア業界で検索プラットフォームのメーカーとして著名なオーヴィッド社を80年代後半に設立。その成功で得た資産をつぎ込み、標高427メートルのヒルサイドにある土地を開墾しました。巨大な岩が地表を覆う土地の造成は並大抵の労苦ではありませんでした。ワイン造りに携わるのは、醸造家は元スクリーミング・イーグルのアンディ・エリクソン、栽培管理はデヴィッド・エイブリューという錚々たるメンバーです。2017年4月に創業者の友人であるシルバー・オークのデヴィッド・ダンカンが買収。「スタッフごと引継ぎ、今まで通りのワイン造りを行い、新たに開墾も行う予定である」と述べ、今後の動向が注目されます。エクスペリメントは“実験”的に様々なワインを造る。

オーヴィッドはオウィディウス [Publius Ovidius Naso] (前43-後17) 帝政ローマ初期の詩人の名前を冠したワイナリー。

オウィディウスは「恋の技法」や、後世の文学・美術に大きな影響を与えた叙事詩「メタモルフォセス(転身物語)」「悲歌」「黒海からのたより」などの作品により英米文学界では広く知られている。

創業者マーク・ネルソンとダナ・ジョンソン夫妻はPCソフトウェア業界で検索プラットフォームのメーカーとして著名なオーヴィッド社を1980年代後半に設立の際にこの詩人の名を初めて使用。

葡萄が卓越したワインに変身することを詩人の代表作「メタモルフォセス」になぞらえた。

マークとダナはコンサルタントにアンディ・エリクソン(元スクリーミング・イーグル、現ファヴィア、ダラ・ヴァレ、マヤカマス)、栽培管理はデヴィッド・エイブリューという錚々たるメンバーで、ボルドー・スタイルのプレミアム・ワインを造り上げた。

2000年にナパ・ヴァレー標高427メートルの高さにある赤土土壌でオークヴィルを見おろすことのできるプリチャード・ヒルの6ヘクタールの自社畑にデヴィッド・エイブリューのアドバイスをうけ、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド等を植樹。

畑の開墾には大きな岩を取り除く大掛かりな工事を必要とした。

ワイナリー敷地にはその切り出した岩が残されている。

初リリースは2004年。

オーヴィッドが目指すのはテロワールを生かすこと。

日々栽培と醸造技術の研鑽、実験を行い、オーガニックで葡萄栽培を行い(*CCOF認定)、テロワールの持つ個性、特徴を引き出す努力を重ねている。

収穫された果実は畑と同じ場所にあるワイナリーに時間差なく持ち込まれ、徐梗前と徐梗後に選果される。

発酵タンクは温度管理のできる小さいコンクリート製をボルドーの著名シャトーを視察した際に学んで取り入れた。

自社畑の各ブロック数の量にあうサイズの木製発酵樽もあつらえ、発酵に使用するタンクを2種類にしている。

発酵後は仏製樽に入れて、地下セラーで18-22か月熟成。

ワイナリーは太陽光発電を取り入れ、環境に配慮している。

鉄分を含む赤土土壌によりワインは果実味と共に、土壌由来のミネラルが多く感じられる味わいとなる。
*CCOF:California Certified Organic Farmers

醗酵タンク

鉄分を含む赤土土壌

他にはない最高のワイナリーを作るべく、歴史的なボーン家の石壁を生かした設備をハワード・バッケンに依頼して建築。

2017年4月に創業者のネルソンとジョンソンの友人であるシルバー・オークのデヴィッド・ダンカンはOVIDを二人から買収したと発表。

スタッフごと引継ぎ、今まで通りのワイン造りを行い、元クリフ・レイディ社長のジャック・ビットナーがマネージング・パートナーとしてワイナリーを切り盛りする。

今後の動向が注目されている。

ワインメーカーはオースティン・ピーターソン。

2006年よりアンディ・エリクソンの下、エノロジストとしてキャリアをスタート。

2010年よりワインメーカー。

左からオースティン、デイビッド、ジャック

ワイナリー情報


ナパ・ヴァレー標高427メートルの高さにある赤土土壌でオークヴィルを見おろすことのできるプリチャード・ヒルの6ヘクタールの自社畑。


プリチャード・ヒルはナパ・ヴァレーの東側、ヴォカ山脈の麓にある注目の地区。

シャペレやブライアント・ファミリーが畑を開き、デヴィッド・オーサー、コルギン、ブランド、コンティニュアムが参入している。