希望小売価格 7,400 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | カーネロス/ Carneros |
畑 | スタンリー・ランチ/ Stanly Ranch Estate、ブラウン・ランチ/ Brown Ranch |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | アンドリュー・ライト / Andrew Wright |
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醸造 | 低温浸漬5日間、天然酵母発酵 |
熟成 | 仏産樽にて11か月熟成(新樽率40%) |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 13.9% |
品番 | 1ME2I32121 |
JAN | 040426042826 |
入数 | 12 |
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コメント
ヴィンテージ情報
2021年は降水量が非常に少なく、ナパ・バレーでは2年連続の乾燥したヴィンテージとなった。収穫も早期に始まった。 乾燥により葡萄樹に自然な負荷がかかり、剪定や摘果の必要が減少。1本あたりの収量が少なく粒が小さかったことから風味が凝縮された葡萄となった。結果的にナパ・バレーにとって素晴らしいヴィンテージだった。
テクニカル情報
醗酵・醸造:古典的なブルゴーニュの製法で造られる。
5日間の低温浸漬、天然酵母の使用、オープン・トップのステンレ・スタンクでの自然発酵、無濾過・無清澄でボトリング。
仏産樽にて10か月熟成。
新樽比率40%
テイスティング・コメント
クラシックなカーネロスのピノ・ノワールの特徴である濃厚な果実味と爽やかな酸味を備えたワイン。
森の下草やアーシーなニュアンスに、ブラック・チェリーやシナモン、クローヴなどのスパイス、鉱物的なミネラルなどが合わさり複雑な香りが立ち昇る。
口当たりは滑らかで、厚みと自然な酸味が良くバランスし余韻はいつまでも続く。
素晴らしいヴィンテージ。
今飲んでも楽しめるが、10年ほど熟成するポテンシャルがある。
ナパ・ヴァレー適地の個性溢れる優れた葡萄から、品種毎の個性を活かし、各ヴィンテージ最高のワインを目指す

St.Helena, Napa Valley
Merryvale Vineyards メリーヴェール・ヴィンヤーズ


ナパ・ヴァレーを南北に走る通り国道128号線を北に向かいセント・ヘレナの街に入ると右手に広々としたガーデンと豪華なワイナリーがある。メリーヴェール・ヴィンヤーズはナパ・ヴァレーの畑にこだわり、品種の個性を最大限に引き出すことを使命としている。 現在、一番初めに購入した自社畑プロファイル・ヴィンヤードに加え、マウント・ヴィーダーに2つの畑、クームズビルに1つの畑を所有している。テロワールを重視したプレミアム・ワイン造りが特徴である。
メリーヴェールの前身は禁酒法の廃止後ナパで一番最初に創業したナパの象徴的なワイナリー。
長い歴史の中で数々の著名な生産者がここでワインを生産した。
「メリーヴェール」はビル・ハーラン、彼の不動産事業のパートナー、ロビン・ダニエル・レイル(元ドミナスの共同経営者、現レイルヴィンヤードオーナー)が1983 年に立ち上げたプロジェクト。 現在に至るまでビル・ハーランと共に仕事をする、ボブ・レヴィ、ドン・ウィーバー、ミシェル・ロランもここで出会った。
1991年に現オーナーのシュラッター家が資本参加し1996年には単独所有。
シュラッター家は、高品質なワインを造るには自分たちで畑を所有し栽培することが最善の方法と考え、すぐに土地を探し始めた。
現在、一番初めに購入した自社畑プロファイル・ヴィンヤードに加え、マウント・ヴィーダーに2つの畑、クームズビルに1つの畑を所有している。
セント・ヘレナにある歴史あるワイナリーには改装を加え、温度管理可能な小型タンクや冷蔵室など、最新の醸造設備を備えた。
メリーヴェール・ヴィンヤーズはナパ・ヴァレーの畑にこだわり、ナパ・ヴァレーが生み出す品種の個性を最大限に引き出すことを使命としているブランド。
テロワールに向き合った堅実なワイン造りを行い、プレミアムワインを生む。

ワインメーカー、ジェフ・クロフォード/ Jeff Crawford
アラスカ生まれ、ミネソタ育ち。
高校卒業後、寒さから逃れるためにハワイに向かった。1997年に本土に戻り、カリフォルニア大学デービス校で経済学の学士号と取得。しかし在学中にワインへの情熱が芽生え、その情熱が高じて卒業後はガロ社で収穫期のインターンとして働くことになった。
2007年にメリーヴェールに入社。1年後にはセラーマスターに昇進。2010年にアシスタントワインメーカーに任命され、すぐにアソシエイトワインメーカーに昇格。
2024年、メリーヴェール、スターモント、プロファイルのワインメーカーに任命された。
コンサルティング・ワインメーカーにはシュラッター夫妻の長年の友人であり同郷のジャン・ホーフリガー/ Jean Hoefliger氏、アソシエイトワインメーカーにマッテオ・フェコンド/ Matteo Fecondo氏が就いた。
メリーヴェール・ヴィンヤーズの畑とワインに関する深い知識と経験を持ち、生き字引とも言われるジェフのリーダーシップの元、醸造設備・製法等をアップデートし新しい技術を導入し、常に、テロワールを表現する最高品質のワインを造り続けている。

左からマッテオ・フェコンド氏、ジェフ・クロフォード氏、ジャン・ホーフリガー氏

プロファイル・エステート・ヴィンヤード
1996年シュラッター家がメリーヴェールの単独オーナーとなった際に取得した歴史ある畑。ミシェル・ロラン、ボブ・レヴィ(当時、メリーヴェールの醸造ディレクター)デイヴィッド・エイブリューの管理下で畑を一から作り直し改植した。
現在約10haを所有。
セント・ヘレナの東側の尾根、標高300m、フォグラインの上に位置しナパ・ヴァレーを一望に見渡す畑。
急峻な斜面に位置し、岩がちで農作業は非常に困難。
土壌はシルト、砂、砂利などの複合砂質ロームなどモザイク状に入り組んでいる。
多様な土壌やミクロクリマが入り組んだ土地ゆえに、小さなブロックに区画分けして個々に管理している。
植樹:1997年
植樹面積:25ha
標高:180-270m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

アルテッツィア・エステート・ヴィンヤード
標高約777mに位置し、マウント・ヴィーダーAVAにおいて最も標高が高く、ナパ・ヴァレー全体でも有数の高地にある畑。
サンパブロ湾から受ける気候的影響と標高により、昼間は比較的涼しく、夜間は暖かい。生育期間は長くなり、ゆっくりと完熟する。
「Altezia」という名前は、標高を意味し、スイスの第4公用語であるロマンシュ語に由来するとされる。
植樹:2001年
植樹面積:5.2ha
標高:760m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シラー

ペリドット・エステート・ヴィンヤード
その名の通り「宝石のような」わずか約1.8hの畑。マウント・ヴィーダーAVAの北端に位置し、森林に囲まれた急斜面の段々畑で、標高約275〜365m。東〜北東向きの斜面で、風通しと水はけに優れる。
植樹:2007年
植樹面積:1.8ha
標高:270-360m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ベリー・レーン・エステート・ヴィンヤード
2023年に購入した新しい自社畑。クームスヴィルAVAに位置し、サンパブロ湾に近いため、夏場の気温はナパの他地域より最大で約6℃も低く、熱波の影響も受けにくい冷涼な環境。
現在、段階的な植え替えが進められてる。
植樹:1988年、2024年に改植
植樹面積:5.26ha
標高:24m
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、プティット・アルヴィーヌ
ピノ・ノワール100%自社畑スタンリー・ランチをメインにブラウン・ランチの厳選されたロットをブレンド。夜間に手摘みで収穫された葡萄は、畑ごとに別のタンクで天然酵母による発酵。スタンリー・ランチの一部は全房発酵。別々に圧搾したのちヴォージュ産とアリエ産の仏産樽10カ月熟成(新樽40%)無濾過・無清澄でボトリング。なめし革、マッシュルーム、チェリーそしてジビエの印象的なアロマ。力強さ、緊張感、はっきりとした個性にフレッシュな酸。今すぐでも楽しめ、10年から15年の熟成も期待できるワイン。