ソーヴィニヨン・ブラン ナパ・ヴァレー 2021

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ヴィンテージ情報

ソーヴィニヨン・ブランは例年どおり最も早く収穫を迎えた。暖かく乾燥した生育期を経て、8月第3週目に収穫を行った。やや小粒で凝縮感があり、素晴らしい酸を備えたブドウを得ることができた。

テクニカル情報

全梗のまま圧搾し(優しくゆっくりと搾れる)、ステンレスタンクで休ませてから仏産樽にて発酵・熟成。
樽のサイズは通常の225リットルのバリックと横幅が長いシガーバレルの両方を使う。(アトリエ・メルカ流)

テイスティング・コメント

レモンやライムの豊かな香りに続いて、パッションフルーツやライチなどのトロピカルフルーツのアロマが広がる。口当たりは2020年と比べるとやや滑らかで、オレンジピールや柑橘の魅力的な風味が溢れる。 伸びやかな酸が軸となり全体を支え、長い余韻の中にほのかな樽由来のニュアンスが漂う。 温暖なヴィンテージにおける畑の個性が際立ち、豊潤でありながらもフレッシュさとバランスを感じる仕上がりとなっている。すぐに楽しめる親しみやすさもあり、今後の熟成でさらなる進化も期待できる。