印刷する

カベルネ・ソーヴィニヨン コロンビア・ヴァレー 2018

Cabernet Sauvignon Columbia Valley

希望小売価格 9,000 円(税別)

ヴィンテージ 2018年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 カベルネ・ソーヴィニヨン96%
ブレンド品種 メルロ4%
原産国名 アメリカ
地方名 ワシントン
AVA コロンビア・ヴァレー/ Columbia Valley
ネステッドAVA、他
フィニー・ヒル・ヴィンヤード/ Phinny Hill Vineyard、セージ・ムーア・ヴィンヤード/ Sagemoor Vineyard、JB ジョージ・ヴィンヤード/ JB George Vineyard(自社畑)、オクターヴ・ヴィンヤード/ Octave Vineyard(自社畑)
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー グレッグ・ハリントン/ Greg Harrington
醸造
熟成 仏産樽にて22か月熟成(新樽率38%)
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 14.0%
品番 3GRA132118
JAN 860000155298
入数 12
-- --

コメント

フィニーヒル、自社畑JB ジョージ(ワラ・ワラ)、バッカス&ディオニソス、オクターヴ(ロックス)仏産樽22ヵ月熟成(新樽30%) ボルドー・スタイルを目指し、ワシントンの良さであるまろやかなタンニンと過熟過ぎないバランスが特徴。

コロンビア・ヴァレー内にある、厳選した畑のカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドし「コロンビア・ヴァレーAVAワイン」としてリリース。ヴィンテージにより精査して使用する畑を決める。ヴィンテージによって、単一畑でサブ・アペラシオンを名乗れる時もあるが、葡萄の出来具合などによって、他の畑とのブレンドになる可能性もあるので、AVAはコロンビア・ヴァレーとしている。
クラシックなボルドー・スタイルのワインを目指し、特にイメージするのはシャトー・レオヴィル・ラス・カーズのカベルネ・ソーヴィニヨン。
ワシントンのカベルネの良さであるまろやかなタンニンと過熟でないバランスの取れたボディーが特徴。
2018年は2つの品種、3つの畑のブレンドとなった。

テイスティング・コメント

深い色合い、赤系、青系、黒系の果実が素晴らしいコンビネーションを示し、硬い岩や石のような土壌を思わせるニュアンスや鉛筆の芯のような鉱物的ミネラル感が現れる。
口当たりはしなやかで、味わいは複雑で深く、ビター・チョコレートのようなしっかりと完熟した果実の味わいがあるが、心地よい酸と重すぎないバランスが見事な仕上がり。
エレガントさを感じるまろやかな印象が全体を締める。
タンニンはこなれているがしっかりと中核に存在する。

畑情報

畑1.フィニー・ヒル・ヴィンヤード (ホース・ヘブン・ヒルズ) 75%

葡萄のクオリティが年々上がってきており、カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、しっかりとした骨格とタンニン、ボルドー・スタイルの様々なハーブ、土のニュアンスが非常に心地良く現れる。

畑2.セージ・ムーア・ヴィンヤード(バッカス&ディオニソス区画) 16%

パスコ=地方空港近郊にあり、コロンビア・ヴァレーAVAとなる。
1960年代に開墾、植樹されたワシントン州の中でも屈指の伝説的な畑で (プレミアム・ワイナリーがこぞって使う有名畑、樹齢は30-50年)、ブルーベリー系の果実味の力強さ、凝縮感、力強さ、複雑味を加味する。

畑3.グラマシー・エステート(自社畑)JB ジョージ・ヴィンヤード&オクターヴ・ヴィンヤード(ワラ・ワラ・ヴァレー) 9%

有名なペッパー・ブリッジ・ヴィンヤードと道を挟んだ隣にあり、ボルドー品種が植樹されている。2016年は素晴らしい仕上がりで、コンクリート・タンク発酵させたカベルネはミネラル感、タンニン、スモークのニュアンス、骨格、しなやかなタンニンなど全てが含まれたことが驚きである。
メルロは今までペッパープリッジの古樹を使ってきたが、2016年は7%の全てこのJBジョージ・ヴィンヤードを使った。ワラ・ワラ・ヴァレーのメルロは今後注目が必ず集まると確認している。カベルネ・ソーヴィニヨンの補助品種としてだけでなく、凝縮感、複雑味、特に味わいの中核部分を埋める重要な役割を担う。

GRAMERCY CELLARS グラマシー・セラーズ

「ワシントン・エレガンス」ワシントンワインの将来的方向性をけん引するグレック・ハリントン(マスター・ソムリエ)

Walla Walla Valley, Washington State

Gramercy Cellars グラマシー・セラーズ

オーナー・グレック・ハリントン(Greg Harrington 1970年生まれ/現在53歳)が、2005VTGより、ワシントン・コロンビア・ヴァレー、ワラワラ・ヴァレーを中心に、「土地の個性を表現し、新樽が強く出過ぎない、酸のバランスが良く、食事と共にあるワイン」を造りたいと設立。グラマシーとは「驚き」や「感謝」の気持ちを表す古語であり、ニューヨークの唯一のプライベート・パーク・グラマシー・パークに思い入れのあるグレッグがワイナリー名に採用。ラベルは現代モダンアーティストのデザイン。今後成熟していくワシントン・ワインの方向性を示唆する注目すべきワイン。

グラマシー・セラーズ

オーナー・グレック・ハリントン/ Greg Harringtonがワシントン・コロンビア・ヴァレー、ワラワラ・ヴァレーを中心に、「土地の個性を表現し、新樽が強く出過ぎない、酸のバランスが良く、食事と共にあるワイン」を造りたいと設立。

2005年ヴィンテージ初リリース。

グラマシーとは「驚き」や「感謝」の気持ちを表す古語で、ラベルは現代モダンアートで知られるドロール・ベンシェトリットのデザインを採用している。

年間生産量約8,000ケース、ワラ・ワラ・ヴァレー、ヤキマ・ヴァレー、ホース・ヘブン・ヒルズ、コロンビア・ヴァレーから、シラーとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、世界に評価されるバランスの整った、「土地の個性を表現し、新樽が強く出過ぎない、酸のバランスが良く、食事と共にあるワイン」を目指している。

グレッグ・ハリントン

グレッグは1996年、25歳の時、最年少で、「コート・オブ・マスター・ソムリエ」協会の最高位「マスター・ソムリエ」を取得。

ニューヨーク、ラスベガス、シカゴなど全米各地でソムリエ、ワイン・ディレクターとして辣腕を振るい、有名レストラン・グループのトップや各ワイン団体の主宰を務めてきた。

アメリカでは知る人ぞ知るワイン業界のキー・パーソン。

カリフォルニア、オレゴン、ワシントンのみならず、世界中のワイナリーからも一目置かれる存在。

グレッグのキャリアの一部:

  • BR Guest Restaurants & James Hotelsの飲料ディレクター
  • ニューヨーク、ラスベガス、スコットデール、シカゴの15のレストランとホテルの飲料監修
  • Wolfgang Puck Groupのワイン・ディレクター(Spago, Postrio, Chinoisを含む)

他にも様々なレストランのワインを監修指導し、ワイン・スペクテーターのベスト・グループ・レストランの最優秀賞を取得など数えきれない輝かしいキャリアを持つ。

コート・オブ・マスター・ソムリエ

世界には二つのソムリエ協会があり、日本のソムリエ協会が属しているのは、アソシエーション・オブ・ソムリエ・インターナショナル(ASI)、もう一つがこのコート・オブ・マスター・ソムリエ。

ソムリエ、アドヴァンス・ソムリエ、そして最高位が取得が最難関と言われるマスター・ソムリエとなる。日本のソムリエとは別物である。

ワイン業界の権威として認知されているマスター・オブ・ワイン(WSET)に匹敵する栄誉であり、欧米では高い認知と尊敬を得ている。

グラマシー・パーク/Gramercy Park

ニューヨークにある唯一のプライベート・パーク。

柵に囲まれ、近隣の居住者のみこの公園に入れる鍵を持つ。

近隣は歴史的な建物と独特の雰囲気を持つ街。

グレッグの祖父母はここに住み、グレッグと妻のパムが最初のデートをしたのがこの近くの有名レストラン。

二人もこの近隣に住んでいた。

思い入れの強いこの「グラマシー」をワイナリー名に。

ラベルはこの公園回りの柵のデザイン。

ワシントン州/ Washington State グレッグ・ハリントンMSが魅せられたワラ・ワラ・ヴァレー/Walla Walla Valley

ワラ・ワラのワインほど、グレッグ好みであり、アメリカ中でも、これ程将来性に優れたところはないと確信すると、レストラン・ビジネスを辞め、ワイン造り、ワシントンへの移住を決めた。早くも2005年VTGよりグラマシー・セラーが設立されることになる。

ワシントンのワイン産地の中でも別格の感のあるワラ・ワラ・ヴァレーは非常に痩せた土地、日照量の多さ、夜の冷涼さ、雨がほとんど降らない長い生育期間、複雑な土壌構成・・・と最良の小粒な葡萄を産する絶対条件が整っており、すでに評価の高いクウィルシーダ・クリーク、レオネッティ、カユース、Kヴィントナーズなどが素晴らしいワインを産している。

ここにグレッグが参入することにより、すでに新しい若手ワインメーカーたちのコミュニティーや意見交換の場、コラボレーションなどが始まっており、今後グレッグの経験豊富なレストラン業界でのキャリアや、理想とする食と共にあるべきバランスの取れたワイン造りがワシントンワインの将来をけん引していくことであろう。

既にワイン造りを始めて数年の2008年度に、シアトルのワイン雑誌からグレッグはベスト・ニュー・ワインメーカーとして評価されている。

グラマシー・セラーズはWine & Spirits誌から、2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2016, 2017、2018, 2020、2021、2022年度の世界Top100ワイナリーに選出されている。

グレッグは、コーネル・ホテル・スクールにおいて客員講師、コート・オブ・マスター・ソムリエ協会の重役、ワシントンワイン協会の要職、ワラワラ地区のワイン・トレードの講師を務める。自社畑グラマシー・エステートをワラ・ワラ・ヴァレーに取得、更に幾つかの自社畑、完全自社契約のブロックを持ち栽培に注力。

ワラ・ワラ・ヴァレーにテイスティング・ルーム、ワイナリーを新設。醸造面においても様々な種類のタンクや樽をコンビネーションさせるなど進化は止まらない。

ワイナリー情報

ワシントンのワイン産地の中でも別格の感のあるワラ・ワラ・ヴァレーは非常に痩せた土地、日照量の多さ、夜の冷涼さ、雨がほとんど降らない長い生育期間、複雑な土壌構成・・・と最良の小粒な葡萄を産する絶対条件が整っており、すでに評価の高いクウィルシーダ・クリーク、レオネッティ、カユース、Kヴィントナーズなどが素晴らしいワインを産している。

グラマシーセラーズのワイナリー