希望小売価格 26,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2023年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | サンタ・リタ・ヒルズ/ Sta. Rita Hills |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | 自社畑 ドメーヌ・ド・ラ・コート ラ・コートの区画 |
備考 |
98P JamesSuckling.com, October 2024 95-97 Parker Point The Wine Advocate by Matthew Luczy, October 2024 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | サシ・ムーアマン/ Sashi Moorman、クレア・ウィルソン/ Claire Wilson (アシスタント・ワインメーカー ) |
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醸造 | 全房100%、コンクリートの開放発酵槽、天然酵母にて発酵 |
熟成 | 仏産樽(エルミタージュ、新樽率60%)にて9ヶ月熟成 |
土壌 | 薄い表土は頁岩、その下はダイアトメイシャス/ 珪藻土 |
サスティナブル認証 | サスティナブル・ファーミング |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 13.4% |
品番 | 1DLCI54123 |
JAN | |
入数 | 6 |
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コメント
ヴィンテージ情報
2023年はドメーヌ・ド・ラ・コートの歴史の中でもお気に入りのヴィンテージのひとつだとオーナー・ワインメーカーのサシ・ムーアマンが語る。
サンタ・リタ・ヒルズは冷涼な気候の産地とされているが、2023年は特に涼しい年となった。自然と収量は抑えられ、春から夏にかけて穏やかな気候が続き、ゆるやかなペースで成熟が進んだ。長い生育期を経て、最終段階に気温の上昇に頼ることなくブドウは見事に完熟した。安定した気候により収穫のタイミングも細かく調整することができ、例年の収穫期の熱波は収穫完了後に訪れた。こうした条件はブルゴーニュの優良ヴィンテージ、85年や99年を思わせた。
また、2023年は理想的なタンニンに恵まれた。通常この地では、果皮が薄く種の数が少ないためタンニンの量が課題になることあり、100%全房発酵を行い新樽比率を高めてきた。しかし、2023年は成熟した甘美なタンニンのおかげで、プレスワインの使用を減らしてもしっかりとした骨格を持つ仕上がりとなった。長期熟成に耐えうる期待に満ちたヴィンテージである。
数年落ち着かせてから開けることをお勧めするが、2023年の魅力の体験を待ちきれない場合は、デカンタージュするか、大きいグラスに注いで十分空気に馴染ませ、ワインの魅力がより引き立つよう、ゆっくり時間をかけて楽しんでいただきたい。
テクニカル情報
醸造:天然酵母で自然のままの穏やかな発酵を行う。
コンクリートの開放発酵槽に全房(100%)の葡萄を入れ、ゆっくりとしたパンチダウンを行う。
約12日の発酵・マセレーション後プレスし、仏産樽(エルミタージュ、新樽率60%)にて9ヶ月熟成。コンクリートタンクへ移した後、ノン・フィルター、人工的な清澄なしに瓶詰。
生産量:630ケース
テイスティング・コメント
エステートのトップ・キュヴェとなるこのワインは、畑でそのまま葡萄を食べてそのポテンシャルの高さを確信できる。
ワインとなってもドメーヌ・ド・ラ・コートの畑の個性を見事に描き出し、挽きたての胡椒が香り、ハーブのニュアンスが華やかに香り、ピリッとスパイシーな赤いベリー、フレッシュなチェリー、酸味が効いたクランベリー、輝くような生き生きとした酸、エネルギーに溢れ、幾多の味わいが混ざり合う。
2023年は、見事なまでに多層的で精巧、細部まで渦を巻くように複雑な表情をみせ、ラ・コートという区画の理想形とも言える仕上がりである。
生き生きとした赤系果実が弾け、ハーブや花の軽快な香りが重なり、土っぽさやミネラル感が下支えとなっている。タンニンはきめ細かく織り込まれ、レースのように繊細で、豊かな風味に満ちている。若いうちからすでに輝きを見せているが、内に備わる確かな力によって、長く美しく熟成していく。
簡単に言えば、この美しくロマンティックな複雑さは、しっかりとしたボディを持つワインの頭脳とも言える。今飲むにはエアレーション(デカンタや大きなグラスでゆっくりと時間をかけて味わうこと)で印象的なワインに変化し、今後もその魅力はさらに深まっていくだろう。

ラ・コート
面積:3.8ha オーガニック栽培
畑は南東向きの急峻な斜面。上部斜面の特に砕けた頁岩が多い区画の葡萄から。
薄い表土(頁岩)の下はダイアトメイシャス(珪藻土)の真っ白な土壌。海からの冷たい西風に直接さらされず、南東向きの為朝日をたっぷりと浴び、板状の破片や礫を含む土壌は日中に暖かさをため込み、夜の寒さを緩和する。
自社畑の中でも一番暖かく、最初に収穫されるが、粒も梗も十分に完熟する。
クローンはカレラ、スワンと、ブルゴーニュのクローンに区画分けされている。
テロワールと造りたいワインを一番に表現してくれる畑である。

About the Producer
生産者情報
Domaine De La Côte
ドメーヌ ド ラ コート
自社畑内の3.8haの区画。上部斜面の特に砕けた頁岩が多い区画から選別される。畑は南東を向き、海からの冷たい西風に直接さらされない為、自社畑の中でも一番最初に収穫される。100%全房醗酵。緊張感あるミネラル感と生き生きとして切れ上がった酸を持つ。ゴージャスなアロマが香りたち、奥に秘めたパワーは計り知れない。長い瓶熟後の姿を十分に想像できる。