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【限定品】ピノ・ノワール ブルームス・フィールド 2023

Pinot Noir Bloom's Field

希望小売価格 18,000 円(税別)

ヴィンテージ 2023年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA サンタ・リタ・ヒルズ/ Sta. Rita Hills
ネステッドAVA、他
自社畑 ドメーヌ・ド・ラ・コート ブルームス・フィールドの区画
備考 97P JamesSuckling.com, October 2024
94-96 Parker Point The Wine Advocate by Matthew Luczy, October 2024

詳細データ MORE

ワインメーカー サシ・ムーアマン/ Sashi Moorman、クレア・ウィルソン/ Claire Wilson (アシスタント・ワインメーカー )
醸造 全房100%、コンクリートの開放発酵槽、天然酵母にて発酵
熟成 仏産樽(新樽率20%) にて9ヶ月熟成
土壌 粘土質、ダイアトメイシャス、シェール
サスティナブル認証 サスティナブル・ファーミング
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 13.6%
品番 1DLCI52123
JAN
入数 6
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コメント

自社畑内の3haの区画。植樹された日が「ブルームス・デイ6月16日(2007年)」であったことから命名した畑。薄い表土は粘土質で鉄分を多く含み、その下はシェール(頁岩)。水はけが良く、傑出したミネラル感をもたらす。霧と海からの冷たい風の影響を受け非常に涼しく、このストレスから、自社畑の中でも一番小さな房となる。色合い、アロマ、果実味とも凝縮感に富み、テンション・張りのあるミネラル感と酸も共存。100%全房醗酵。

ヴィンテージ情報

2023年はドメーヌ・ド・ラ・コートの歴史の中でもお気に入りのヴィンテージのひとつだとオーナー・ワインメーカーのサシ・ムーアマンが語る。
サンタ・リタ・ヒルズは冷涼な気候の産地とされているが、2023年は特に涼しい年となった。自然と収量は抑えられ、春から夏にかけて穏やかな気候が続き、ゆるやかなペースで成熟が進んだ。長い生育期を経て、最終段階に気温の上昇に頼ることなくブドウは見事に完熟した。安定した気候により収穫のタイミングも細かく調整することができ、例年の収穫期の熱波は収穫完了後に訪れた。こうした条件はブルゴーニュの優良ヴィンテージ、85年や99年を思わせた。
また、2023年は理想的なタンニンに恵まれた。通常この地では、果皮が薄く種の数が少ないためタンニンの量が課題になることあり、100%全房発酵を行い新樽比率を高めてきた。しかし、2023年は成熟した甘美なタンニンのおかげで、プレスワインの使用を減らしてもしっかりとした骨格を持つ仕上がりとなった。長期熟成に耐えうる期待に満ちたヴィンテージである。
数年落ち着かせてから開けることをお勧めするが、2023年の魅力の体験を待ちきれない場合は、デカンタージュするか、大きいグラスに注いで十分空気に馴染ませ、ワインの魅力がより引き立つよう、ゆっくり時間をかけて楽しんでいただきたい。

テクニカル情報

醸造:天然酵母で自然のままの穏やかな発酵を行う。コンクリートの開放発酵槽に全房(100%)の葡萄を入れ、ゆっくりとしたパンチダウンを行う。
仏産樽(エルミタージュ)にて9ヶ月熟成。(新樽20%、1~2年使用樽80%) コンクリートタンクへ移した後、ノン・フィルター、人工的な清澄なしに瓶詰。
生産量:約705ケース

テイスティング・コメント

ブルームス・フィールドは毎年必ず同じ個性をしっかりと表現してくれる。
それは、昼夜吹く涼しい海風による影響と痩せたミネラル溢れる土壌によるストレスがかかる為、小粒で凝集した粒となり、溌剌とし凝縮した果実、塩味と海苔のようなミネラル感が表現される。畑上部の鉄分を多く含む粘土質土壌の葡萄と、下部の海洋性土壌のミネラル感が複雑な味わいを表現する。

2023年のブルームズ・フィールドは、華やかに歌い上げるような印象をまとう。赤系果実と白い花の明るく澄んだ香りが立ち上り、ワイン全体に一貫した明快さと精緻さが感じられる。ラズベリーやストロベリー、チェリーの果実味がクローズアップされるように際立ち、ミントやバジル、タラゴンなどのハーブのニュアンスが花輪のように繊細に重なり合う。滑らかな口当たりで、繊細でありながらも厚みを感じさせる味わいに、伸びやかな酸が生き生きとした印象を与える。旨味を伴ったタンニンが骨格を支え、ワインの輪郭を美しく引き締めていく。

畑情報

ブルームス・フィールド
面積:3ha、オーガニック栽培
植樹された日が「ブルームス・デイ6月16日(2007年)」であったことから命名した畑。
自社畑の中で西端の斜面にあり、海を直接望むことができる(西へ約10km)。
薄い表土は粘土質で鉄分を多く含み、ダイアトメイシャスのスレートが混じる、その下はシェール(頁岩)。
水はけが良く、傑出したミネラル感をもたらす。
霧と海からの冷たい風の影響を受け非常に涼しく、このストレスから、自社畑の中でも一番小さな房となる。
色合い、アロマ、果実味とも凝縮感に富むが、高い酸をキープでき、ワインが生き生きとしたエネルギーに満ち溢れる。
クローンはマウント・エデン、スワン、カレラを通常は区画分けするところ、畝毎交互に植え、収穫は一緒に行う。

About the Producer

生産者情報

Domaine De La Côte
ドメーヌ ド ラ コート