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ピノ・ノワール マウントジェファーソンキュヴェ 2022

Pinot Noir Mt.Jefferson Cuvee

希望小売価格 6,200 円(税別)

ヴィンテージ 2022年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール 100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 オレゴン
AVA エオラ-アミティ・ヒルズ/ Eola-Amity Hills
ネステッドAVA、他
自社畑(アイリーン、ジェシー、ルイーズ、マージョリー、 ポール・ゲリー)、それに加えてオレゴンを代表するケン・ライトの畑などを含む。ヴィンテージにより変わるが20以上の信頼のおける畑から選抜される。
備考 94P Jeb Dunnuk.com dated August 2024 by Audrey Frick & Parker Point 91P, Wine Advocate dated July 2024 by Erin Brooks

詳細データ MORE

ワインメーカー スティーブ・ドナー/ Steve Doerner、ダニエル・エスターン/Daniel Estrin – Winemaker & Vineyard Manager
醸造 全房発酵率44%、1.5~7トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵
熟成 仏産樽(フランソワ・フレール他数種)にて11か月熟成(新樽率20%)
土壌 火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。
サスティナブル認証 サスティナブル・ファーミング
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 13.5%
品番 2CRII22122
JAN 851573001112
入数 12
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コメント

マウント・ジェファーソンはオレゴンを代表する山。その名を冠したシングルヴィンヤードにならなかったワインと他のウィラメットヴァレーからの厳選された買いぶどうをブレンド。クリストムの代名詞である全房発酵約50%ながらその特徴が良く出たスパイシーで甘くない味わい。自社畑率は年々増え(新しいポール・ゲリー、近隣の栽培管理を任された畑を含む)約80%、 残りの約20%はケン・ライトのカナリー・ヒルズやシンボリオンなどの著名畑の買い葡萄を含む。

シングル・ヴィンヤードでテロワールの特徴を引き出したワイン造りを身上とするクリストムの中で、このマウント・ジェファーソン・キュヴェは自社畑と買い葡萄をブレンドしたワイン。
マウント・ジェファーソン・キュヴェとは、1994年の初リリースの時に、ワイナリーの東に聳える標高3,199㍍のジェファーソン山(カスケード山脈)に因み名づけた。
2012年に購入・植樹した独特の個性を持つ自社畑ポール・ゲリーの葡萄が多く入ることにより管理が行き届く自社畑率が年々上がっている。
買い葡萄は20年以上に亘り、付き合いのあるウィラメット・ヴァレーの銘醸畑から調達。

ヴィンテージ情報

2022年は雨がたっぶり降った冬の後、温かい春が芽吹きを早めたが、4月に非常に寒い日々が訪れ、ヴィラメット・ヴァレーの多くでは霜の被害が出たが、クリストムでは幸いにも大きな被害にはならなかった。夏から秋にかけて温暖な日々が続き長い生育期間を確保出来た。葡萄は十分に完熟し、今までのクリスムの歴史の中でも2015年に続き温かいヴィンテージとなった。

テクニカル情報

クローン:ディジョン (113, 114, 115, 667, 777 )、ポマール、ヴェーデンズヴィル、コーリー(原産アルザス)、マウント・エデン

醸造:44%全房発酵。自然酵母のみ使用。1.5~7 トン容量の開放型発酵槽で小さなロットごとに発酵、1日1〜3回のパンチダウンを行う。優しくプレスし仏産樽で11ヶ月熟成。(新樽20%) 卵白で清澄、フィルター掛けなしに瓶詰。

テイスティング・コメント

エオラ・アミティ・ヒルズの特徴(赤紫系の果実のアロマに継ぎ目のないタンニンときれいな酸が魅力)がよく出ている。生き生きと育った葡萄からフレッシュさと凝縮感が加味されより黒系果実の要素やブルーベリー系も感じられます。クリストムの特徴でもある全房発酵が約半分行われていることにより、複雑でスパイシーなニュアンスが心地良く、リリースしたてでもしっかりとした凝縮感があり、長い瓶熟成が楽しみな仕上り。

畑情報


52%が自社畑(アイリーン、ジェシー、ルイーズ、マージョリー、ポール・ゲリー)、それに加えて残りはケン・ライトのカナリー・ヒルズとシンボリオンなどを含む、合計で22 もの信頼のおける畑から の葡萄が個性を発揮しています。

CRISTOM VINEYARDS クリストムヴィンヤーズ

世界品質オレゴン・ピノ・ノワールを牽引するスティーヴ・ドナーが造るエオラ-アミティ・ヒルズの明確な個性満載。

Eola-Amity Hills, Willamette Valley

Cristom Vineyardsクリストムヴィンヤーズ

クリストムはオレゴンでも指折りの優良なピノノワールの生産者で、特に注目すべきはそのワインメーカーのスティーヴ・ドナー氏。カレラでアシスタントワインメーカーとして創設期から10年以上の経験を積んだ後、オレゴンでクリストムを立ち上げようとしていたオーナーのポール・ギャリー氏の目指すワイン作りに賛同し、共に畑から一貫したワイン作りに取り組んでいます。現在、創業者ポールは引退し、クリストムの「トム」であるポールの息子がオーナーとなり、スティーブ・ドナーと共にテロワールの個性溢れるエオラ-アミティ・ヒルズで世代を継いで素晴らしいワインを造り続けている。

ウィラメット・ヴァレー/サブ・リージョンのエオラ-アミティ・ヒルズの中央東側に位置するクリストムの自社畑は、1980年代後半に植樹された自根の畑を取得し、創立者ポール・ゲリー、ワインメーカー/スティーブ・ドナー、ヴィンヤードマネージャー/マーク・フェルツにより1992年に設立。

現在ポールは引退し、息子のトムがオーナー&ワイングロワーとして畑仕事に精を出し、特徴ある畑の個性をより強調しクリストムを更に高い次元に引き上げ、更に次の世代に引き継ぐ為にも新たな土地の取得、新しい畑に取り組んでいる。

トム・ゲリー/オーナー&ワイングロワー

クリストムを語る時の重要なポイント1)特別なテロワール

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワールで、高い評価を受ける特徴である。

その評価故にクリストムの周りには幾多のワイナリーが新しく畑を開墾している。

クリストムも一番標高の高いアイリーンの北側に新たな土地を取得し、畑を開墾「ポール(創業者名)」と命名。

この葡萄が成熟したワインになるのはまだ先の話ではあるが、既に素晴らしいポテンシャルを発揮している。

クリストムを語る時の重要なポイント2)ワインメーカーのスティーブ・ドナーとそのチーム

スティーブ・ドナーは、1992年創業当時からのワインメーカーで既に25年クリストムを造り続け、今の高い評価を築いてきた。

25年前オレゴンに移り住む前には14年間カリフォルニアのカレラでワインを造っていたが、移るきっかけは「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい。」と思ったからとのこと。

新世界各地を回り、高品質ピノ・ノワールの高いポテンシャルを確信し、創業者ポール、マーク(ヴィンヤード・マネージャー)と共に25年に渡り精進し現在の確固たるクリストムの高評価を得てきた。

スティーブとマークは株の一部を持ち、共同オーナーでもある。

スティーブ・ドナーの手法は「ワインは畑から作られる」をモットーに、高品質の葡萄を、高い全房醗酵率で、自然酵母で醗酵させ、仏産樽複数メーカーで熟成しコンビネーションさせる。

ヴィンテージの個性を大切に、テロワール(土壌、樹齢、気候)を現し、深みとパワーはあるが、フィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り続けている。

オレゴンのワインコミュニティの横の繋がりは広く、スティーブの周りはいつもワインメーカーの老若男女が会話をしに集まってくる。

スティーブも気軽に様々な事をシェアし、自分の意見も言い、多くがメンター(師匠)と仰いでいる。

スティーブ・ドナー/ ワインメーカー

ワイナリー情報

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワール

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