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【完売商品】ピノ・ノワール マージョリー・ヴィンヤード 2021

Pinot Noir Marjorie Vineyard

希望小売価格 13,000 円(税別)

ヴィンテージ 2021年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 オレゴン
AVA エオラ-アミティ・ヒルズ/ Eola-Amity Hills
ネステッドAVA、他
マージョリー・ヴィンヤード/ Majorie Vineyard
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー スティーブ・ドナー/ Steve Doerner
醸造 全房発酵率40%、1.5~5トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵
熟成 仏産樽(フランソワ・フレール他数種)にて18か月熟成(新樽率38%)
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 13.5%
品番 2CRII53121
JAN 851573001037
入数 6
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コメント

自社畑の中で一番古く、1982年植樹。創業者ポールがこの土地を買った時には植えられており、自根で台木を使っておらず、樹齢約35年の古樹も残るがほとんどが寿命を向かえ、10年前から徐々に古樹と同じクローンで植え替えが進んでおり、新しい樹は台木を使って植樹。古樹は収量が少なく、新しく植え替えられた区画もマージョリーの個性を形作る伝統的クローン・ポマールとヴェーデンズヴィルがしっかりと収量を抑えて栽培されており、生産量は非常に限られています。

クリストムはシングル・ヴィンヤードでテロワールの特徴を引き出したワイン造りを身上とする。

ヴィンテージ情報

2021年は年間を通して非常に乾燥した年だったが、開花の時期の雨が受粉に影響し小さな房となり収量は少ないながら、凝縮した果実となり、ここ10年の中でも素晴らしい品質の葡萄が収穫出来たヴィンテージとなった。
乾燥した年であったが中間地点7月の少量の雨が若木や表土の薄い岩がちの畑の高樹齢の樹には大きな助けとなった。
8月に高温の日が数日あったが栽培チームの努力により大きなダメージはなく、その後の涼しい8月~9月が十分な成熟をもたらし、酸が落ちないバランスの良い葡萄となった。

テクニカル情報

クローン:ポマールとヴェーデンズヴィルが多く、ディジョン(114,115,777)は少量。

醸造方法:40%は全房発酵、1-5~5トンの小さい容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵。
パンチダウンは日に1-3回、優しく圧搾し、重力で仏産樽(フランソワ・フレール主体他)に移し、18ヶ月樽熟成(新樽率38%)
清澄は卵白のみフィルター無し

テイスティング・コメント

鮮やかなルビー色に少しだけ紫の縁。
香りに特徴である赤系果実のニュアンスが現れ、ラズベリージャム、シナモン・スティック、ブラック・チェリー、カルダモン、マッシュルームなどの香りが次々と上がってくる。
味わいはミディアム・ボディで口中に黒系果実とスパイスが広がり、土っぽさがアクセントになっている。
マージョリーの特徴である高貴とも言える伸びやかな果実の凝縮感、きめ細かいタンニン、酸が全体を綺麗に包み、心地よい余韻が長く続く。

畑情報


マージョリーは創業者ポール・ゲリーの母の名前がつけられた3.4ヘクタールの自社畑で、土地を購入した時に既にブドウ樹が植えられており(1982年植樹)、エオラ・アミティ・ヒルズの中でも最も古い畑の一つに数えられています。

コロンビア・リヴァー玄武岩の上にサウム、ウィツェル、ヤムヒル土壌が堆積する水捌けの良い東向きのなだらかなスロープ(標高151~189㍍の間)に、斜面に平行に段々畑のように北から南に植樹されており1ヘクタールあたり1,495本の植樹率はクリストムの他の畑より、少なく、ストレスが少なく凝縮感はやや少ないが、伸び伸びとした果実となります。
元々は自根のみでしたが、徐々に根からフィロキセラに感染するようになり、収量が激減してしまい、2004年にはフィロキセロに耐性のある台木を使って元植わっていたと同じクローンへの植え替えが行われ始めました。

2013年ヴィンテージには初期に植え替えの済んだ樹が成長し、植え替え10年樹がマージョリーのワインに加わりました。
マージョリーの生産量が元のように戻るまで、しばし樹の成長が待たれます。

4つの自社畑の中で最も赤い果実の味わいが強く、複雑味としっかりした骨格を持ち、4つの自社畑の中で最も人気が高く、その稀少性もあいまって、クリストムのファースト・レディーの呼び声が高いトップ・キュヴェ。
樹齢40年近い自根樹は残り僅か、植え替えた樹はもう少しで20年樹となり、最高キュヴェ・マージョリーにブレンドできる品質に成熟した葡萄樹も増えつつあり、マージョリーとしてのリリース量も少しずつ戻っていますが希少品であることには変わりありません。

CRISTOM VINEYARDS クリストムヴィンヤーズ

世界品質オレゴン・ピノ・ノワールを牽引するスティーヴ・ドナーが造るエオラ-アミティ・ヒルズの明確な個性満載。

Eola-Amity Hills, Willamette Valley

Cristom Vineyardsクリストムヴィンヤーズ

クリストムはオレゴンでも指折りの優良なピノノワールの生産者で、特に注目すべきはそのワインメーカーのスティーヴ・ドナー氏。カレラでアシスタントワインメーカーとして創設期から10年以上の経験を積んだ後、オレゴンでクリストムを立ち上げようとしていたオーナーのポール・ギャリー氏の目指すワイン作りに賛同し、共に畑から一貫したワイン作りに取り組んでいます。現在、創業者ポールは引退し、クリストムの「トム」であるポールの息子がオーナーとなり、スティーブ・ドナーと共にテロワールの個性溢れるエオラ-アミティ・ヒルズで世代を継いで素晴らしいワインを造り続けている。

ウィラメット・ヴァレー/サブ・リージョンのエオラ-アミティ・ヒルズの中央東側に位置するクリストムの自社畑は、1980年代後半に植樹された自根の畑を取得し、創立者ポール・ゲリー、ワインメーカー/スティーブ・ドナー、ヴィンヤードマネージャー/マーク・フェルツにより1992年に設立。

現在ポールは引退し、息子のトムがオーナー&ワイングロワーとして畑仕事に精を出し、特徴ある畑の個性をより強調しクリストムを更に高い次元に引き上げ、更に次の世代に引き継ぐ為にも新たな土地の取得、新しい畑に取り組んでいる。

トム・ゲリー/オーナー&ワイングロワー

クリストムを語る時の重要なポイント1)特別なテロワール

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワールで、高い評価を受ける特徴である。

その評価故にクリストムの周りには幾多のワイナリーが新しく畑を開墾している。

クリストムも一番標高の高いアイリーンの北側に新たな土地を取得し、畑を開墾「ポール(創業者名)」と命名。

この葡萄が成熟したワインになるのはまだ先の話ではあるが、既に素晴らしいポテンシャルを発揮している。

旧 ブランド・ロゴ

クリストムを語る時の重要なポイント2)ワインメーカーのスティーブ・ドナーとそのチーム

スティーブ・ドナーは、1992年創業当時からのワインメーカーで既に25年クリストムを造り続け、今の高い評価を築いてきた。

25年前オレゴンに移り住む前には14年間カリフォルニアのカレラでワインを造っていたが、移るきっかけは「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい。」と思ったからとのこと。

新世界各地を回り、高品質ピノ・ノワールの高いポテンシャルを確信し、創業者ポール、マーク(ヴィンヤード・マネージャー)と共に25年に渡り精進し現在の確固たるクリストムの高評価を得てきた。

スティーブとマークは株の一部を持ち、共同オーナーでもある。

スティーブ・ドナーの手法は「ワインは畑から作られる」をモットーに、高品質の葡萄を、高い全房醗酵率で、自然酵母で醗酵させ、仏産樽複数メーカーで熟成しコンビネーションさせる。

ヴィンテージの個性を大切に、テロワール(土壌、樹齢、気候)を現し、深みとパワーはあるが、フィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り続けている。

オレゴンのワインコミュニティの横の繋がりは広く、スティーブの周りはいつもワインメーカーの老若男女が会話をしに集まってくる。

スティーブも気軽に様々な事をシェアし、自分の意見も言い、多くがメンター(師匠)と仰いでいる。

スティーブ・ドナー/ ワインメーカー

ワイナリー情報

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワール

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