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ピノ・ノワール ルイーズ・ヴィンヤード 2021

Pinot Noir Louise Vineyard

希望小売価格 13,000 円(税別)

ヴィンテージ 2021年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 オレゴン
AVA エオラ-アミティ・ヒルズ/ Eola-Amity Hills
ネステッドAVA、他
ルイーズ・ヴィンヤード/ Louise Vineyard
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー スティーブ・ドナー/ Steve Doerner
醸造 全房発酵率46%、1.5~7トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵
熟成 仏産樽(フランソワ・フレール他数種)にて18か月熟成(新樽率38%)
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 13.5%
品番 2CRII51121
JAN 851573001051
入数 6
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コメント

クリストムがこの土地を所有してから一番最初1993年に新しい台木、クローンで高密度に植え替えた畑。 ワイナリーのすぐ目の前、背面は森に囲まれている為、涼しい風は入りにくく、果実が熟すのが一番早く力強いワインとなる。ブラックベリー、ラズベリー、カラント、石榴のアロマにほのかにシナモンとクローブが香ります。

クリストムはシングル・ヴィンヤードでテロワールの特徴を引き出したワイン造りを身上とする。

ヴィンテージ情報

2021年は年間を通して非常に乾燥した年だったが、開花の時期の雨が受粉に影響し小さな房となり収量は少ないながら、凝縮した果実となり、ここ10年の中でも素晴らしい品質の葡萄が収穫出来たヴィンテージとなった。
乾燥した年であったが中間地点7月の少量の雨が若木や表土の薄い岩がちの畑の高樹齢の樹には大きな助けとなった。
8月に高温の日が数日あったが栽培チームの努力により大きなダメージはなく、その後の涼しい8月~9月が十分な成熟をもたらし、酸が落ちないバランスの良い葡萄となった。

テクニカル情報

クローン:ポマール & ディジョン (113, 114, 115, 777)

醸造方法:46%は全房発酵、1.5~7トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵。
パンチダウンは日に1-3回、優しく圧搾し、重力を使って 仏産樽(フランソワ・フレール他、数種類)に移し、18ヶ月 樽熟成(新樽率38%)
清澄は卵白のみ、フィルター無し

テイスティング・コメント

透明感のある淡いルビー色、クラッシクな黒系赤系のチェリーのアロマから始まり、コーラ、乾いた土や紫蘇の葉のニュアンスに、胡椒などのスパイシーさが加わる。
ミディアム・ボディーでシルキーな口当たり、愛らしい赤・黒系果実が幾層にも重なり、アクセントにリコリス、土、紅茶が現れる。
しっかりとしたタンニンに縁どられながら、口中いっぱいに広がる酸があり、フレッシュな果実の余韻が長く続く。
ルイーズの特徴であるふっくらとした果実の凝縮感が表現される。

畑情報


ルイーズは創業者のポール・ゲリーの母方の祖母の名前がつけられた最も歴史のある自社畑で面積は7.36ヘクタール。
標高は88㍍から134㍍と高低差があります。
土地を購入後1993年に新しい台木、クローンで高密度(1ヘクタールあたり5,710本)に植え替えています。
土壌はコロンビア・リヴァー玄武岩の土壌で表土に近いのはジョリー土壌、下層はニキア土壌です。
この二つの土壌はミネラルに富み、水はけがよく、根が地中に深く張ることで知られています。
標高の低いブロックは最終氷河期の終わりに何度も起こったミズーラ洪水由来のシルト(沈泥)の上にあり、水捌けが良く、自社畑の中で最も標高が低く、収穫が早いブロックです。

しかし斜面の上にある標高の高いブロックは、森林の影になるので、収穫は自社畑の中で一番遅くゆっくりと熟します。
個性の違うブロックからのキュヴェがワインに力強さとふくよかさ、複雑味を与えます。
たっぷりとした豊潤さがあり、4つの畑の中でも人気の高い畑です。
樹齢は約26~30年となり、クリストム自社畑の中の区画全体の平均樹齢が一番高くなっています。

CRISTOM VINEYARDS クリストムヴィンヤーズ

世界品質オレゴン・ピノ・ノワールを牽引するスティーヴ・ドナーが造るエオラ-アミティ・ヒルズの明確な個性満載。

Eola-Amity Hills, Willamette Valley

Cristom Vineyardsクリストムヴィンヤーズ

クリストムはオレゴンでも指折りの優良なピノノワールの生産者で、特に注目すべきはそのワインメーカーのスティーヴ・ドナー氏。カレラでアシスタントワインメーカーとして創設期から10年以上の経験を積んだ後、オレゴンでクリストムを立ち上げようとしていたオーナーのポール・ギャリー氏の目指すワイン作りに賛同し、共に畑から一貫したワイン作りに取り組んでいます。現在、創業者ポールは引退し、クリストムの「トム」であるポールの息子がオーナーとなり、スティーブ・ドナーと共にテロワールの個性溢れるエオラ-アミティ・ヒルズで世代を継いで素晴らしいワインを造り続けている。

ウィラメット・ヴァレー/サブ・リージョンのエオラ-アミティ・ヒルズの中央東側に位置するクリストムの自社畑は、1980年代後半に植樹された自根の畑を取得し、創立者ポール・ゲリー、ワインメーカー/スティーブ・ドナー、ヴィンヤードマネージャー/マーク・フェルツにより1992年に設立。

現在ポールは引退し、息子のトムがオーナー&ワイングロワーとして畑仕事に精を出し、特徴ある畑の個性をより強調しクリストムを更に高い次元に引き上げ、更に次の世代に引き継ぐ為にも新たな土地の取得、新しい畑に取り組んでいる。

トム・ゲリー/オーナー&ワイングロワー

クリストムを語る時の重要なポイント1)特別なテロワール

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワールで、高い評価を受ける特徴である。

その評価故にクリストムの周りには幾多のワイナリーが新しく畑を開墾している。

クリストムも一番標高の高いアイリーンの北側に新たな土地を取得し、畑を開墾「ポール(創業者名)」と命名。

この葡萄が成熟したワインになるのはまだ先の話ではあるが、既に素晴らしいポテンシャルを発揮している。

旧 ブランド・ロゴ

クリストムを語る時の重要なポイント2)ワインメーカーのスティーブ・ドナーとそのチーム

スティーブ・ドナーは、1992年創業当時からのワインメーカーで既に25年クリストムを造り続け、今の高い評価を築いてきた。

25年前オレゴンに移り住む前には14年間カリフォルニアのカレラでワインを造っていたが、移るきっかけは「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい。」と思ったからとのこと。

新世界各地を回り、高品質ピノ・ノワールの高いポテンシャルを確信し、創業者ポール、マーク(ヴィンヤード・マネージャー)と共に25年に渡り精進し現在の確固たるクリストムの高評価を得てきた。

スティーブとマークは株の一部を持ち、共同オーナーでもある。

スティーブ・ドナーの手法は「ワインは畑から作られる」をモットーに、高品質の葡萄を、高い全房醗酵率で、自然酵母で醗酵させ、仏産樽複数メーカーで熟成しコンビネーションさせる。

ヴィンテージの個性を大切に、テロワール(土壌、樹齢、気候)を現し、深みとパワーはあるが、フィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り続けている。

オレゴンのワインコミュニティの横の繋がりは広く、スティーブの周りはいつもワインメーカーの老若男女が会話をしに集まってくる。

スティーブも気軽に様々な事をシェアし、自分の意見も言い、多くがメンター(師匠)と仰いでいる。

スティーブ・ドナー/ ワインメーカー

ワイナリー情報

畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワール

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