希望小売価格 13,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | オレゴン |
AVA | エオラ-アミティ・ヒルズ/ Eola-Amity Hills |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | アイリーン・ヴィンヤード/ Eileen Vineyard |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | スティーブ・ドナー/ Steve Doerner |
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醸造 | 全房発酵率46%、1.5~5トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵 |
熟成 | 仏産樽(フランソワ・フレール他数種)にて18か月熟成(新樽率34%) |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 13.5% |
品番 | 2CRII54121 |
JAN | 851573001099 |
入数 | 6 |
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コメント
クリストムはシングル・ヴィンヤードでテロワールの特徴を引き出したワイン造りを身上とする。
ヴィンテージ情報
2021年は年間を通して非常に乾燥した年だったが、開花の時期の雨が受粉に影響し小さな房となり収量は少ないながら、凝縮した果実となり、ここ10年の中でも素晴らしい品質の葡萄が収穫出来たヴィンテージとなった。
乾燥した年であったが中間地点7月の少量の雨が若木や表土の薄い岩がちの畑の高樹齢の樹には大きな助けとなった。
テクニカル情報
クローン:ヴェーデンズヴィル、ポマール、マウント・エデン、スワン、カレラ、ディジョン(114,115,777)
醸造方法:46%は全房発酵、1.5~5トン容量の開放発酵タンクで自然酵母のみで醗酵。
パンチダウンは日に1-3回、優しく圧搾し、重力で仏産樽(フランソワ・フレール他数種)に移し、18ヶ月樽熟成(新樽率34%)清澄は卵白のみ、フィルター無し
テイスティング・コメント
透明感があるやや淡いルビー色に紫が少しだけ縁に現れる。生き生きとした明るいレッド・チェリー、リコリス、シャルキトリ(肉っぽい)、乾燥した葉、燃えさし、コーラ、細かい土のニュアンスが香る。
味わいは軽めからミディアム・ボディ、黒系赤系チェリーとベリーが口中に広がり、ベイキング・スパイス(ナツメグ、胡椒など)と土っぽさが加わる。
キリッとした酸と柔らかさもあるタンニンとジューシー果実、完熟したフルーツが持つ旨味が長い余韻を引き延ばす。
アイリーンの特徴である秀逸な酸とじっくりと成熟したまろやかなタンニンが良く表現されている。
アイリーンは創業者ポール・ゲリーの妻の名前がつけられた9.86ヘクタールの自社畑。
自社畑の中で一番高くに位置し(標高160~224m)、カスケード山脈が東に、コースト山脈が西にあり、クリストムのワイナリーの自社畑を一望できます。
1997年に南と南西に面したスロープにディジョンとポマールのクローンを1ヘクタールあたり5,710本の密植で植樹し、2006年には1.82ヘクタールにヴェーデンズヴィルを1ヘクタールあたり2,990本で植樹。
土壌はコロンビア・ヴァレー玄武岩で、やや深い土壌はジョリー、ネキア、ヤムヒル、表土に近い部分はライトナー、ウィッツェル等。
アイリーンはその標高により涼しい風が吹き込み、果実の熟しは一番遅くなります。
海洋性気候のアイリーン・ヴィンヤードの日中は穏やかな気温で、夜間は冷え込む。
そのため、香り高く力強いアロマと味わいを持ちつつ十分な酸を保持した葡萄ができ、ワインの味わいにも反映される。
2017年新区画(最上部)にピノ・ノワール(マウント・エデン、スワン、カレラ)とシャルドネを植樹。
今後の成長が楽しみ。
世界品質オレゴン・ピノ・ノワールを牽引するスティーヴ・ドナーが造るエオラ-アミティ・ヒルズの明確な個性満載。
Eola-Amity Hills, Willamette Valley
Cristom Vineyardsクリストムヴィンヤーズ
クリストムはオレゴンでも指折りの優良なピノノワールの生産者で、特に注目すべきはそのワインメーカーのスティーヴ・ドナー氏。カレラでアシスタントワインメーカーとして創設期から10年以上の経験を積んだ後、オレゴンでクリストムを立ち上げようとしていたオーナーのポール・ギャリー氏の目指すワイン作りに賛同し、共に畑から一貫したワイン作りに取り組んでいます。現在、創業者ポールは引退し、クリストムの「トム」であるポールの息子がオーナーとなり、スティーブ・ドナーと共にテロワールの個性溢れるエオラ-アミティ・ヒルズで世代を継いで素晴らしいワインを造り続けている。
ウィラメット・ヴァレー/サブ・リージョンのエオラ-アミティ・ヒルズの中央東側に位置するクリストムの自社畑は、1980年代後半に植樹された自根の畑を取得し、創立者ポール・ゲリー、ワインメーカー/スティーブ・ドナー、ヴィンヤードマネージャー/マーク・フェルツにより1992年に設立。
現在ポールは引退し、息子のトムがオーナー&ワイングロワーとして畑仕事に精を出し、特徴ある畑の個性をより強調しクリストムを更に高い次元に引き上げ、更に次の世代に引き継ぐ為にも新たな土地の取得、新しい畑に取り組んでいる。
トム・ゲリー/オーナー&ワイングロワー
クリストムを語る時の重要なポイント1)特別なテロワール
畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。
朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワールで、高い評価を受ける特徴である。
その評価故にクリストムの周りには幾多のワイナリーが新しく畑を開墾している。
クリストムも一番標高の高いアイリーンの北側に新たな土地を取得し、畑を開墾「ポール(創業者名)」と命名。
この葡萄が成熟したワインになるのはまだ先の話ではあるが、既に素晴らしいポテンシャルを発揮している。
旧 ブランド・ロゴ
クリストムを語る時の重要なポイント2)ワインメーカーのスティーブ・ドナーとそのチーム
スティーブ・ドナーは、1992年創業当時からのワインメーカーで既に25年クリストムを造り続け、今の高い評価を築いてきた。
25年前オレゴンに移り住む前には14年間カリフォルニアのカレラでワインを造っていたが、移るきっかけは「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい。」と思ったからとのこと。
新世界各地を回り、高品質ピノ・ノワールの高いポテンシャルを確信し、創業者ポール、マーク(ヴィンヤード・マネージャー)と共に25年に渡り精進し現在の確固たるクリストムの高評価を得てきた。
スティーブとマークは株の一部を持ち、共同オーナーでもある。
スティーブ・ドナーの手法は「ワインは畑から作られる」をモットーに、高品質の葡萄を、高い全房醗酵率で、自然酵母で醗酵させ、仏産樽複数メーカーで熟成しコンビネーションさせる。
ヴィンテージの個性を大切に、テロワール(土壌、樹齢、気候)を現し、深みとパワーはあるが、フィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り続けている。
オレゴンのワインコミュニティの横の繋がりは広く、スティーブの周りはいつもワインメーカーの老若男女が会話をしに集まってくる。
スティーブも気軽に様々な事をシェアし、自分の意見も言い、多くがメンター(師匠)と仰いでいる。
スティーブ・ドナー/ ワインメーカー
畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。
朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワール
▼ 動画・画像などはこちらから
自社畑の中で一番高くに位置(標高210m)し、1997年植樹の一番新しいピノ・ノワールの畑。ヴァン・ドゥーザー・コリドーからの涼しい風が吹き込み、果実の熟しは一番遅い。はっきりした酸と果実のバランス良好で、エレガントながらゆっくりと熟した果実がコアにしっかりと存在する。