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【限定商品】シラー ナンバー・ナイン・エステート ナパ・ヴァレー 2021

Syrah IX Estate

希望小売価格 65,000 円(税別)

ヴィンテージ 2021年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 シラー 100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他 プリチャード・ヒル/ Pritchard Hill
IX Estate /ナンバー・ナイン・エステート
備考 Parker Point 98 (Wine Advocate end of March 2023) by Joe Czerwinski

詳細データ MORE

ワインメーカー アリソン・トージア/ Allison Tauziet
醸造 全除梗、小型のステンレスタンク発酵
熟成 仏産樽熟成
土壌 大きな岩を破砕した小岩も含み、水はけの良い鉄分を含む赤みがかった火山性土壌と粘土質土壌が交じり合う
サスティナブル認証 サスティナブル・ファーミング
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 15.2%
品番 1COLL51121
JAN 無し
入数 3
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コメント

ナパ・ヴァレーの桃源郷と言われるプリチャード・ヒルの自社畑から、カリフォルニア最高格と評価の高いシラーが生み出される。自社畑のナンバー・ナイン・エステートにある4つの区画から造られ、それぞれの区画は違った特徴を備え、クローンと台木のコンビネーションもそれぞれ土壌や気象条件に合わせて最良のものを選んで植樹され、最終的にブレンドされる。

ナパ・ヴァレーのビバリーヒルズと呼ばれ、こだわりのプレミアム・ワインが造られる「プリチャード・ヒル」はAVAには指定されていないが極上のワイナリーが集まる。その中でもヘネシー湖を望む東向き急斜面ヴォカ・ヒルの自社畑「ナンバー・ナイン・エステート」の中で、シラーは4つの区画に植樹されている(ぞれぞれは0.4haずつ。計1.6ha)。4つの区画はそれぞれ違った特徴を備え、クローンと台木のコンビネーションもそれぞれ土壌や気象条件に合わせて最良のもの(フランス・ローヌ地方のコート・ロティとエルミタージュのクローン)を選抜。4つの区画は全く違う個性が表現されるので、別々に醸造され、最終的なブレンドで仕上げる。

味わいは、特に最初にグラスから立ち上がるオレンジの花の香りが顕著で、アタックからはパルマ・ハムのような少し塩分が感じられ、鴨のロースト、ダーク・チョコレートなどの味わいが次々と現れる。酸が全体を引き締め、決して濃いだけのカリフォルニア・シラーに留めず、最初のオレンジの香りが、最後の余韻にはマーマレードの様なニュアンスに変化していく。

新しいヴィンテージでも一時間前のデカンタで十分にその味わいが開き、今飲んでもその魅惑的な香りに打ちのめされる。また、硬いタンニンとがっしりした厚い味わいの凝縮から、10年以上の熟成も十分に楽しむことができる。

ヴィンテージ情報

2021年は、非常に豊かな個性と凝縮感を持つ葡萄を収穫できた。

冬季の降雨量は平年の半分程度しかなかった為、水分が少ない土壌の温度は早い段階で上昇し、樹の生育は例年以上に早いペースで進んだ。6月下旬に1度の非常に暑い日があったものの、それ以降の夏は穏やかに推移したが、9月中旬にもう一度非常に暑い日が続き、成長は速い速度に拍車がかかり、9月から10月にかけて例年より早めの収穫となった。

2021年は土壌の水分量が低かったため、樹がどのように栄養素を取り入れるかを確認することが重要であった。適切な栄養素とミネラルを含む健康な土壌は、収穫時の品質を確保し、当年のヴィンテージだけでなく、次のシーズンの成育にも大きな影響を与える。土壌の微生物環境を活性化させるコルギンの長年の取り組みは、2021年ヴィンテージで大きな成果を上げた。毎年カヴァークロップを土壌に掻き込むことで、オーガニック・コンポスト(有機堆肥)や大気中の窒素を取り込み土壌の微生物環境を活性化させてきた。この取り組みが環境保護に寄与すると同時に、葡萄の樹の持続可能性と品質を高めることになっている。

コルギンにとって2021年は平均すると穏やかな気候となった為、2021年の「IX エステート」は、独特の地形と気候条件による影響を受け、複雑で、深く心に残るワインに仕上がっている。全ての区画で非常に状態の良い葡萄が収穫された。果実からはあらゆる要素が引き出され、少量の降雨で育った小粒のブドウは、色味や風味が濃厚で、香り、口当たり、味わいのすべてがバランスよく整い、ミネラル感や特徴的なオレンジの花香り、「自然の息吹」を感じさせるニュアンスが最大限に引き出され、品種本来の個性が自然にワインの中に溶け込んでいる。

テイスティング・コメント

アリソン・トージア:
2021年「シラー IXエステート」は、力強さと繊細さを兼ね備えている。最初に感じるミネラル感とオレンジの花の香りが印象的で、更にジューシーなブラックベリーやリコリス、ハーブの香りが心地よく広がる。シルキーなタンニンが口の中で滑らかに広がり、口中に豊かな味わいが充満する。長い余韻には、ココアや野生の花々の香りが残り、奥深さが強調される。
Parker Point 98 (Wine Advocate March 2024 by Joe Czerwinski):
2021年の「IXエステート」シラーは、全て除梗され、ダミー、フランソワ・フレール、エルミタージュなどの仏産樽熟成。香りに豊かな花の香りやハーブのニュアンスがあり、火山性土壌からの鉄や血のような香りも感じられる。口当たりは滑らかで、味わいはフルボディで豊満。長い余韻が続き、エスプレッソ、リコリス、スパイシーな香りが残る。

畑情報

極上のワイナリーが集まるプリチャード・ヒルにある自社畑の名前を「ナンバー・ナイン・エステート」と呼び、標高約335-427mのナパ・ヴァレーを見下ろす高台に50haの土地を所有。

巨石が埋まる急斜面を開墾し8haにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、シラーを1990年代後半に植樹。

この畑からは、2種類のワイン、Red WineとSyrahを造る。

ワイナリーもここにあり、コンパクトながら、醸造しやすいように細部にまで神経を配り、豪華で凝ったデザインの最新設備が備わる。

ナンバー・ナイン・エステート

もう一つの自社畑・セント・ヘレナにあるティクソン・ヒルとディビット・エイブリューのマドローナ・ランチから調達し造るカリアドもこのワイナリーに葡萄が持ち込まれ醸造される。

COLGIN CELLARS コルギン・セラーズ

“ネオ・クラシカル”魅惑のアン・コルギンの情熱とカリフォルニア・カルトワインの中でも妥協なき優美さへの探究

Pritchard Hill, Napa Valley

Colgin Cellarsコルギン・セラーズ

オーナーのアン・コルギン女史は、1992年コルギン・シュレイダー・セラーズを設立。前夫フレッド・シュレイダー氏と離婚後はコルギン・セラーズとなり、現在は再婚し夫ジョー・ウェンダー氏と共に、ロバート・パーカーに「葡萄栽培の桃源郷」と言わしめたプリチャード・ヒルにあるナンバー・ナイン・エステートにて究極の優美さを目指したワインを紡ぎ出す。この自社畑からのワインと、ナパのトップクラス畑の買い葡萄によるワインは、違うテロワールからであっても「コルギンの優美さ」をまといパーカー100点を連発するワインが造られる。2017年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、ラグジュアリー・ブランドの名声を得る。2018、2019VTGと続けてIXレッドとティクソンヒルがパーカー100点を獲得。ティクソン・ヒルは2021VTGも100点を獲得している。

オーナー・アン・コルギン女史と夫のジョー・ウェンダー氏(銀行投資家であり、膨大なプレミアム・ワインのコレクター)は、2002年には、ブルゴーニュ・ボーヌの伝統あるメゾン・カミーユ・ジローを買収し、オールド・ファッションのメゾンに、有望な醸造家・ダヴィッド・クロワ氏(Domaine des Croix)を配し、近代的な設備を導入。

昔ながらの個性を保ちつつ、現代にあったメゾンに復活させている。

二人のワインに対する情熱は留まるところを知らず、最高品質のワインを造ることに真摯な姿勢を貫き続けている。

2017年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、夫妻は40%の株を保有し続け、体制はそのままに資金力のバックとラグジュアリー・ブランドの名声を得る事となった。

最高のテロワールはCh.シュヴァル・ブラン、Ch.ディケム、Dm.クロ・デ・ランブレイと並び称される。

アン・コルギン

ジョー・ウェンダー

ニール・ベルナルディ氏(マスター・オブ・ワイン)

2023年よりCOO/最高執行責任者に就任。

ワイナリーの日々の運営を監督し、ビジネスのあらゆる側面で、会長兼創業者であるアン・コルギン、CEOのジョー・ウェンダーと密に連携し、コルギン・セラーズの卓越した伝統を守りながら、革新と成長を推進している。

カリフォルニア北部生まれ、イタリア・フィレンツェで短期間過ごした後、UCデイビスでイタリア語を学んでいる最中に、ワイン学科に魅了され、間もなく醸造学と葡萄栽培学に興味を広げ、最終的にイタリア語の学士号と葡萄栽培学および醸造学の理学士号を取得した。

コルギンの前は、ダックホーン・ポートフォリオで15年間、ワイン・メイキングのリーダーシップ・ポジションを歴任。

ポール・ロバーツ退任後のコルギン・セラーズを引き継ぐものとして大抜擢され、その手腕を振い、アン・コルギンが目指す究極のエレガンス、世界のラグジュアリー・ブランドを継続するキーパーソンとなっている。

アリソン・トージア(ワイン・メーカー)

醸造化学専攻。

ボルドーにて学んだ後、帰国。ファー・ニエンテにて創業者ジル・ニッケル引退前に師事を受ける。

2005年よりコルギンのアシスタント・ワインメーカーとなり、オーナー・アン・コルギンにその才能を買われワイン・メーカーに就任。

ポール・ロバーツ社長と共に究極のエレガンス「コルギン・セラーズ」の信念を体現している。

Four Wines (現在4つのワインがラインナップ)

    • IX Estate Red Wine/ナンバー・ナイン・エステート レッド・ワイン (自社畑・プリチャード・ヒル 6.47 ヘクタール)
      植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン63%、メルロ20%、カベルネ・フラン11%、プティ・ヴェルド6%)

    • IX Estate Syrah/ナンバー・ナイン・エステート シラー (自社畑・プリチャード・ヒル 1.61 ヘクタール)
      植樹率:シラー100%

    • Cariad/カリアド (セント・ヘレナ市街地の西、なだらかな斜面にある3.18 ヘクタールの区画から。)
      植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロ30%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド9%

  • Tychson Hill Cabernet Sauvignon/ティクソン・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン (セント・ヘレナ市街地の北、スプリング・マウンテン裾野にある1.21 ヘクタールの区画から)
    植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
ワイナリー情報

Promised Land 約束の地 ~プリチャード・ヒル~

ナパ・ヴァレー中央部の東側山斜面にあるレイク・ヘネシーの南側に広がるプリチャード・ヒルには、綺羅星のごとく輝くワイナリーが、畑の開墾に膨大な労力をかけて、類まれなるワインを造り出している。

コルギン、シャペレー、ブライアント・ファミリー、デヴィット・オーサー、オーヴィッド、コンティニュアム、ロング、ブランド、メランソン・・・。

有名ワイナリーやこれから注目を集めるワイナリー様々である。

大きな岩が地中にあるこの地を開墾するには金額的に膨大な投資が必要である。

ワイナリーの設備、ヴィンヤード・マネージャーやワイン・メーカー、有能なスタッフにも投資を惜しまず、情熱と忍耐力を持ち、夢を現実にする強い意志を持つオーナーのみに与えられる珠玉のワイン。

おのずとついてくる高い評価。約束の地でのワイン造りは誰にでもかなう夢ではない。

セント・ヘレナから東側の山斜面に車を進め、レイク・ヘネシーの南側に沿って走ると、このプロミスト・ランドへの入り口が見えてくる。

完璧に舗装された道、点在するリゾート地のような邸宅の数々。

ナパのビバリーヒルズに入る感である。

いや、ナパのグラン・クリュ街道となるかもしれない・・・。