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ピノ・ノワール ザ・コースト ソノマ・コースト 2019

Pinot Noir The Coast Sonoma Coast

希望小売価格 35,000 円(税別)

ヴィンテージ 2019年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ソノマ・コースト/ Sonoma Coast
ネステッドAVA、他 フォート・ロス・シーヴュー/ Fort Ross-Seaview
ボアズ・ヴュー・ヴィンヤード/ Boars' View Vineyard
備考 94P Jeb Dunnuck.com July 2021

詳細データ MORE

ワインメーカー トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown
醸造 天然酵母
熟成 仏産樽(フランソワ・フレール、レモンド、ゴティエ)熟成、(新樽率50%)、ノンフィルター
土壌
サスティナブル認証
評価 90P以上
キャップ コルク
アルコール度数 14.5%
品番 1SC5I22119
JAN 無し
入数 6
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コメント

天然酵母のみを使い、仏産フランソワ・フレール、レモンド、ゴティエの樽にて10ヶ月熟成 深紫を示し、ザクロやクランベリーの赤系果実とスパイシーなハーブのニュアンスが軽やかに漂う。味わいにはホワイト・チョコレートのような濃厚さ、ココアのような凝縮感とシルキーな口当たり、様々な味わいの要素が複雑に絡み合い、しっかりとした骨格を形作っている。産地の特徴酸が全体を引き締める。

ヴィンテージ情報

2019年は、トーマスと栽培・醸造チームに取って非常に目まぐるしい展開をもたらした。いつもの倍以上の雨が冬に降り、春の開花を遅らせたが、夏は温暖で、気温の急上昇もなく暖かい日が長く続き、朝入る冷たい霧が自然の酸味を保ち、十分に完熟するタイミングを待ち、ベストな収穫のタイミングを区画毎に決めることが出来た。

テクニカル情報

醸造:過度な抽出を行わず、天然酵母のみを使い、仏産のフランソワ・フレール、レモンド、ゴティエの樽にて10ヶ月熟成(新樽50%)フィルター・人工的な清澄なし。

テイスティング・コメント

ピュアで魅惑に富んだこの特徴的なピノ・ノワールは、海岸沿いの起伏に富んだ丘の中腹に位置する畑の特徴を表現している。グラスの中は鮮やかな紫色。グラスに注いだとたん、どんどんと華やかに香り立ち、ブラック・リコリス、クランベリーの果実、スパイシーなグローブ、ミント・オイルのニュアンスが現れる。
シルクのような口当たり、次々と更に香りや果実の味わいが押し寄せてくる。ラベンダー、キルシュ、スターアニス、プラムなどの複雑な香りと味わいが層を成す。食欲をそそる酸とエキゾチックなスパイスの余韻が長いフィニッシュまで続き、2019年ヴィンテージ及び産地の表現が見事に集約している。トーマス・リヴァース・ブラウン談

94P Jeb Dunnuck.com July 2021

BOARS’ VIEW ボアズ・ヴュー

ワイナリー名は~マーカッシン・ヴィンヤードを眺望する~と名付け、ソノマ・コースト・トップをターゲットする

Fort Ross-Seaview, West Sonoma Coast

Boars’ View ボアズ・ヴュー

「フォート・ロス-シーヴュー」には綺羅星のような著名ヴィンヤードが林立。その中でも超レア/ヘレン・ターリー女史の「マーカッシン・ヴィンヤード」を上から望むような位置にある畑を「ボアズ・ヴュー」と命名。マーカッシン・ヴィンヤードの猪ラベルはあまりにも有名で、それに対抗するかのような猪ラベルが印象的。(マーカッシン/仏語=「猪/いのしし」=ボア/英語)。シュレイダー傘下より独立し、畑管理にユリシス・ヴァルデス・チーム、ワインメーカーにトーマス・リヴァース・ブラウンという盤石の体制。畑とワインの個性をしっかりと主張する。(オーナーはシュレイダー夫妻&ステイナー夫妻&トーマス・リヴァース・ブラウン)

オーナーとこのワイナリーの成り立ち

このプロジェクトが始まった理由はなんといっても、大きな可能性を秘めた「ボアズ・ヴュー」と名付けたソノマ・コーストの16haの畑を2007年に取得したことから。

現在のオーナーはフレッド&キャロル・シュレイダー夫妻とデヴィッド&ジュディ・ステイナー夫妻。

シュレイダー・セラーズの傘下では無く単独のワイナリーとなっている。

冷たい海からの霧が届く遥か上に位置し、海岸から二つ目の起伏の穏やかな斜面にある。

十分な日照量が確保出来ながら、海岸からの冷涼な風や空気が上がってきて畑を包む。

夏の熱波にも、この冷たい空気が葡萄畑を十分に冷やす事ができる。

この立地条件がもたらすものは、非常に早い芽吹きから、収穫までの長く一定した気温の生育期間を確保出来、十分に熟し、成熟した葡萄を収穫できる。

土壌の構成は、ピノ・ノワールに最適と言われる細かい砂を含むゴールド・リッジ土壌に、小石が含まれ水はけが非常に良い。

一部の土壌には粘土質が混じる為、そこには少量のシャルドネを植えている。

ピノ・ノワールはクラッシック・クローンのカレラ、マウント・エデン、スワンを採用。シャルドネにはウェンテ。

フレッド・シュレイダー/ Fred Schrader

キャロル・シュレイダー/ Carol Schrader

   

畑管理

ソノマ・コーストのヴィンヤード・マネージャーとして高い評価を受けた故ユリシス・ヴァルデス(2018年若くして逝去/49歳)の自社畑。

現在彼の遺志を継ぐ子供たちがヴァルデズ・グロワーズとして自社畑、契約畑を管理する。

このボアズ・ヴュー・ヴィンヤードも開拓初期から、ユリシスと彼のチームが深く関わり、畑の開拓、土壌調査委、土壌の特徴にあったクローンの選択、畝の向き、樹間、植樹など、初期から関わっている。

特に灌漑に関しては彼の長い経験から来るノウハウで、適切にそして効果的に管理している。

現在ドライ・ファーミング(灌漑をなるべく減らし、葡萄の根が自ら水を求めて地中深くまで伸び、土壌の持つ複雑な要素を吸い上げることが出来る)が見直されているが、ピノ・ノワールは非常に繊細な為、水を与える加減が非常に重要。

ヴァルデズ・チームの多大にして繊細な畑管理が、「偉大なワインは畑から造られる」を実践する。

故ユリシス・ヴァルデス/Ulises Valdez

ヴァルデズ・グロワーズ

ワインメーカー

今や引く手あまたのワインメーカーである「トーマス・リヴァース・ブラウン」は、シュレイダー・プロジェクトには欠かせない存在。

自らのブランド「リヴァース・マリー」でもピノ・ノワールを作り、シュレイダーから始まり今では自社畑となっている「アストン」ブランドでピノ・ノワールを造っている。

トーマスの手腕を持って、このソノマ・コーストのフォート・ロスーシーヴュー地区の最大の特徴を表現する畑から究極のピノ・ノワールと少量のシャルドネが造り出される。

トーマスはこの畑の開拓初期から、全ての畑での選択に関わっている。

彼の類いまれなる手腕を持って、この特徴的で伝説的な畑から、自然の産物としての輝かしい葡萄を育て上げ、偉大なワイン造りへの最大の要素を導き出す。

トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown

ヴィンヤード情報