生産者: ボアズ ヴュー
希望小売価格 15,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2019年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ソノマ・コースト/ Sonoma Coast |
ネステッドAVA、他 | フォート・ロス・シーヴュー/ Fort Ross-Seaview |
畑 | ボアズ・ヴュー・ヴィンヤード/ Boars' View Vineyard |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown |
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醸造 | |
熟成 | |
土壌 | 仏産樽で熟成10ヶ月 |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.1% |
品番 | 1SC5I12119 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
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コメント
トーマス・リヴァース・ブラウン、フレッド&キャロル・シュレイダー夫妻、デヴィッド&ジュディ・ステイナー夫妻が、ボアズ・ヴューの畑を取得したのが2007年(ピノ・ノワールのデビュー・ヴィンテージが2012年)。
それから8年のヴィンテージを経て2022年秋に満を持してリリースされたのが、セカンド・ワインとなる2019VTGのB・D・Rビー・ディ・アール(Bohan Dillon Road/ボーハン・ディロン・ロードの略)。
ボアズ・ヴューの畑を見つけた時は畑までの舗装された道も無く、ジープで丘を越え、森林の中を走らなければたどり着けなかった。
当時畑の場所を「ボーハン・ディロン・ロードのはずれ」と呼んでいたことから命名。
本家ボアズ・ヴューのラベルより更に印象的な「猪(英語でボア)のラベル」。
現在、樹齢が約15年となってきたことから、ウエスト・ソノマ・コースト、フォート・ロス-シーヴュー、この畑の個性、この畑のクローンの個性をより良く現わすようになり、この畑から造られるワインの素晴らしさをもっと多くの人に味わっていただきたいと、長年の予定に従いセカンド・ワインの今秋・初リリースとなった。
ヴィンテージ情報
冬にたっぷりと雨が降り、涼しい春で開花は遅く、夏は大きな熱波は無かった為、長い生育期を経て葡萄は完熟。冷たい霧が酸をしっかりキープ。
テクニカル情報
区画:ボアズ・ヴュー(自社畑)のマウント・エデン・クローンとスワーン・クローンのブロックから、BDRに相応しい樽を選抜(マウント・エデン79%+スワン21%)
醸造:仏産樽で熟成10ヶ月
テイスティング・コメント
色は黒みがかり、香りがグラスから溢れ出し、赤系ベリー、リコリス、
ザクロ、ミント、ラベンダー・オイル、ウーロン茶、杉の木屑、破石のニュアンスが満載。
大胆でダイナミックな味わいは、まろやかな赤紫系のベリーが果実味豊かに始まり、半ばでは少し熟成を感じさせるキノコやたばこの葉のような複雑な要素が現れ、全体の印象はチャーミングなピノ・ノワールの一面が高いクオリティーで締めくくられます。
このワインは、豊富な果実味と自然の酸味が素晴らしいバランスをキープし、今すぐに特別な個性を楽しめ、更なる瓶熟も可能。
ワイナリー名は~マーカッシン・ヴィンヤードを眺望する~と名付け、ソノマ・コースト・トップをターゲットする

Fort Ross-Seaview, West Sonoma Coast
Boars’ View ボアズ・ヴュー


「フォート・ロス-シーヴュー」には綺羅星のような著名ヴィンヤードが林立。その中でも超レア/ヘレン・ターリー女史の「マーカッシン・ヴィンヤード」を上から望むような位置にある畑を「ボアズ・ヴュー」と命名。マーカッシン・ヴィンヤードの猪ラベルはあまりにも有名で、それに対抗するかのような猪ラベルが印象的。(マーカッシン/仏語=「猪/いのしし」=ボア/英語)。シュレイダー傘下より独立し、畑管理にユリシス・ヴァルデス・チーム、ワインメーカーにトーマス・リヴァース・ブラウンという盤石の体制。畑とワインの個性をしっかりと主張する。(オーナーはシュレイダー夫妻&ステイナー夫妻&トーマス・リヴァース・ブラウン)
オーナーとこのワイナリーの成り立ち
このプロジェクトが始まった理由はなんといっても、大きな可能性を秘めた「ボアズ・ヴュー」と名付けたソノマ・コーストの16haの畑を2007年に取得したことから。
現在のオーナーはフレッド&キャロル・シュレイダー夫妻とデヴィッド&ジュディ・ステイナー夫妻。
シュレイダー・セラーズの傘下では無く単独のワイナリーとなっている。
冷たい海からの霧が届く遥か上に位置し、海岸から二つ目の起伏の穏やかな斜面にある。
十分な日照量が確保出来ながら、海岸からの冷涼な風や空気が上がってきて畑を包む。
夏の熱波にも、この冷たい空気が葡萄畑を十分に冷やす事ができる。
この立地条件がもたらすものは、非常に早い芽吹きから、収穫までの長く一定した気温の生育期間を確保出来、十分に熟し、成熟した葡萄を収穫できる。
土壌の構成は、ピノ・ノワールに最適と言われる細かい砂を含むゴールド・リッジ土壌に、小石が含まれ水はけが非常に良い。
一部の土壌には粘土質が混じる為、そこには少量のシャルドネを植えている。
ピノ・ノワールはクラッシック・クローンのカレラ、マウント・エデン、スワンを採用。シャルドネにはウェンテ。

フレッド・シュレイダー/ Fred Schrader

キャロル・シュレイダー/ Carol Schrader
畑管理
ソノマ・コーストのヴィンヤード・マネージャーとして高い評価を受けた故ユリシス・ヴァルデス(2018年若くして逝去/49歳)の自社畑。
現在彼の遺志を継ぐ子供たちがヴァルデズ・グロワーズとして自社畑、契約畑を管理する。
このボアズ・ヴュー・ヴィンヤードも開拓初期から、ユリシスと彼のチームが深く関わり、畑の開拓、土壌調査委、土壌の特徴にあったクローンの選択、畝の向き、樹間、植樹など、初期から関わっている。
特に灌漑に関しては彼の長い経験から来るノウハウで、適切にそして効果的に管理している。
現在ドライ・ファーミング(灌漑をなるべく減らし、葡萄の根が自ら水を求めて地中深くまで伸び、土壌の持つ複雑な要素を吸い上げることが出来る)が見直されているが、ピノ・ノワールは非常に繊細な為、水を与える加減が非常に重要。
ヴァルデズ・チームの多大にして繊細な畑管理が、「偉大なワインは畑から造られる」を実践する。

故ユリシス・ヴァルデス/Ulises Valdez

ヴァルデズ・グロワーズ
ワインメーカー
今や引く手あまたのワインメーカーである「トーマス・リヴァース・ブラウン」は、シュレイダー・プロジェクトには欠かせない存在。
自らのブランド「リヴァース・マリー」でもピノ・ノワールを作り、シュレイダーから始まり今では自社畑となっている「アストン」ブランドでピノ・ノワールを造っている。
トーマスの手腕を持って、このソノマ・コーストのフォート・ロスーシーヴュー地区の最大の特徴を表現する畑から究極のピノ・ノワールと少量のシャルドネが造り出される。
トーマスはこの畑の開拓初期から、全ての畑での選択に関わっている。
彼の類いまれなる手腕を持って、この特徴的で伝説的な畑から、自然の産物としての輝かしい葡萄を育て上げ、偉大なワイン造りへの最大の要素を導き出す。

トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown

ボアズ・ヴューのセカンドとなるB・D・Rビー・ディ・アール(Bohan Dillon Road/ボーハン・ディロン・ロードの略)。かって畑を「ボーハン・ディロン・ロードのはずれ」と呼んでいたことから命名。ボアズ・ヴュー(自社畑)のマウント・エデン・クローンとスワーン・クローンのブロックから、BDRに相応しい樽を選抜(マウント・エデン79%+スワン21%)仏産樽で熟成10ヶ月 大胆でダイナミック、赤紫系のベリーが果実味豊かでチャーミングなピノ・ノワールの一面と自然の酸味が素晴らしいバランス。