生産者: ボアズ ヴュー
希望小売価格 35,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2020年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 白ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | シャルドネ100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ソノマ・コースト/ Sonoma Coast |
ネステッドAVA、他 | フォート・ロス・シーヴュー/ Fort Ross-Seaview |
畑 | ボアズ・ヴュー・ヴィンヤード/ Boars' View Vineyard |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown |
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醸造 | |
熟成 | 仏産樽(フランソワ・フレール社)にて15ヶ月熟成(新樽率100%) |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.5% |
品番 | 1SC5C22120 |
JAN | |
入数 | 6 |
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コメント
ヴィンテージ情報
2020年の栽培シーズンは困難を伴ったが、「ワインメーカーのヴィンテージ」と称される年でもある。夏は例年よりも暖かく、多くの日で29度前後まで気温が上がったため、ヴェレゾンがやや早まり、収穫までの期間が長く確保された。沿岸部からの朝霧が自然な酸を保持し、豊かでバランスの取れたワインが生み出された。
テクニカル情報
醸造:仏産のフランソワ・フレールの樽にて15ヶ月熟成(新樽100%)
ワインメーカーのテイスティング・コメント
グラスに注ぐとボアズ・ビューのシャルドネに特徴的な黄金色の輝きを放つ。レモンカスタード、白コショウ、スミレといった生き生きとしたアロマが立ち上がる。口中では、バタースコッチ、クレームブリュレ、ハニーサックル、マイヤーレモン、アプリコットなどがバランスよく広がる。リッチなシャルドネの風味と新樽のフレンチオークが見事に融合し、滑らかで厚みのある余韻を描くワインに仕上がっている。
ワイナリー名は~マーカッシン・ヴィンヤードを眺望する~と名付け、ソノマ・コースト・トップをターゲットする

Fort Ross-Seaview, West Sonoma Coast
Boars’ View ボアズ・ヴュー


「フォート・ロス-シーヴュー」には綺羅星のような著名ヴィンヤードが林立。その中でも超レア/ヘレン・ターリー女史の「マーカッシン・ヴィンヤード」を上から望むような位置にある畑を「ボアズ・ヴュー」と命名。マーカッシン・ヴィンヤードの猪ラベルはあまりにも有名で、それに対抗するかのような猪ラベルが印象的。(マーカッシン/仏語=「猪/いのしし」=ボア/英語)。シュレイダー傘下より独立し、畑管理にユリシス・ヴァルデス・チーム、ワインメーカーにトーマス・リヴァース・ブラウンという盤石の体制。畑とワインの個性をしっかりと主張する。(オーナーはシュレイダー夫妻&ステイナー夫妻&トーマス・リヴァース・ブラウン)
オーナーとこのワイナリーの成り立ち
このプロジェクトが始まった理由はなんといっても、大きな可能性を秘めた「ボアズ・ヴュー」と名付けたソノマ・コーストの16haの畑を2007年に取得したことから。
現在のオーナーはフレッド&キャロル・シュレイダー夫妻とデヴィッド&ジュディ・ステイナー夫妻。
シュレイダー・セラーズの傘下では無く単独のワイナリーとなっている。
冷たい海からの霧が届く遥か上に位置し、海岸から二つ目の起伏の穏やかな斜面にある。
十分な日照量が確保出来ながら、海岸からの冷涼な風や空気が上がってきて畑を包む。
夏の熱波にも、この冷たい空気が葡萄畑を十分に冷やす事ができる。
この立地条件がもたらすものは、非常に早い芽吹きから、収穫までの長く一定した気温の生育期間を確保出来、十分に熟し、成熟した葡萄を収穫できる。
土壌の構成は、ピノ・ノワールに最適と言われる細かい砂を含むゴールド・リッジ土壌に、小石が含まれ水はけが非常に良い。
一部の土壌には粘土質が混じる為、そこには少量のシャルドネを植えている。
ピノ・ノワールはクラッシック・クローンのカレラ、マウント・エデン、スワンを採用。シャルドネにはウェンテ。

フレッド・シュレイダー/ Fred Schrader

キャロル・シュレイダー/ Carol Schrader
畑管理
ソノマ・コーストのヴィンヤード・マネージャーとして高い評価を受けた故ユリシス・ヴァルデス(2018年若くして逝去/49歳)の自社畑。
現在彼の遺志を継ぐ子供たちがヴァルデズ・グロワーズとして自社畑、契約畑を管理する。
このボアズ・ヴュー・ヴィンヤードも開拓初期から、ユリシスと彼のチームが深く関わり、畑の開拓、土壌調査委、土壌の特徴にあったクローンの選択、畝の向き、樹間、植樹など、初期から関わっている。
特に灌漑に関しては彼の長い経験から来るノウハウで、適切にそして効果的に管理している。
現在ドライ・ファーミング(灌漑をなるべく減らし、葡萄の根が自ら水を求めて地中深くまで伸び、土壌の持つ複雑な要素を吸い上げることが出来る)が見直されているが、ピノ・ノワールは非常に繊細な為、水を与える加減が非常に重要。
ヴァルデズ・チームの多大にして繊細な畑管理が、「偉大なワインは畑から造られる」を実践する。

故ユリシス・ヴァルデス/Ulises Valdez

ヴァルデズ・グロワーズ
ワインメーカー
今や引く手あまたのワインメーカーである「トーマス・リヴァース・ブラウン」は、シュレイダー・プロジェクトには欠かせない存在。
自らのブランド「リヴァース・マリー」でもピノ・ノワールを作り、シュレイダーから始まり今では自社畑となっている「アストン」ブランドでピノ・ノワールを造っている。
トーマスの手腕を持って、このソノマ・コーストのフォート・ロスーシーヴュー地区の最大の特徴を表現する畑から究極のピノ・ノワールと少量のシャルドネが造り出される。
トーマスはこの畑の開拓初期から、全ての畑での選択に関わっている。
彼の類いまれなる手腕を持って、この特徴的で伝説的な畑から、自然の産物としての輝かしい葡萄を育て上げ、偉大なワイン造りへの最大の要素を導き出す。

トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown

ウェンテ・クローンを使い、濃厚でエネルギー溢れる仕上がり。金色がかった黄色で、濃密に立ち上がる香りは白桃、ライムの皮を連想。口に含むと、和梨やマイヤーレモン、川の岩といった複雑な味わいが広がる。。活気ある酸味が口の中を引き締め、エネルギーを与え、芳醇な花の香りが余韻に残る。