生産者: ビーヴァン セラーズ
希望小売価格 20,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2019年 |
---|---|
容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
ブレンド品種 | メルロ、カベルネ・フラン |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | |
備考 | 在庫僅少 98P Jeb Dunnuck dated March 2022 by Jeb Dunnuck |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ラッセル・ビーヴァン/ Russell Bevan |
---|---|
醸造 | 除梗後、粒毎に選果 |
熟成 | 仏産樽(Remond, Francois Freres, Darnajou, Taransaud)にて熟成 |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
---|---|
アルコール度数 | 14.9% |
品番 | 1BEVP32119 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
-- | -- |
コメント
テクニカル情報
醸造・熟成:除梗された葡萄は粒毎に非常に厳しく選果を行い、未熟・過熟の粒は全部より分ける。
フランス産新樽にて熟成(Remond, Francois Freres, Darnajou, Taransaud)。
平均で2週に一回のペースでテイスティングを続け、熟成期間、澱引き、瓶詰のタイミングを計る
テイスティング・コメント
2019年は非常に力強く濃厚な果実味を引き題している。
2018年よりカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、テンチ・ヴィンヤードの岩がごろごろしたブロックをメインに使っている。
そこに加わるメルロ、カベルネ・フランが最高のバランスを醸し出している。
クレーム・ド・カシスやラズベリーのニュアンスが濃厚に感じられ、華やかで、魅力的。
口当たりは滑らかでオイリー、口中にピュアな果実味が広がり、フル・ボディでリッチながら品の良いバランスを整えている。
ビーヴァン・セラーズが造るポルドー品種のシングル・ヴィンヤードからのマルチ・ヴィンヤード・ブレンド。2019年はTench Vineyard(テンチ・ヴィンヤード、オークヴィル)のカベルネ・ソーヴィニヨンが主体で濃厚な果実味を引き出し、他の畑のカベルネ・フラン、メルロが葉巻やダーク・チョコレートのニュアンスを惹きたてている。
ビーヴァンで造られるシングル・ヴィンヤードから最初にこのワイン用のキュヴェを選ぶ。
ワイン・マニアからパーカー100ポイントゲッターへの道は徹底したこだわりと先見の明、将来有望な畑の選定眼は驚異的
Bevan Cellars ビーヴァン・セラーズ
オーナー・ワインメーカーのラッセル・ビーヴァンは、情熱的なワイン・ラバーでウェブにワイン・コラムを書く取材でナパ・ヴァレー、ソノマを訪れ様々な醸造家達と出会う中、2004年にはソノマに移住しビーヴァン・セラーズを設立。自分のテイスティングを信じ、造りたいワインを強く念頭に置き、葡萄の調達から、醸造に至るまで徹底的にこだわることがポリシー。2013年のプレミア・ナパ・ヴァレー・オークションにてトップ・ロットを獲得($75,000/120本)。その後むずかしい2011VTGにもかかわらず、パーカー・ポイント100点を獲得。現在では確定+暫定100点を13ワインで獲得するというワイン・マニアから自身で100点満点ワインを造る離れ業を達成し進化は止まらない。
プレミア・ナパ・ヴァレー・オークションにてトップ・ロットを獲得
ソノマ生まれのラッセル・ビーヴァンは、1995年当時はアメリカ中西部に住みデンタルケア製品の会社に勤めていた。
その後、後に妻となる歯科衛生士のヴィクトリア・デ・クレシェンツォと出会った。
二人の共通の趣味はワインで、ブラインド・テイスティングを楽しんでいた。
その後、多くの情熱的なワイン・ラバーとインターネットを通じて知り合うことになり、趣味が高じてウェブにワイン・コラムを書いたり、その取材やオフ会などを兼ねてナパ・ヴァレー、ソノマへ定期的にツアーを組んでいた。
その結果、様々なワイナリーを訪問し、醸造家達と出会う機会が広がった。
フィリップ・トーニからはワイン造りにおける細部までの配慮を聞き、ボブ・フォーリーがどのようにして葡萄の収穫時期を見極めるのか(ラボに頼らず)を知り、グレッグ・ラフォレからはワイン造りにおいては些細なことでも慎重に検討しなければならないこと(それは例え小さな決定でも最終的にワインに多大なる影響を及ぼすから)を学んだ。
2004年にはソノマに移住し、自宅の庭にシラーを植樹した。その年にビーヴァン・セラーズを設立。
早速ナパ・ヴァレー、オークヴィルのショーケット・ヴィンヤード(後のピーター・マイケル自社畑オー・パルディス)のカル・ショーケットとの交流により葡萄を調達し、初めてのワイン造りをスタートした。
ラッセルは正式に醸造学校に行ったり、ワイナリーで研修したりすることもなく、自身のワインを造ることになったわけだ。
最初の葡萄が運びこまれた時に、ワイン仲間十数人に招集をかけ、素人の手作業で選果を16時間もかけて徹底的に未熟な葡萄の粒を取り除くことに注力した。
もう全員がヘトヘト状態になったその当時のことが今でもワイン造りの大事なポリシーになっている。
自分のテイスティングを信じ、造りたいワインを強く念頭に置き、葡萄の調達から醸造に至るまで徹底的にこだわることがビーヴァン・セラーズのポリシーであり、初ヴィンテージから現在に至るまで貫いている。
栽培家やワイナリーオーナーと密接な関係を築き、ヴィンテージ毎に畑を増やし、シングル・ヴィンヤード名ワインを中心に造り、数種のマルチ・ヴィンヤードのボルドー品種のレッド・ワインも造っている。
またソノマやサンタ・リタ・ヒルズからシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シラーも造っている。2013年のプレミア・ナパ・ヴァレー・オークションにてトップ・ロットを獲得($75,000/120本)。
同じ年、むずかしい2011VTGにもかかわらず、遂にパーカー・ポイント100点を獲得した。
その後も現在の2019VTGまでに確定+暫定100点を11ワインで獲得するという素人から100点満点ワインを造り上げるという離れ業をやってのけた。
造るアイテムは多いが各生産量は非常に少ないため、日本へは限定アイテムのみ輸入がかなった。
オーナー・ワインメーカー/ラッセル・ビーヴァン&パートナー/ヴィクトリア・デ・クレシェンツォ
オントジェニーは生物学用語で「個体発生」ワインが仕上り熟成していく様を「マルチ・ヴィンヤード・ワイン」に命名。カベルネ・ソーヴィニヨン 主体、残りはメルロとカベルネ・フラン シングル・ヴィンヤード・セレクション後にブレンド。2019VTGはテンチ・ヴィンヤードが主体。仏産新樽熟成、何度もテイスティングを続け、熟成期間、澱引き、瓶詰のタイミングを計る。ピュアな果実味が前面に出たリッチな味わい。魅力的な旨味とこなれたタンニンが心地良い。