生産者: ベッドロック ワインズ
希望小売価格 9,500 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | ジンファンデル、カリニャン |
ブレンド品種 | ほか25品種混植 |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ソノマ・ヴァレー/ Sonoma Valley |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | ベッドロック・ヴィンヤード/ Bedrock Vineyard |
備考 | Vinous 96P Jan.2023 by Antonio Galloni |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | モーガン・トウェイン・ピーターソン/ Morgan Twain-Peterson |
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醸造 | 天然酵母にて発酵 |
熟成 | 仏産樽&オーストリア産樽(新樽率約20~30%) 228リットル~600リットルまで使い分け約1年間熟成 |
土壌 | 岩がちの赤土粘土質土壌 |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.5% |
品番 | 1BEDK64121 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
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コメント
モーガンから畑の歴史的変遷に関するコメント
- 1854年に南北戦争の軍司令官ウィリアム・テカムセ(インディアンの酋長)・シャーマンと、少将のジョゼフ・(ファイティング・ジョー)・フッカーにより所有・開墾され葡萄が植樹されたソノマ・ヴァレーの中でも非常に古く、現在まで続く歴史的な畑(開墾より約150年が経過)。その後第一次フィロキセラのが1850年代から1880年代にかけて蔓延。
- 1888年から1895年にかけて次の所有者ジョージ・ハースト上院議員(カリフォルニアの父とも呼ばれ、息子のウイリアム・ランドルフ・ハーストはサンフランシスコ・エクザミナー紙のオーナーとして有名)により植え替えられた。
- 1900年初頭から禁酒法時代にはカリフォルニア・ワイン・アソシエーションが管理。
- 1934年にイタリア系のパラドゥッチ・ファミリー(後のヴァレー・オブ・ザ・ムーン・ワイナリー)が購入。
- 1953年にビジネスパートナーであったドミニシ・ファミリーと畑を分け合うことになり、ワイナリー部分と少しの畑をパラドゥッチ・ファミリー(ヴァレー・オフ・ザ・ムーン)が取り、畑の大部分・マドローン・ランチと呼ばれていた62haをドミニシ・ファミリーが獲得し、多くの著名ワイナリーに葡萄を供給した。(その代表格があり、私の父・ジョエル・ピーターソンが大変重要視して、大切にワイン造りを行っていた畑)
- 2005年にドミニシ・ファミリーから、光栄にも、父のコネクションにより私の家族/ピーターソン・ファミリーがこの歴史的に重要で最高品質の葡萄を生み出すポテンシャルのある畑を獲得。
入手後大幅に畑全体を見直し、この畑を最大限に生かし、次の世代にこの宝物を最善の形で引き継いでいけるように総合的な判断の上で新たな栽培管理を行っている。
有機栽培、環境持続型農法に移行し、カバー・クロップを増やし、肥料を抑え、土壌を丁寧に扱う為に、小型のバイオディーゼル燃料のトラクターで耕し、土を踏み固めないよう注意している。
一部の区画は仕立て方を変え、他の品種・クローンに植え替えを行っている区画もある。
この畑は、かつてワインメーカーがオーナーになったことがない為、現在ワインメーカーである父と私の見識を元に、栽培管理の方法を判断し、革新させている。
今では多くの著名ワイナリーからこの葡萄を使いたいという要望が多く入る。

モーガンからワインに関するコメント
このザ・ベッドロック・ヘリテージ・レッド・ワインは、樹齢約120年にもなる古樹も含まれるこの貴重な畑の葡萄から造られ、私の心のよりどころとして、ベッドロック・ワインを2007年に創業した際に初めて造ったワイン。
品種はジンファンデルとカリニャンを主体に、25品種がパッチワークの様に植えられており、土壌は岩がばらまかれた様に混じる赤土の粘土質土壌で、その土壌から、柑橘系のニュアンスを持った赤系果実とスパイシーさが生み出され、この畑の特徴が十分に表現されていると確信している。
植樹されている品種
Zinfandel, Carignane, Mataro, Petite Sirah, Syrah, Alicante Bouschet, Cabernet Sauvignon, Merlot, Castets, Trousseau Noir, Grenache, Bequignol, Mondeuse, Semillon, Tempranillo, Muscadelle, and more.
天然酵母にて醗酵、仏産+オーストリア産樽(新樽率約20-30%)大きさは228リットル~600リットルまで使い分ける熟成約一年、最小限の澱引きのみで瓶詰。
2021年はこのワインを造り始めてもう15年目にあたる。
穏やかな春から涼しい夏を経て、糖度はゆっくりと上昇し完璧に熟し、酸とのバランスも素晴らしい。
今までのザ・ベッドロックの中でもベストな仕上がり。
この畑の特徴のスパイス、シトラス・オイル(コワントロー)、マルベリーやラズベリーの濃い赤系果実が現れている。
早くから飲んでも楽しめ、長い熟成も十分に期待できる。

深い砂地に自根で植わる/フィロキセラ無し
ベッドロック・ヴィンヤード
ソノマ・ヴァレーの中心にある62haの畑。
レーヴェンスウッドのホーム・ヴィンヤードとして知られる。
ピーターソン家が2005年に取得。
150年以上も葡萄栽培が続けられているソノマの中でも歴史的な畑。
レーヴェンスウッドのジョエル・ピーターソンを父に持ち、5歳から英才教育を受けた「モーガン・ピーターソンMW」が造る

Bedrock Wines ベッドロック・ワインズ


1981年生まれモーガン・ピーターソンは5歳からブラインド・テイスティングでメルロとジンファンデルをききわけ、デュジャックの全房醗酵に学びサンジャコモの葡萄でピノ・ノワールを造り有名レストランでオンリスト、大人になってもその多才ぶりは健在。満を持して自身のワイナリー「ベッドロック」を2007年に創業。2013ヴィンテージでパーカーポイント100点を獲得。2017年アメリカで数少ないマスター・オブ・ワインをワインメーカーとして初めて取得。ワイン・スペクテーター誌2018年TOP100の10位にザ・ベッドロック ヘリテージ・レッド・ワイン2016が選出。ジンファンデルを主体にカリフォルニアに現存する古樹を保全する活動を行いつつまだまだ進化は止まらない
新世代カリフォルニア「ジンファンデル」
1981年生まれ、5歳からワインのブラインド・テイスティングでメルロとジンファンデルをききわけ、ドメーヌ・デュジャックの全房醗酵に学びサンジャコモの葡萄でピノ・ノワールを造り有名レストランでオンリストされるという天才ぶりを示したモーガン・トウェイン・ピーターソン。
大人になってもその多才ぶりは健在、大学卒業後、ワイン・セールスをしっかりと経験し、満を持して自身のワイナリー「ベッドロック」を2007年に創業。
ベッドロックを順調に運営させながら、2017年、当時アメリカのワインメーカーとして初のマスター・オブ・ワインを取得。
「夢は大きく、でも生産量は少なく。」こだわりのワインを造り上げる。年毎に多種のワインを造るが、ジンファンデルを中心に限られたアイテムのみ日本へ紹介致します。
モーガンは、父のジョエルを監修に迎え、若手ワインメーカー、オーナーたちと非営利団体“Historic Vineyard Society”を主催し、カリフォルニアの古樹を守り伝える活動もしています。

ジンファンデルの古木

父ジョエル(左から2番目)&息子モーガン
ベッドロックのフラッグシップとなる自社畑。62haのソノマ・ヴァレーの中心にあるレーヴェンスウッドのホーム・ヴィンヤードとして知られるピーターソン家が2005年に取得したソノマの中でも150年以上も葡萄栽培が続けられている歴史的な畑。品種はジンファンデルとカリニャンを主体に、27品種がパッチワークの様に植えられている。柑橘系のニュアンスを持った赤系果実とスパイシーさが特徴。(新樽率20-30%生産量約700ケース)2016VTGが WS誌2018年TOP10に選出