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ノックス・アレキサンダー ピノ・ノワール 2020

Knox Alexander Pinot Noir

希望小売価格 9,800 円(税別)

ヴィンテージ 2020年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA サンタ・マリア・ヴァレー/ Santa Maria Valley
ネステッドAVA、他 サンタ・マリア・ヴァレー
ビエン・ナシード / Bien Nacido、ル・ボン・クリマ / Le Bon Climat 、ランウェイ / Runway
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー ジム・エーデルマン / Jim Adelman
醸造 一部全房を入れて発酵 (2020年は25% 通年に比べて多い)
熟成 仏産フランソワ・フレールの新樽にて22か月熟成
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 13.5%
品番 1ABCI63120
JAN 850755000233
入数 6
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コメント

1999年に誕生した長男ノックス君を記念して作り始めたワイン。サンタバーバラの有名なビエン・ナシード・ヴィンヤードの特定ブロックが主体、自社畑ル・ボン・クリマと2020年からはビエン・ナシードから1.6kmだけ離れたランウェイ・ヴィンヤードが加わった。畑の個性がしっかりと表現され、秀逸な酸、生き生きとしたスパイシーな果実、しなやかなタンニン、長い余韻が特徴。ジビエ(鴨など)との相性が抜群。

“ノックス・アレクサンダー”

長男「ノックス・アレキサンダー」の誕生を記念して、1998年ヴィンテージから造り始めたワイン。

長女の名前を付けたイザベルはオー・ボン・クリマが造るカリフォルニア州各地の畑をブレンドしますが、ノックス・アレキサンダーは、サンタ・バーバラ郡、サンタ・マリア・ヴァレーにある「ビエン・ナシード・ヴィンヤード」の中の特定ブロックが主体。自社畑「ル・ボン・クリマ」とビエン・ナシードの直ぐ隣に位置する「ランウェイ」のピノ・ノワールで加わる。ランウェイ・ヴィンヤードは2020年よりブレンドに加わった。6.5haの畑で植樹は2008年、年々品質が上がりサンタ・マリア・ヴァレーの個性であるクランベリーや薔薇の花が香り立ち、しっかりとした果実味とタンニンを持つ。ビエン・ナシードに比べてやや細かい砂が多い為、涼しい中でもしっかりと完熟するのが特徴。

テイスティング・コメント

ワインは生き生きとして薫り高く、ピノ・ノワールが持つ個性の中でも、スパイシーで、やや黒系のチェリー、瑞々しいラズベリー、ドライ・ハーブのアロマ、土のニュアンスが凝縮される。
しっかりとしたタンニンに縁どられ、果実の凝縮感から力強さを感じられるとともに、エレガントな酸とミネラル感、様々なスパイスが幾重にも現れてくる。
しっかりとした酒質としなやかで複雑味に富むところがノックスらしさを良く表現している。

畑情報

ビエン・ナシード・ヴィンヤード

「ビエン・ナシード・ヴィンヤード」の標高の高い特別な区画(Block11)は、北西を向いた急斜面で、1997年に植樹した50%ディジョン・クローン(667, 777)と、50%伝統的なカリフォルニア・セレクションズ・クローン(115, 2A, Swan, Jackson)を使用。エレガントで旨味、深みのあるワインとなる。

ル・ボン・クリマ

「ル・ボン・クリマ」は、1998年に購入した約40haの畑で、ビエン・ナシード・ヴィンヤードからシスコック・リヴァーを挟んで南側に位置し、海からの距離はほぼ同じです。
ジム・クレンデネン自身が収量の少ない台木、接穂するクローン、植樹間隔、灌漑方法などを選んでいます。
水はけの良い、栄養分の少ない、ほとんどが斜面の畑で、当初からオーガニック栽培で、2003年にオーガニックの認可がおりています。
ノックスに使うBlock2は南西を向いた斜面で早朝海から上がる霧の影響を受け涼しい。
筋肉質で力強く、かっちりとしたワインとなる。

AU BON CLIMAT WINERY オー・ボン・クリマ・ワイナリー

サンタバーバラの巨匠・故ジム・クレンデネン(1953-2021)の遺志は脈々と生き続けブルゴーニュ・スタイルのカリフォルニアワインを継承

Santa Maria Valley

Au Bon Climat Winery オー・ボン・クリマ・ワイナリー

創業者ジム・クレンデネンは2021年5月逝去(享年68歳)。ジムがブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに師事したブルゴーニュ・スタイルのエレガントなワインはサンタ・バーバラのみならずカリフォルニアを代表するワインとなり、世界的に高い評価を受けた。「マインド・ビハイド・ジム・クレンデネン(ジムの遺志を引き継いて)」長年ジムと共にワインを造り続けてきたオー・ボン・クリマ・チームが今後とも変わらぬブルゴーニュ・スタイルを造り続ける。娘イザベル、息子ノックスもワイナリーに参入。ジムの遺志を引き継いでいく。

Mind Behind Jim Clendenen / ジム・クレンデネンの遺志を継いで。

オー・ボン・クリマのオーナー、ワイン・メーカーは、世界的に高い知名度を持つサンタ・バーバラの巨匠ジム・クレンデネン/Jim Clendenen /。

カリフォルニアを代表するワイン・メーカーとして、強い信念のもと1982年創業以来、古典的なスタイル(ブルゴーニュ・スタイル)のシャルドネとピノ・ノワールをサンタ・バーバラで造り続け、この産地の世界的な評価を確立させました。

多くのワイン・メーカーに刺激を与え、カリフォルニアのみならず、世界中から、 そして本家ブルゴーニュからも多くの若手ヴィニュロンが研修に駆けつけます。

彼は率直で、明確で、知的で、ユーモアがあり、情熱的で、自分の信念を曲げずに貫き通しましたが、2021年5月、67歳の若さで急逝。

ジム・クレンデネン

彼の代わりは誰もいませんが、彼の遺志はこれからも引き継がれていきます。

ジムは生前、世界中を飛び回っていたので、彼がいなくても彼のビジョンを実行できる“ドリーム・チーム”を創り上げていました。

30年間ジムと共に働いてきたジェネラル・マネージャーのジム・エーデルマンが、「マインド・ビハインド・ジム・クレンデネン/ジムの遺志を継いで」畑からボトルまでさらにはその先まで全てのオペレーションを監督していきます。

左からセラー・マスターのエンリケ・ロドリゲス、息子のノックス・アレキサンダー、ジム・エーデルマン、娘のイザベル

ドリームチーム

オー・ボン・クリマ設立

1982年にアダム・トルマック(オーハイ・ヴィンヤーズ)をパートナーとして(今は解消していますが)、葡萄を買い付け、醸造設備を借りて、自らのワイナリーを立ち上げました。

オー・ボン・クリマというワイナリー名の意味は「日当たりのよい畑 (ワイン葡萄の栽培に適した気候)」という意味です。

現在は、サンタ・マリア・ヴァレーの中にある「ビエン・ナシード・ヴィンヤード」の中に自社ワイナリーを持ち、年間3万ケースを製造する規模にまで成長。

同じ醸造所内では、ボブ・リンドキストもパートナーとして、リンドキスト・ワインを造る。

ビエン・ナシードからワイナリーをのぞむ

ワイン・ポートフォリオ

オー・ボン・クリマはピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブランとピノ・グリで世界的名声を獲得。造る品種はそれだけに留まらない。

オー・ボン・クリマのボトルには「マインド・ビハインド・ジム・クレンデネン」と記載されている。

それは、「彼の求めるクラシックなスタイルのワインを造っていく」という意味であり、ブルゴーニュスタイルのワインだけでなく、フランスの他の地域の葡萄品種や、彼の愛するイタリア品種のワインにもその信念が浸透し、世界的に優れたワインとして広く認知されている。

世界的な評価

1989年と1990年にABCはロバート・パーカー・Jrの世界のベスト・ワイナリーの一つに選ばれ、1991年にはオズ・クラークの「世界の50人のモダン・クラシック・ワインの作り手」にクレンデネンは選出された。
ロサンゼルス・タイムズのダン・バーガーは1992年のロサンゼルス・タイムス・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに認定。

2007年にジェームス・ベアード基金からフーズ・フー・オブ・フード・アンド・ビバレージ・イン・アメリカに任命されるなど、世界的評価は留まるところを知らない。
2021年ワイン&スピリッツ誌TOP100ワイナリー選出。

ヴィンヤード情報

サンタバーバラの街の中にあるテイスティングルーム

ビエン・ナシード・ヴィンヤード

1973年植樹。オー・ボン・クリマの主要な葡萄畑である。カリフォルニア州サンタ・バーバラ・カウンティの北端、太平洋から32キロほど内陸に入った高台に位置し畑を囲む丘からしか見えないが、サンタ・マリア・ヴァレーAVAの冷涼な気温には海の影響が感じられる。
● 360ヘクタール
● 砂利と石灰質粘土土壌

ル・ボン・クリマ

1998年、ジムが購入しル・ボン・クリマと名付けた。この畑はビエン・ナシ-ドから8キロほど南だが、真向かいにある(つまり太平洋からの距離も同じ)。ジム・クレンデネン自身が収量の少ない台木、接穂するクローン、植樹間隔、灌漑方法などを選んでいます。水はけの良い、栄養分の少ない、ほとんどが斜面の畑で、当初からオーガニック栽培で、2003年にオーガニックの認可がおりている。

● 32ヘクタール
●砂質ローム土壌

サンフォード&ベネディクト ヴィンヤード

サンタ・バーバラ郡で最初の “偉大な”葡萄畑。1971年にリチャード・サンフォードとマイケル・ベネディクトが植えたもので、当初はカベルネ・ソーヴィニヨンとリースリングが植えられていたが後にピノ・ノワールの樹が植えられた。
畑はサンタ・イネズ・ヴァレーの西端、太平洋から16キロほどの距離。

サンタ・イネズ・ヴァレーの東西に横切る山々が太平洋への通り道となり、冷気を内陸に引き込むという、ユニークな地理的恩恵を受けている。
この海洋冷却の影響により、古典的なブルゴーニュ品種にとって理想的な栽培気候(リージョンI)が形成されている。

●カルシウム豊富なボテラ・クレイ・ルーム土壌(砂、シルト、および粘土がバランスよく混ざった土壌)
● 20ヘクタール