BRYANT ESTATE ブライアント・エステイト

プリチャード・ヒルの秀逸性をいち早く発見。ベティーナ社長就任後再びパーカー100点!生まれ変わるブライアント・エステート、華々しい復活

Pritchard Hill, Napa Valley

Bryant Estate ブライアント・エステイト

オーナーのドナルド・ブライアントJr.がプリチャード・ヒルにあるレイク・ヘネシーに面した斜面の区画を1980年代後半に獲得。92VTGリリース後数年で高評価を得、1996年でパーカー100点。錚々たるワインメーカーのバトン・リレーを経て、カルト・ワイン全盛期を牽引したブライアント・ファミリーは「究極のエレガンス」と圧倒的な評価を得るようになった。2004年ヴィンテージからセカンド・ワインを、2009年ヴィンテージからはベティーナをリリース。現在はベティーナ夫人が社長。そして2016年ヴィンテージが25年の時を経て、再びパーカー100点を獲得し華々しい復活。社名をブライアント・エステートに変更し、注目は再びプリチャード・ヒルの長・ブライアントへ。

元祖カルトワイン
カルトワインらしく海外へはメーリング・リストのみの販売を貫き通してきた為、限られたマニアにしか、その真実は知られていなかった

オーナーであるドナルド・L・ブライアント・Jr.が、弁護士として成功を収めた後、ナパ・ヴァレーの東側・ヴォカ山脈の麓、アトラス・ピークとハウエル・マウンテンに挟まれたレイク・ヘネシーに面した北北西向きの斜面、標高約250m~330mにある5haの区画を取得したのは1980年代後半。

今でこそ注目を集めるこの地区“プリチャード・ヒル”であるが当時の有名どころはシャペレのみ。現在はシャペレに加え、コルギン、デイビッド・オーサー、近年ではロバート・モンダヴィの息子ティム・モンダヴィが自身のワイナリー・コンティニュアムを作り、オーヴィッドが希少なプレミアム・ワインを造る。

そのシャペレがかって使っていた畑を取得すると、100%カベルネ・ソーヴィニヨンにモダン・テクニック(台木、クローン、畝の方角、仕立て、スペーシングなど)を駆使して植え替え、最新のワイナリーを建設し、試作を何年も繰り返した後、1992年に初ヴィンテージをリリース。プリチャード・ヒルのテロワールを体現する芸術品が生み出された。

ドナルド&ベッティーナ・ブライアント夫妻

錚々たるワイン・メーカーのバトン・リレー、 ベティーナの社長就任、生まれ変わるブライアント・エステート、そして華々しい復活

1992年ワイン・メーカーにヘレン・ターリーが就任するや、93年にワイン・アドヴォケイト97ポイント、94年に98ポイントを獲得。

96年はワイン・スペクテーター100ポイント、97年はワイン・アドヴォケイト100ポイントとカルト・ワイン全盛期を牽引する華々しい評価を受けるトップ・ワイナリーとなった。

その後ワイン・メーカーが、フィリップ・メルカ、マーク・オーベール、ロス・ウァランス、ヘレン・ケンプリンガー、マーク・ガニョンと変わり、現在はキャサリン・カロッツァーがワインメーカーを務めている。

現ワインメーカー、キャサリン・カロッツァー

現在まで10年以上に渡り、ミッシェル・ロランがコンサルタントを務め、世界中で知られる彼の豊富な経験、外部からの視点がもたらされる。特にブレンド・プロセスにおける彼の卓越した才能は、ブライアント・エステートの特徴的なスタイルを確固たるものにしている。

コンサルタント、ミシェル・ロラン

デヴィッド・エイブリューは畑植え替え当初を手掛けた後、しばらく離れ、2000年より復帰。彼のチームが完璧な栽培管理を行っている。

90年代はカルト・ワインの筆頭としてカベルネ・ソーヴィニヨンの凝縮感を誇り、2007年マーク・オーベールが担当して以降、アントニオ・ガッローニをもってして、「究極のエレガンス/ This is a wine of extraordinary elegance.」と言わしめるワインを造る。

ヴィンヤード・マネージャー、デイヴィッド・エイブリュー

2004年VTGよりセカンド格となるDB4をリリース。

2009年からはデヴィッド・エイブリューの3つの畑からボルドー品種をブレンドし細君・現社長の名を冠した究極のナパ・レッド・ブレンド“ベティーナ”をリリース。

そしてついに、2016年ヴィンテージが20年の時を経て、再びパーカー100ポイントを獲得。

注目は再びブライアントへ・・・。

ベッティーナ・ブライアント

ワイナリー情報

【ブライアント・エステート】
ナパ・ヴァレーの東側・ヴォカ山脈の麓、アトラス・ピークとハウエル・マウンテンに挟まれたレイク・ヘネシーに面した北北西向きの斜面、標高約250m~330mに位置する。

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