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プロプライエタリー レッド・ブレンド ナパ・ヴァレー 2019

Proprietary Red Napa Valley

希望小売価格 37,000 円(税別)

ヴィンテージ 2019年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい フル・ボディ
主要品種 カベルネ・ソーヴィニヨン58%
ブレンド品種 カベルネ・フラン42%
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他
ヴィアディア・エステート/ Viader Estate
備考 限定数入荷

詳細データ MORE

ワインメーカー アラン・ヴィアディア/ Alan Viader
醸造 コンクリート・タン&仏産樽&ステンレス・タンク発酵
熟成 仏産樽にて20か月樽熟成(新樽率74%)
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 14.8%
品番 1VADN32119
JAN 無し
入数 6
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コメント

Liquid Cashmere/リキッド・カシミヤ”という表現がヴィアディアのワインを的確に表しています。

仏産樽熟成20か月(新樽74%)。ハウエル・マウンテンAVAに向かう途中の東向きの急峻な斜面、しっかりとしたタンニンが存在する濃厚な味わいながら、カベルネ・フランを多くブレンドすることによるカシミアのようにしなやかで優しい口当たりが特徴。長い余韻と今すぐ飲んでも楽しめるが、長い熟成も十分に期待できる

ヴィンテージ情報

2019年は年初にまとまった雨が降ったことで土壌が深く潤い、春先の力強い芽吹きを促しました。
気温は急速に上昇し、長く暖かい夏となりましたが、熱波はほとんどなく、果実は濃く色づき、アロマを高めることができました。
比較的穏やかな夏は長いハングタイムを可能にし、果実の新鮮さが保たれ、複雑味とソフトなタンニンをもたらしました。
収穫時には、きれいな酸と豊かなテクスチャーを持った素晴らしい果実が収穫されました。

テクニカル情報

収穫時期:9月25日から10月5日

醸造:夜に収穫し、コンクリート・タンクと仏酸樽、ステンレス・タンクの組み合わせで醸し期間を長め(平均52日間)にとりました。
仏産樽(新樽74%)に移して8ヶ月シュール・リー。
内、最初の6ヶ月は赤ワインでは珍しいですが、優しくバトナージュ(澱をかき混ぜる)します。
トータルで20ヵ月樽熟成させました。

テイスティング・コメント

力強いエントリー、華やかなチェリー、カシスの生き生きとしたアロマ。カラメル、砕いたドライラベンダー、パイス、リコリス、シガーボックスの香りが重なります。
カシス、ブラックフルーツの味わいは滑らかでシルキー。
熟したきめ細かなタンニンが凝縮感と複雑味をもたらし、驚くほどバランスが取れています。
フィニッシュには花の香が漂い、酸味が口中を潤して、もう一口飲みたくなります。
ヴィンテージから15年の熟成が可能です。
飲み頃になるまで5年から7年は熟成させることをお薦めします。

VIADER VINEYARDS & WINERY ヴィアディアヴィンヤーズ&ワイナリー

カリフォルニアの「シュヴァル・ブラン」を目指し、ハウエル・マウンテン山麗の急斜面の畑で情熱を持って造り上げる

Napa Valley

Viader Vineyards
& Winery ヴィアディアヴィンヤーズ&ワイナリー

シャトーシュヴァルブランをカリフォルニアで再現したいというアルゼンチン生まれの美貌のオーナー デリア・ヴィアディア女史の情熱がこのワイナリーの原動力。カリフォルニアからサンテミリオンへの挑戦です。ハウエル・マウンテンに向かう途中、急峻な斜面に自社畑とワイナリーがあり、カベルネ・フランに力を入れて、ボルドー品種を造る。

1986年創立。セント・ヘレナの北西、標高300メートル前後、傾斜32度というハウエル・マウンテンの東側の急峻な斜面に、岩の多い火山性赤土土壌の畑とワイナリーがあります。
ハウエル・マウンテンはナパ・ヴァレーの第一級ともいうべきサブ・アペラシオンで、高品質な赤ワインを産出することで知られています。
草創期のヴィンヤード・マネージャーにはデイヴィッド・エイブリューが、ワイン・コンサルタントはトニー・ソーターと、カルト・ワイン・コンビとでもいうべき逸材を擁してのスタートでした。

創業者にして「ワイン・マザー」、デリア・ヴィアディア/ Delia Viader

オーナー兼ワインメーカーのデリア・ヴィアディアはアルゼンチンの外交官の娘に生まれ、幼少期をヨーロッパで過ごし、パリのソルボンヌ大学を出てアメリカのMIT,UCバークレー、UCデイヴィスの大学院で学んだあと、アメリカの自然に恵まれた環境で子育てすることを決意し、父の援助を受けてハウエル・マウンテンに土地を購入し、高品質なワインを造ることを目指すことになりました。

デリアは惚れ込んだシャトー・シュヴァル・ブラン・スタイルをカリフォルニアで造ることに取り組み、その為にカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランをブレンドするスタイルを造り上げました。

栽培

創業時、地域では初めてボルドー・スタイルの植樹を採用し、葡萄の畝を斜面に沿って上り下りするように施しました。

ヴィアディアの畑では最適な日照量、ユニークな土壌、岩が多く適度なストレスが葡萄樹にかかることで、高品質なワインが生み出されます。

ビオディナミ農法にも取り組み、アメリカでのビオディナミの第一人者である仏人コンサルタントのフィリップ・アルメニエール(オーパス・ワン、ピーター・マイケル、ボー・フレール、カユース、キュペ等でビオディナミのコンサルタントをする)から教えを受けたこともありましたが、現在はオーガニック農法を採用しています。

ワインメーカー、アラン・ヴィアディア/ Alan Viader

ワイン造りは1997年までトニー・ソーターがワイン造りに関わり、2006年から2010年まではミシェル・ロランがコンサルタント、2005年以降はデリアと2002年に加わった息子のアランがワインメーカーを務めています。

アランはUCデイヴィスで醸造を修め、世界のワイン産地、アルゼンチン、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、カリフォルニアで研鑽をつみました。

キース・ヴァン・ルーヴァン(ボルドー大学の栽培学の教授であり、シュヴァル・ブランのヴィンヤード・マネージャーを長年務め、現在も栽培のコンサルタントを通算20年務めている)には畑で実地指導を受け、ブレンディングについては5年に亘りミシェル・ロランに鍛えられました。

デリアの右腕としてワイナリーを背負って立つアランは母のワイン造りの才能とテロワールを表現するワイン造りの情熱を受け継いでいます。

ワイナリー情報

畑とワイナリーがセント・ヘレナの北西、標高300メートル前後、傾斜32度というハウエル・マウンテンの東側の急峻な斜面に位置する。

土壌は岩の多い火山性赤土壌。葡萄の畝を斜面にそって上り下りするように植樹している。