生産者: スケアクロウ ワイン
希望小売価格 60,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2019年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン87% |
ブレンド品種 | マルベック8%、メルロ4%、プティ・ヴェルド1% |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | ラザフォード/ Rutherford |
畑 | J.J.コーン・エステート/ J.J.Cohn Estate |
備考 | 限定数入荷 完売 Parker Point 95 (Wine Advocate, End of October 2021)by Lisa Perrotti-Brown |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | セリア・ウェルチ/ Celia Welch |
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醸造 | ステンレス・タンク発酵 |
熟成 | 仏産樽にて17か月熟成(新樽率75%)、ノン・フィルター |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.7% |
品番 | 1SCAM22119 |
JAN | 無し |
入数 | 6 |
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コメント
ムッシュ・エタンはオズの魔法使いの「ブリキ男」の名前を冠したワインでスケアクロウと同じ自社畑の樹齢の若い木のブドウを使用している。
ラベルにはブリキ男が描かれ、スケアクロウの瓶首には藁のリボンが巻いてあるが、ムッシュ・エタンの首にはブリキ男にふさわしい針金のチャームが結ばれている。
ヴィンテージ情報~ヴィンヤード・マネージャ―、マイケル・ウルフ
2019年はラザフォードに2018年の年間降雨量600mmに比して1140mmと1.8倍の雨に恵まれ、冬は非常に寒く、萌芽は前年より2週間ほど遅かった。
5月中旬大雨が降り、6月は開花時の天候が安定せず、作柄は平年並みとなった。
気温は穏やかに推移し、8月の熱波で、ブドウ樹の成長は一時的に緩やかになったが、ヴェレゾンは早く均一だった。
9月に寒い夜が何度かあり、果実は新鮮さと酸を保つことができた。
収穫はオールドメン(樹齢約70年の古樹の愛称)から始まった。
もう一つの非灌漑区画には、サン・ジョルジュのルーツストックにコーンのクローンというオールドメンと同じ組み合わせのルーツストックが植えられている。
畑ブロック毎に完熟の適正時期を見定めて、10月21日に収穫を終え、最終的に収量は平均を上回った。
テクニカル情報~ワインメーカー、セリア・ウェルチ
ラザフォードにあるJ.J.Cohn Estateで栽培され、2019年10月12日から21日の間に手摘みで収穫されたブドウのみを使っている。
果実は除梗、選果し、ステンレス製の小型タンクで発酵させた後、仏産樽(新樽75%)で合計17ヶ月間熟成し、無清澄、無濾過で2021年4月にボトリングした。
生産量は2700ケース。
テイスティング・コメント~ワインメーカー、セリア・ウェルチ
クランベリー、プラムのような赤い果実アロマ。ラズベリージャム、チェリーボンボン、ザクロの繊細なニュアンスがあり、さらにクローブ、バニラ、パイプタバコ、マホガニーが感じられる。
口に含むと、赤い果実のコクと味わいが広がる。
リリースしたてでもタンニンは穏やかだが、熟成を経てタンニンは柔らかく変化していく。
今は突出することのない穏やかなタンニンだが、熟成させるとさらに柔らかくなる。
2017年プレミア・ナパ・オークションでもトップ・ロット。2014年には史上最高落札価格。24万ドル(60本)を記録した今最も入手超困難なワイン
Rutherford, Napa Valley
Scarecrow Wine スケアクロウワイン
オーナーのブレット・ロペスはJ.J.コーンエステート創業者の孫。創業者のコーン氏はハリウッドの映画配給会社MGMで”ベンハー”、”オズの魔法使い”などハリウッド映画の黄金時代を築いた映画人です。 このスケアクロウは”オズの魔法使い”に登場するカカシに由来しており、映画人であった祖父に敬意を表してつけたものです。コーンエステートのカベルネは第二次世界大戦後イングルヌックに使われ始め、その後オーパスワン、ニーバウム=コッポラ、ダックホーン、インシグニアにも供給されてきた歴史ある畑です。1945年植樹の老木がいまだ残り、”オールドマン”という愛称でナパ最古の樹齢を誇ります。また近年では珍しいドライファーミングも実践しています。ワインメーカーは1999年に殿堂入りした時の人セリア・ウェルチ女史が担当。 ワイナリーのウェイティングリストには5000人が控えます。アメリカの消費者から日本にまで問い合わせが入るほどの超人気、希少商品。
新カルト・ワインの地位確立、ナパ・ラザフォード最上級ワインの畑が集まる西側テラスよりまた伝説のワインが生まれる
スケアクロウはラザフォード・ベンチにある銘醸畑・J.J.コーン・エステートの葡萄から生み出される。
コーン社の始祖ジョセフ・ジャドソン・コーン/ J.J. Cohnはロシア移民の子としてハーレムで貧困の中に育ち、長じてMGM社のプロダクション・チーフに昇りつめ「ベン・ハー」「オズの魔法使い」などの作品によりハリウッドの黄金時代を築いた。
避暑地として購入したナパ・ラザフォードの地は隣人の故グスタフ・ニーバムの勧めでカベルネ・ソーヴィニヨンを植えコーン・エステートとして第二次世界大戦後イングルヌックのカベルネに使われ始め、その後はオーパスワン、ニーバム-コッポラ、ダックホーン、インシグニアにも使われてきた。
ジョセフ・ジャドソン・コーン
コーン・エステートでは1960年代半ばに流行したAxR#1ハイブリッドの台木を使わなかった為、第2次フィロキセラの被害を免れた1945年植樹のセント・ジョージ台木の古樹が僅か0.8ha残り、”オールド・マン“として珍重され、その葡萄はスケアクロウに使われている。
セント・ジョージ台木の古樹は貴重で、J.Jコーンの葡萄樹はナパで最も古いカベルネ・ソーヴィニヨンの一つと言われている。
樹齢70年の古樹、オールド・マン
創始者J.J.コーンの孫・有名写真家ブレット・ロペス/ Bret Lopezがその歴史ある畑から生み出す魔法のワイン
ブランド・ネームのスケアクロウは「オズの魔法使い」のカカシのキャラクターと創始者J.J.コーンに敬意を表して命名。
オーナーのブレット・ロペスは1948年生まれでJ.J.コーンの孫。
元々は商業写真専門の写真家でリーヴァイス、ホンダ、ハーレイ・ダヴィッドソン、シボレー、コカ・コーラ社を手がけていた。
1996年にJ.J.が亡くなるとブレットと姉妹2人の間で遺産相続問題が起こる。
ラザフォードにある祖父の別荘はブレットにとって思い出一杯の場所であり遺しておきたかったが、姉妹は売却して現金化することを要求。
ブレットが地所を買い取るつもりであったが、姉妹は競売で高値での売却を進め、元々400万㌦の評価額の不動産であったのに、最終的には約3,300万㌦にまで高騰した。
そこに現れた救世主はフランシス・フォード・コッポラ。
ブレットと組み、地所の1/3をブレット、2/3をコッポラと分け合い土地の購入金額はすべてコッポラが用意した。
この時入札参加したのは彼らの他にモンダヴィ+ロスチャイルド、アンディ・ベクストファーの合計3組だった。
無事に祖父の別荘と周囲の畑を相続できたブレットは払うべき固定資産税の額に驚き、「ワインを造って税金を払うしかない」と決心しJ.J.コーン・エステートを継承した。
それを機に1998年に商業写真撮影を引退し、ワイナリー経営に専心することになる。
ブレット・ロペス
J.J.コーンの自社畑はラザフォード西側テラスにある10haの畑で、標高は70mから100mのなだらかな斜面。
土壌は粘土質ローム、プレザントン・ロームと砂利質ロームから構成される。
樹齢の違い、台木の違い、地質の違いなど、条件の違う葡萄樹それぞれの特徴を複雑に組み合わせスケアクロウの味わいを造り出す。
ワイン・アドヴォケイトは初ヴィンテージの2003年に97点、2007年、2013年、2014年に100点の評価。2011年2月に行われたプレミアム・ナパ・ヴァレー・オークションでスケアクロウが出品した2009年ヴィンテージ(60本)がこれまでの最高落札価格12万5千ドル(1千万円超)を記録し、注目を集め、一気にスターダムに駆け上がった。
そして2014年2月のオークションではこの記録をあっさりと抜き去り、2012年VTGのスペシャル・ワイン(60本)が倍額の26万ドルを突破し(2千7百万円、1本に換算すると46万円となる)、新記録を更新し、新カルトの名声を不動のものとした。
2017年2月の同オークションでもトップ・ロットの栄光に輝く。
(このワインはオールド・マン100%で造られた非常に貴重なものである。)
ヴィンヤード・マネージャ―、マイケル・ウルフ/ Michael L. Wolf
マイケル・ウルフはアラホ、ベクストファー・ヴィンヤードを始めとするナパ300haもの大小ワイナリー、特にプレミアム・ワインの畑の管理を任されている著名ヴィンヤード・マネージャー。
ワインメーカー、セリア・ウェルチ/ Celia Welch
ワインメーカー、セリア・ウェルチ/ Celia Welch セリア・ウェルチは1982年UCデイヴィス卒後、アメリカ西海岸、東海岸のワイン産地と南半球の産地で修行を積み、1992年よりロバート・ペピでアシスタント・ワインメーカーを務めながら、・コンサルタント業を開始し、1995年にコンサル専業となる。
1999年にウーマン・フォー・ワインセンスでワインメーカー殿堂入りを果たし、同時にライジング・スター賞を授与され2008年には“フード&ワイン”誌ワインメーカー・オブ・ジ・イヤーに選出された。
現在はフリーの立場でワイン・コンサルタントを行う。他に関わってきたワイナリーにはスタッグリン、ハートウェル、ハリウッド&ヴァインセラー、リンドストローム、コーナーストーンなど。
自らのブランドCORRA/コーラも2004年に興し、プレミアム・ワインを造り続けている。
スケアクロウと同じ自社畑の樹齢の若い木の葡萄を使用。小ロットで発酵後にブレンド。仏産樽熟成17ヶ月(新樽70%)。熟した果実のたっぷりとした味わいはまるでチェリー・ジュースを思わせ、絹のような滑らかさが最初から最後まで鮮やかな印象を残しつつ複雑味もたっぷり。