生産者: リース ヴィンヤーズ
希望小売価格 20,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2019年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | |
備考 |
vinous 96P Aug. 2021 by Antonio Galloni Jub Dunnuck 93+P July,2021 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ジェフ・ブリンクマン/ Jeff Brinkman |
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醸造 | ステンレス・タンク発酵(全房率20%)、天然酵母発酵 |
熟成 | 仏産樽にて17か月熟成(新樽率30%)、ノンフィルター |
土壌 | 頁岩堆積土壌、海洋性珪藻土堆積土壌 |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 13.3% |
品番 | 1RHYI54119 |
JAN | 無し |
入数 | 12 |
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コメント
リースの葡萄、醸造について(ピノ・ノワール)
葡萄が運び込まれてから、ボトリングされるまで全てがグラヴィティー・フロー(高いところから、低いところに重力に従って運ばれ、ポンプは使わないことにより果汁に余分な負担をかけない)で作業が出来る設計になっている。
ソーティング・テーブルの速度は遅く1トンの葡萄が約一時間かけて選り分けられ、醗酵槽には未熟果や過熟果は入れない。
全房醗酵率はワインによって異なる。
小さなロット毎に醗酵できるように1トン容量のステンレス・オープントップ醗酵槽が約120基も備えられている。(右写真)
醗酵槽は小さいのでフォークリフトで持ち上げることが出来、移動がポンプを使わずに出来る。
全ての醗酵は天然酵母で行われ、各畑により醗酵にも個性があるのが興味深い。
4年天然乾燥(普通は3年以下)の仏産樽を使い熟成期間はワインによって異なる。
ノン・フィルター、人工的な清澄なく瓶詰。
ヴィンテージ情報
2019VTGの始まりはたっぷりとした雨に恵まれた冬で、葡萄の樹は前年の乾燥から逃れ、生き生きと枝葉を伸ばしました。
温かい春には素晴らしい開花と結実が行われ、そのまま順調な夏はたっぷりとした太陽と涼しい気候の両方を受け、葡萄はゆっくりと完璧な成熟を遂げ、秀逸な酸も内包できた。
結果として素晴らしい収穫を迎え特別なヴィンテージとなった。
テクニカル情報
1トンサイズの小さいオープントップステンレスタンク醗酵(全房約20%)、17ヶ月仏産樽熟成(新樽約30%)、ノン・フィルター、人工的な清澄なしにボトリング
テイスティング・コメント
リースのピノ・ノワールのコンセプトを代表するこのホースシュー・ヴィンヤードの味わいは「テロワールをそのまま表現し、重さを感じさせない」。
近年その個性は非常に洗練されてきており、味わいの中心にぎっしりと詰まった旨味が存在し、赤系果実(薔薇、レッド・チェリー)、スパイス(アニスやリコリス)、フリンティさ(石っぽさ)が軽やかに昇華し全く重さを感じさせない。
フルーツ系でないアロマ(紅茶、キノコ、芳醇なスパイス、なめしたばかりの皮、生肉など)が見事なまでに存在する。
なめらかな口当たりと引き締まったしなやかなタンニンが印象的で官能的なまでの余韻を持つ。若く飲む場合は大きめのグラスで十分になじませゆっくりと時間をかけて楽しんでいただきたい。
15-20年の熟成も期待できる。
サンタ・クルーズ・マウンテンズにあるリースの自社畑・ホースシュー・ヴィンヤード。
2004年植樹、7ha(うちピノ・ノワール約5ha)、標高414m-490m, 土壌は薄い表土の下はモントレー・フォーメイションと呼ばれる頁岩堆積土壌と海洋性珪藻土堆積土壌。
土壌が形成されたのは11-15百万年前。
サン・アンドレアス断層によるうねりやひねり、一番下の岩盤が隆起したり複雑に入り組む。
水はけが良く、ミネラル感がたっぷりと出た、複雑で緊張感あるワインとなる。
ホースシュー(馬のU字型をした蹄鉄)と命名した理由は、葡萄畑にする前は、ここで馬が放牧されていたことにちなむ。
2017年には新規の植樹も進む
アメリカでも入手困難。少量生産のプレミアム・ピノ・ノワールの新星。注目が集まるサンタ・クルーズ・マウンテンズで自社畑にこだわる。
Santa Cruz Mountains
Rhys Vineyards リース・ヴィンヤーズ
メーリングリストのみで販売され、アメリカ国内でも少量しか現れず、高い評価とレア度が高いワイナリー。オーナーのケヴィン・ハーヴェイ氏が理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩は海洋性堆積・隆起土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑とリース・チームで栽培管理をする1つの契約畑を持つ。またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区にも自社畑を所有。
知る人ぞ知るカリフォルニア・世界基準(ブルゴーニュ・スタイル)・プレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールの新星
「見つけたら迷わず手に入れてほしい」 と アントニオ・ガローニ(ワイン評論家)に言わしめた
2001年に構想開始。
ベンチャー・キャピタルで成功を収めたオーナーのケヴィン・ハーヴェイはブルゴーニュ、イタリアワインのコレクター。
彼が自身で造るワインの理想としたものは、全ての管理が自分で出来る自社畑であること、涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩はサン・アンドレアス断層に由来する複雑な要素を持つ土壌、標高は300m以上の高地が好ましく、密植で樹に多くのストレスを与え、ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング、等々と非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めた。
現在理想にほぼ近づきつつあり、買い葡萄は一部のみ、一部の畑のみ灌漑をしているがほぼドライ・ファーミング(葡萄の樹が自力で水を求め、長く根を伸ばし、土壌に含まれる様々な要素を水と共に取り込む。干ばつに対する耐性も出来る)となっている。
サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑を持つ。
またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区と、メンドシーノ群の最北アルダースプリングヴィンヤードの近隣にも新しい自社畑を開墾中。
サンタ・クルーズ・マウンテン地区の6つの自社畑からワインを造る。
オーナーのケヴィン、ワインメーカーのジェフ、ワイングローワー&CFOのハビエールの3名が中心となり、栽培、醸造の少数精鋭チームでトータル的に高品質のワイン造りを目指した。
このこだわりのワインはアメリカ国内ではほぼメーリング・リストで完売。
レストラン、ネット、小売りへの数は非常に少ない為、コレクターズ・ワインとなり、世界的評価も非常に高くなっている。
左からハビエール・タピア(ワイングローワー&CFO)、ジェフ・ブリンクマン(ワインメーカー)、ケヴィン・ハーヴェイ(オーナー)リース創業時の写真。Wine Spectator誌より(撮影:Melissa Barnes)
リースの畑、栽培について:
サンタ・クルーズ・マウンテンズとアンダーソン・ヴァレーにある自社畑から造られるワインは、ワイン醸造におけるテクニックよりも、葡萄そのものが土地の個性を表現する為に、栽培管理に力を入れており、その成果に自信を持っている。
ほとんどの畑がオーガニックかビオディナミ・アプローチの農法で栽培されている。
注意深く選ばれた個性の違う土壌を持つ畑から、その土壌の持つ「ミネラル」成分をワインに反映できるように、台木やクローンにもこだわり選抜している。
樹間は非常に狭く、樹にストレスを与え、ドライ・ファーミング(灌漑しない)により更に葡萄の根が地中深く伸び、土地の多様性を多く引き出せるようにしている。
リースの自社畑では栽培管理にも収穫にも非常に人手がかかり、その分管理費が高くなり、ワイン自体も高額になってしまうが、そこは何物にも代えがたいワインの表現を優先している。
サンタ・クルーズ・マウンテンズ
まだ全貌は明らかになっていないが、新進気鋭の生産者がポテンシャルのある畑に新たに注目している。
最高評価を受けるリッジや、マウント・エデンがあるシリコン・ヴァレーを見下ろす側と、サン・アンドレアス断層によって分かれた対岸頂上付近(海洋性土壌が隆起、複雑に重なり合っている)や、太平洋に向かい少し降りた当たりの森林に囲まれた複雑な地形や土壌に注目が集まり、畑が開拓されている。
※リースはワイナリー訪問は受け付けてない
仏産樽熟成17ヶ月(新樽約30%)エレガントな酸に縁どられた豪華で芳醇なスパイス、赤系黒系ベリーと共にフルーツ系でないアロマ(紅茶、キノコ、なめしたばかりの皮、生肉など)が見事なまでに存在する。中心にしっかりとした芯と旨味が凝縮した官能的な味わい。長い余韻がつややかに伸びる。リースのピノ・ノワールのコンセプトを代表するワイン。