生産者: コングスガード
希望小売価格 98,000 円(税別)
| ヴィンテージ | 2024年 |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| タイプ | 白ワイン |
| 味わい | ミディアム・ボディ |
| 主要品種 | シャルドネ 100% |
| ブレンド品種 | |
| 原産国名 | アメリカ |
| 地方名 | カリフォルニア |
| AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
| ネステッドAVA、他 | |
| 畑 | ザ・ジャッジ・ヴィンヤード/ The Judge Vineyard |
| 備考 |
詳細データ MORE +
| ワインメーカー | ジョン・コングスガード/ John Kongsgaard |
|---|---|
| 栽培・醸造 | 天然酵母にて仏産樽発酵、約2年間樽熟成、無濾過、無清澄 |
| 土壌 | |
| サスティナブル認証 | |
| 評価 |
| キャップ | コルク |
|---|---|
| アルコール度数 | 14.1% |
| 品番 | 1KONC52124 |
| JAN | 無し |
| 入数 | 12 |
コメント
ザ・ジャッジ/ The Judge
1970年代、ジョン・コングスガードは、若き日に目指していたクラシック音楽家への道を断念し、妻マギーとともに、ナパ・ヴァレーで5世代にわたって続いてきた家業を継ぐことを決意した。コングスガード家は土地に根差した農業や造園業、採石業などを営んでいた。
1930年頃、ジョンの祖父が採石場として手に入れた土地のひとつに、ナパ市街の東に位置し、アルタ・ハイツの山頂に位置する土地があった。あまりにも美しいためそこに家を建てることにした。ジョンもそこで育った。
1975年、ジョンはこの自宅に隣接する土地を開墾し、白ブドウ品種を植樹した。現在のクームズヴィルにあたる地域である。(クームズヴィルは2004年にナパ・ヴァレーのサブ・アペラシオンとして認定された。)当時、隣人だった伝説的なワインメーカー、アンドレ・チェリチェフから、「岩だらけで、遮るものもない丘の上を強い風が吹き抜けるこの土地からは、唯一無二のものが生まれる」と助言されたことが、植樹の後押しとなった。
ジョンの父は1921年生まれ。判事として地域社会の中心的な存在であり、町で最も尊敬される人物のひとりだった。ジョンは父について、こう語っている。
「葬儀では弔辞を述べ、みんなの結婚式を執り行い、そして法廷の長である判事でもありました」
父は第二次世界大戦の英雄でもあった。海軍の一員として沖縄戦に従軍し、勲章を授与された、愛国心の強い人物だったという。
一方、1950年生まれのジョンはベトナム戦争の世代であり、良心的兵役拒否者だった。戦争に対する考え方の違いから、父子は激しく対立し、ほとんど口をきかない時期もあった。
1975年、初めて葡萄を植えた頃も、二人の関係はぎくしゃくしていた。ジョンは当時をこう振り返る。
「1975年に初めてブドウを植えた時は、まさにベトナム戦争の時期でした。父と私は畑で黙々と働きました。会話はごく短く、仕事が終わるとビールを飲みましたが、その時もあまり話しませんでした。そしてハグをして別れる。何年もの間、そんな日々が続きました。
やがて父は、ベトナム戦争はアメリカの過ちだったと理解するようになりました。私は父に謝ってほしかったわけではありませんでしたが、最終的に父は私に謝ってくれました。そうして、私たちは関係を修復することができたのです」
1996年、ジョンはコングスガードを創業した。当初造っていたのは、アルタ・ハイツの自社畑とハドソン、ハイドの各ヴィンヤードのブドウをブレンドした、ナパ・ヴァレー・シャルドネ1種類のみだった。
2001年に父が亡くなると、ジョンは父への敬意を込めたワインを造りたいと考えた。
「父が亡くなった時、何か父に敬意を表すワインを造るべきだと考えました。そこで2002年に、この畑のブドウだけを使ったワインを二樽分だけ造りました。販売はせず、父のロースクール時代の友人たちに配りました」
ジョンはこのワインを「The Judge」と名付けた。判事だった父にちなんだ名前である。こうして、ジョンと父がもくもくと開墾した畑もまた「The Judge Vineyard」と呼ばれるようになった。
ちなみに、コングスガードを1996年に興すまでは、ジャッジからの葡萄はニュートン・ワイナリーで使われ、ジョン・コングスガードを「カリフォルニア最高峰のノン・フィルター・シャルドネの造り手」として世に知らしめたのにこの畑も一役買っている。1996年コングスガードを興すやいなや、カリフォルニア・シャルドネの名手として高い評価を受ける。
ジョンはこれまで、数多くのワイナリーでワインメーカーを務め、若い世代のワインメーカーの育成にも携わってきた。現在はコングスガードでのワイン造りに専念し、息子のアレックスとともにワインを手がけている。息子のアレックスは、ジャッジ・ヴィンヤードを相続し、隣接する、かってジョンや父が住んだ家に住み、栽培管理が非常に難しいジャッジ・ヴィンヤードのシャルドネを丹精込めて手入れしている。
テクニカル情報
クームスヴィルAVAはナパ・ヴァレーの中では南に位置し、冷たいサン・パブロ湾からの霧の影響を受け、非常に涼しい。その中でもザ・ジャッジ・ヴィンヤードは南のアルタ・ハイツの山頂付近にあり、岩ばかりの非常に痩せた、水はけの良い土壌、急斜面、非常に冷涼な為、収量は自然に落ち、更に厳しい収量調整を行う為、平均でも1トン/エーカー(20ヘクト・リットル/ha)程しかない。オールド・ウェンテ・クローンが使われている。
天然の酵母のみ、フランス産新樽で醗酵、熟成を約2年行う。時には醗酵が16か月に及ぶこともある。セラーが冷涼な為、醗酵が止まってしまった樽にも人工酵母は決して使わず、他の活性している樽からワインを移して醗酵を促すこともある。ノン・フィルター、人工的な清澄は行わず、SO2の添加も極僅か。
ジョン・コングスガードからの2024年ヴィンテージコメント
畑はナパ市街東に位置する丘の頂上にあり、収量は極めて少ない。もともとは私の祖父が石切場にすることを考えていた場所である。最も古い葡萄樹は、半世紀にわたって岩石と競い合うように生育し、現在では1エーカー当たりわずか1トンという収量に落ち着いている。そこから生まれるのは、小さな黄金色の房。優れたヴィンテージに共通するように、果実味を感じるより先に、まず岩石そのものを味わっているような印象を受ける。柑橘の皮を思わせる風味が広がり、次第にオレンジマーマレードや蜂蜜へと移ろい、鮮烈なミネラル感が口いっぱいに広がり、長く余韻に残る。
今年で私の父「トーマス・コングスガード=ジャッジ」が生きていれば104歳になる。
About the Producer
生産者情報
Kongsgaard
コングスガード
カリフォルニア最高峰シャルドネは一言だけでは語りつくせない表現力を秘める。一口目は果実の爆発!その後、語り出す豊富なミネラルと緊張感ある個性。カリフォルニア・シャルドネ5本指と言えば、マーカッシン、キスラー、ピーター・マイケル、オーベールそしてコングスガード。トップ・キュヴェ「シャルドネ ザ・ジャッジ」は自社畑から造られるマニア垂涎の逸品。生産量は多くても15樽(約300ケースのみ)。少ない年は5樽(100ケースのみ)しか造らない程の希少品。