【限定品】ジェイソン シャルドネ ナパ・ヴァレー 2023

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ジェイソン/ Jayson

1993年にジェイソン・パルメイヤーが、パルメイヤーの最初の赤ワインを造ったランディ・ダン、最初のシャルドネを造ったボブ・レヴィ、そして当時のワインメーカーだったヘレン・ターリーと1992年ヴィンテージのを試飲していた時のこと。「パルメイヤー」としてリリースするのに完璧なロットがある一方で、もう少し親しみやすく穏やかなロットが幾つかあることに気付き、それを「ジェイソン」としてリリースすることに決めた。

当初はトップ・キュヴェである、パルメイヤーと同じ畑の葡萄を使用し同じ醸造方法で造られ、樹齢が若いものやパルメイヤーと異なるスタイルを持つロットをジェイソンとしてリリースするというボルドーのセカンド・ワインと似たコンセプトだった。

しかし現在ではジェイソンは独自のブランドへと進化した。パルメイヤーより新樽比率が低く、より軽く明るく柔らかく親しみやすいスタイルを目指すというコンセプトにそって造られる。葡萄の調達先も一部はパルメイヤーと同じだが、異なる畑や区画からも調達する。

ヴィンテージ情報

2023年は「ワインメーカーにとって一生に一度のヴィンテージ」と賞賛されるほど素晴らしいヴィンテージだった。栽培シーズンはじめの豊富な雨が葡萄の成長に最適な条件を造り出した。春から夏にかけて気温が低かったため葡萄はゆっくりと成長し長い成熟期間をとることが出来た。収穫まで一貫して穏やかな天候が続き、平均以上の収量となり、最適な熟度の葡萄を得ることができた。

収穫は9月13日に開始し、10月14日に終了。

テクニカル情報

畑：厳選されたナパ・ヴァレーの個性豊かな畑のブドウを使用している。

醸造：仏産樽（フランソワ・フレール、新樽率64%）にて10ヵ月熟成

テイスティング・コメント

豊潤さと活力に満ちた味わいが見事に調和したワイン。グラスからは、マイヤーレモンや完熟した白桃のアロマ、マルコナアーモンド(丸みがあり甘みと香りが強い)を砕いたようなニュアンス、そしてほのかに火打石のミネラル感が立ち上がる。口に含むと明るい柑橘の風味が広がり、レモンカードや熟したストーンフルーツ、さらに甘やかなオークの風味がほんのりと感じられる。鮮やかな酸がなめらかな質感を引き締め、長い余韻へと続いていく。