カベルネ・ソーヴィニヨンオークヴィル 2022

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オークヴィルAVA内、ヨントヴィルAVAとの境にある自社畑ロック・ケァーン・ヴィンヤードのブドウを使用。同畑から西丘陵にかけてはハーラン・エステート、ロバート・モンダヴィ、オーパス・ワンなどの超有名ワイナリーがひしめき合っている。
ロック・ケァーンは水捌けがよく、特にカベルネ・ソーヴィニヨンの優れた個性がでると言われている。
畑は樹齢に応じて7つのブロックに分けられているが、それらをブレンドすることにより、この畑の特徴を完璧に反映させたワイン造りを可能にしている。

2022年は、同じくオークヴィルにある自社畑ペリッサ・ヴィンヤードのブドウを5％ブレンド。

ヴィンテージ情報

9月に最高38℃に達するような熱波の日が5日間続いた後、降雨があり、収穫は熱波の前と後の大きく2つに分かれた。「2つの収穫の物語」と呼ばれるユニークなヴィンテージになった。白ワイン用品種の収穫は8月上旬からはじまり、まもなく赤ワイン用ブドウの収穫も始まった。 赤ワイン用品種については熱波の前と後に収穫が分かれた生産者もいる。雨の後は穏やかな天候が続き、晩熟型の品種は完璧な熟度で収穫できた。赤品種については優れた構造、深い赤色、贅沢なタンニン、そして見事な果実の香りと造り手は評している。ワインメーカーたちは、このヴィンテージのユニークな天候のおかげで、爽やかで生き生きとしたものから濃厚で力強いものまで、ナパのワインらしい様々な風味が発揮されると信じている。
(以上ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ ヴィンテージ情報より抜粋)

テイスティング・コメント

紫がかった深いルビー色を呈し、しっかりとした骨格と質感を備えている。香りにはブラックベリー、カシス、プラムといった黒系果実が力強く立ち上り、ブルーベリーやモカの要素が加わる。さらに、ベーキングスパイス、オーク、ほのかなブラウンシュガーの香りが奥行きを与えている。
味わいは力強くも洗練されており、しなやかなタンニンとバランスの取れた酸が全体を支える。赤系果実と黒系果実の風味が調和し、ココア、スミレの花、そしてオールスパイスのアクセントが重なり、豊かで奥深い印象を残す。
上品で長い余韻、そして豊かさと繊細さが樽熟成によって一層際立たせられている。 現時点でも楽しめるが、今後の熟成によってさらに魅力を深めていくポテンシャルを備えている。

畑情報

ロック・ケァーン・ヴィンヤード

オークヴィルとヨントヴィルの境にある自社畑。
樹齢4年から39年。同畑から西丘陵にかけてはハーラン・エステート、ロバート・モンダヴィ、オーパス・ワンなどの超有名ワイナリーがひしめき合っている。