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ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2023

Pinot Noir Sonoma Coast

希望小売価格 8,000 円(税別)

ヴィンテージ 2023年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい ミディアム・ボディ
主要品種 ピノ・ノワール100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA ソノマ・コースト/ Sonoma Coast
ネステッドAVA、他
備考

詳細データ MORE

ワインメーカー トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown
醸造 仏産樽(フランソワ・フレール、レモンド)にて熟成(新樽率25-35%)
熟成 仏産樽(フランソワ・フレール、レモンド)にて熟成(新樽率25-35%)
土壌
サスティナブル認証
評価
キャップ コルク
アルコール度数 13.6%
品番 1RIVI32123
JAN
入数 12
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コメント

ソノマ・コーストのピノ・ノワールらしい魅力溢れる赤系果実とフレッシュな酸が惹き立ち、一本のボトルを二人で楽しんで飲み干せるようなバランスに仕上げる。毎年畑の割合は異なるが、そのVTGの特徴を良く表したワインとなる。心地良い凝縮感、フレッシュな酸と、青、赤、黒系のベリーが華やかにミックス。

ソノマ・コースト、オキシデンタル地区

リヴァース-マリーのシャルドネ、ピノ・ノワールは、寒流が流れる海から内陸に続く海岸丘陵の中でも、ラシアン・リヴァー・ヴァレーやグリーン・ヴァレーの西側に位置する「オキシデンタル地区」で生まれる。
このエリアは海からの霧の影響を受け涼しく、痩せた土地に加えて、海の堆積物が隆起した土壌、昼間の十分な日照など、極上のピノ・ノワールに適したテロワールを有する。

トーマス・リヴァース・ブラウン曰く「ワインは自然の産物」。
毎年畑と生産量は変化に富む。
彼がキャリアを始めたターリー時代からの友人・栽培家のスコット&ジョアン・ツェラー夫妻とのコネクションにより、今までに下記の畑でワインを造ってきた。
スーマ (自社畑)、オキシデンタル・リッジ、ウィロー・クリーク、シルバー・イーグル、リドル・ランチ、ランセル・クリーク、ジオイア、カンツラー、ティエリオ、ジョイ・ロード、プラット、ベアワローなど。

ピノ・ノワールの醸造に関して

手摘みされた葡萄を除梗し(一部とても良い房だけ梗を残しておく)、コールド・ソーク(低温浸漬)を約7日間10℃で行う(表面が乾かないように注意)。
5日目に冷却装置を止め、自然に温度の上昇を待つ。
7~8日目には醗酵が始まり、自然のまま醗酵を待つ。(涼しい年は3日で終わってしまうことも、10日間続くこともある。)
フリーランジュースとプレスジュースを一晩寝かせてから、樽に移し(新樽比率はキュヴェにより異なるが比較的少な目)、マロラクティック醗酵は大体10か月位で終わる。
澱を自然に落とした時点で初めてSO2を少量入れる。初夏にブレンドを決め、次のヴィンテージの収穫前に瓶詰。(ノン・フィルター、人工的な澱引きはしない。)
約半年休ませ、年が明けてから春頃にリリースする。

テイスティング・コメント

2023年のブドウがいかに完熟したか、色合いから見てとれる。実際、2024年11月に最初のボトルを開けたとき、外観だけ見るとかなり温暖な年のワインように見られた。
収穫から1年経ち「2023年の気候の印象を自分は間違って捉えていたのだろうか」と思ったほどである。しかし、香りから2023年の魅力がすぐに蘇る。明るい赤系果実、ほのかなオレンジピール、セイボリーなミント、そして松のような香りが立ち上がる。暑い年を思わせる要素はどこにもない。

2022年と同様にリドル・ランチ主体だが、味わいの印象には違いがあり、2023年ヴィンテージは酸とタンニンが際立ち、海沿いの冷涼気候条件がもたらす上品な果実味が広がってくる。 砕石のようなミネラル感、春の花々や深みのある黒系果実のアロマ、リコリス、スパイスを帯びたハーブの風味が重なり合う。
気軽に楽しめるワインとお伝えしたいところだが、あまりに多層的な表情を見せる。ただ、この土地の個性を早い段階で映し出すワインであることは間違いない。
生産量:1,165ケース

クローン

マウント・エデン:やや早めに収穫しエレガントで薫り高くフィネスをワインに与える。
828:赤・黒系ベリーの特徴が良く出て味わいの中心になっている。
ポマール・クローン:ワインの骨格を形成し長い余韻をもたらす。

畑情報

2023年もリドル・ランチ主体。
ボデガ・ティエリオ・ヴィンヤードのブロック3から数樽をブレンド。(色調の特徴はここに由来するのかもしれない)

About the Producer

生産者情報