【限定品】シャルドネ パーリントン・ルード・ヴィンヤード ソノマ・コースト 2023

詳細データ MORE ＋

コメント

パーリントン・ルード・ヴィンヤード/ Purrington Rued Vineyard

ソノマ・コーストの中心、グリーン・ヴァレーに位置するルード・クローン発祥の地。
故ユリシス・ヴァルデス(ソノマで最も有名な栽培家の1人)がこの新たにリースされた区画を最初に見せてくれたとき、ソノマ・コーストのキュヴェに少し使えればと思っていた。 しかし発酵後、畑の歴史を少し調べてみると、シングル・ヴィンヤードとしてリリースするに値するとすぐに分かった。

1969年に植えられた古木からは、力強さと繊細さを兼ね備えた存在感が感じられる。 樹齢50年となった今、クローンよりも畑そのものの個性が前面に出ている。
ルード・クローンのシャルドネは通常もっとトロピカルな傾向にあるが、このワインでは土地に由来する独自の表現となっている。 アプリコット、アーモンド、ネクタリン、ブリオッシュ、タンジェリンオレンジが感じられ、時にアルザスワインのような特徴を見せることもある。
一度飲めば他のどの畑のものとも間違えようがない。

樹齢、畑の立地、そして葡萄栽培の歴史を考えると、ソノマ・コースト内でもこのような存在はほとんどない。 あまりに特徴的なため、シャルドネであることを保ちながらその表現を見つけ出すのに、時に苦労するほどだ。

この由緒ある区画と今後も長く関わっていけることを願いつつ、まずはこのエキゾチックな体験を楽しんでいるところである。

テクニカル情報

仏産樽(フランソワ・フレール、ルイ・ラトゥール、新樽率25-35％)で熟成。

クローン

ルード・クローン(樹齢50年を超える)

テイスティング・コメント

味わいを「トロピカル」と呼びたくなるが、少し違うのかもしれない。仮にエキゾチックな果実の要素があるとすれば、キャンディーのような甘みとほんのり塩気を感じるパイナップル。さらに、白い花のドライフラワー、アプリコット、ジャスミン、フレッシュなセージ、オレンジの花といった香りも広がる。古木ならではの豊かな風味がありながらも、重たさを感じさせない際立った味わいを持つ。