生産者: ハーラン エステート
希望小売価格 145,000 円(税別)
ヴィンテージ | 2021年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 赤ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
ブレンド品種 | メルロ、カベルネ・フラン |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | ナパ・ヴァレー/ Napa Valley |
ネステッドAVA、他 | |
畑 | ハーラン・エステート/ Harlan Estate |
備考 | 94P vinous by Antonio Galloni, December 2024 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | コーリー・ エンプティング/ Cory Empting |
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醸造 | ステンレス・タンクとオーク大樽の発酵槽を併用して醗酵 |
熟成 | 仏産新樽にて20~25か月熟成 |
土壌 | 表土:フランシスカン頁岩、堆積土壌1/3、火山性土壌2/3 |
サスティナブル認証 | |
評価 | 90P以上 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14% |
品番 | 1HA2P32121 |
JAN | |
入数 | 3 |
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コメント
ラベルに描かれた魅力的な若い女性の絵はおとぎ話や寓話に登場する人物で、特定のモデルがあるわけではなく、時代を超越した、ほとんど架空の”美の象徴“であり”永遠の女性 “と”収穫の恵“を表している。
ヴィンテージについて「意図と本能が交差する年」
2021年の冬は乾燥し、冷涼ながらも極端な寒さはなかった。 1月から春の終わりまでの降水量はわずか230mm弱にとどまり、乾燥した条件下で、剪定の時点から樹に過剰な負担をかけないよう意識して作業を進めた。 3月第3週に始まった萌芽は4月中旬まで続き、5月には気温が上がり開花が始まった。 樹冠の広がりは控えめだったが、10年以上にわたるドライファーミングによって培われた健全な力強さがあり、ブドウの樹自体からの生命力を感じた。 収穫は8月23日に始まり、9月16日までに完了。 収量は通常より25%ほど少なかったが、セラーに運び込まれた果実のひと粒ひと粒は、素晴らしいポテンシャルを秘め、期待に満ちたものだった。
テクニカル情報
自社畑17ヘクタールの栽培品種/植樹率:カベルネ・ソーヴィニヨン(70%)、メルロ(20%)、カベルネ・フラン(8%)、プティ・ヴェルド(2%)
土壌:すべてヒルサイドに段々畑状に密植されており、北東を向いた斜面に点在する。土壌はフランシスカン頁岩という粉砕された岩石が表面を覆い、地中は1/3が堆積土壌、2/3が火山性土壌、断層に分断される。
ザ・メイデンはハーランのセカンド・セレクションになるが、品種構成はハーランと比べてカベルネ・フランの比率が高くなっている。カベルネ・ソーヴィニヨンが2/3、残りがカベルネ・フランとメルロ。
ヴィノス/vinousのアントニオ・ガローニのワインコメント
2021年のザ・メイデンは、素晴らしく洗練された気品あるワインである。
深みと重層感、そして繊細な美しさを兼ね備えたスタイルが際立っている。
プラムやブラックチェリーを中心とした芳香に、スパイス、 なめし革、杉、メントールのニュアンスが溶け込んでいく。豊かなタンニンがあり、想像以上の存在感がある。
十分なエアレーションを推奨しており、時間をかけて開かせることで、真価を発揮する。
2021年は、これまでに試飲した「ザ・メイデン」の中でも、最良の仕上がりとなる可能性が高い。
94P vinous by Antonio Galloni, December 2024
ワイン通なら垂涎の押しも押されぬナパ・ヴァレー・カルトワインの筆頭。オークヴィル西斜面複雑な地形から生み出される至宝

Oakville, Napa Valley
Harlan Estate ハーラン・エステート


ハーラン・エステートは世界の偉大なワインに匹敵するワインを生み出すことを目標に不動産業で一財を築いたビル・ハーラン氏が1984年にオークヴィルに興した。葡萄畑は、等高線にそった段々畑。もっとも適正な場所にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが植えられている。これらの品種からも分かる通りに、目指すは、ボルドー、メドックの頂点に君臨する5大シャトー。ディレクター・オブ・ワインメイキングはボブ・レヴィ、ワインメーカーはコーリー・エンプティング、コンサルタントはミッシェル・ロラン。 パーカーはハーランに1994年、97年、2001年、2002年、2007年、2013年、2015年、2016年、2018年(暫定)、2019年と10回100ポイントをつけています。世界にあまたあるワインの最高峰といえるでしょう。
世界の頂点に迫る完璧な芸術品、偉大なクラシック・ブレンド
ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収め、ナパで壮麗なリゾート・メドウッドを経営するビル・ハーランが「オークヴィルからフランスの格付け第一級に匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」というヴィジョンの基に1984年に設立された。
当時のナパは平地での葡萄栽培が常識だったが土地選びに15年かけた地道な研究と調査で「偉大なワインは斜面の畑から生まれる」との結論に達し、オークヴィルの西の丘陵にある97ヘクタールの土地を切り開き、海抜68mから374mの北向き、北東向き斜面に点在する伝説的な自社畑を造成し、ヨーロッパが何百年もかかって培ってきた伝統と技術を、歴史に学び、科学的リサーチを駆使することにより新旧世界の差を一気に縮めた。
最新技術を結集したワイナリーと地下セラーを持ち、伝統と革新の融合でワインを造りだしている。
2021年、ビル・ハーランは会長職に就き、息子ウィルに会社の経営を引継いだが、マネージング・ディレクターにドン・ウィーバー、ディレクター・オブ・ワイングローイングはボブ・レヴィ、醸造はコーリー・エンプティング、ヴィンヤード・オペレーションはメアリー・マー。
2024年に創業40周年を迎えるが創業以来主要メンバーがほぼ同じということが大きな強みとなっている。

オークヴィル西斜面から丘陵に食い込むようにUの字に広がるハーランの畑 オークヴィルの森林の中・急斜面に畑を開墾・植樹した先駆者である。※ワイナリー非公開

ザ・メイデンは世界に冠たる偉大なクラシック・ブレンド”ハーラン”のセカンド・セレクションにあたる。そのファースト・ヴィンテージは1995年。
使用果実はハーラン・エステートと全く同じだが、品種構成はハーランと比べてカベルネ・フランの比率が高くなっている。カベルネ・ソーヴィニヨンが2/3、残りがカベルネ・フランとメルロ。