希望小売価格 6,200 円(税別)
ヴィンテージ | 2022年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 白ワイン |
味わい | ミディアム・ボディ |
主要品種 | シャルドネ100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | オレゴン |
AVA | ウィラメット・ヴァレー/ Willamette Valley |
ネステッドAVA、他 | エオラ-アミティ・ヒルズ/ Eola-Amity Hills |
畑 | 自社畑約23%と近隣のセレクトした秀逸な5つの畑をブレンド |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | スティーブ・ドナー/ Steve Doerner |
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醸造 | 天然酵母を用いて樽発酵(100%マロラクティック発酵) |
熟成 | 澱と共に仏産樽11ヶ月熟成(新樽20%) その後ステンレスタンクで5ヶ月熟成 |
土壌 | |
サスティナブル認証 | |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 13.0% |
品番 | 2CRIC22122 |
JAN | 851573001679 |
入数 | 12 |
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コメント
クリストムでは創立1992年からシャルドネを造っており、シャルドネ造りには精通している。
(ワインメーカーのスティーブ・ドナーはカレラで素晴らしいシャルドネを造っていた)
今でもシングル・ヴィンヤードのルイーズの一区画にはシャルドネが植わっていて、スティーブ・ドナーの祖母の名前を付けた「ジャーメイン」が2樽造られおり、セラードアでのみ販売している。
オレゴンでは赤はピノ・ノワール、白はピノ・グリが一般的だった。シャルドネはポテンシャルがあるとされながらも、そのスタイルを模索し、ピノ・グリのスタイルに寄ったノンオークのシャルドネが多く造られていた。
クリストムのシャルドネは、しっかりと樽を効かせ、マロラクティック醗酵を完全に終えた滑らかでがっしりしたスタイル。
自社畑ルイーズ、アイリーン、ポール・ゲリー・ヴィンヤードにおいて、ビオディナミおよびオーガニック農法を用いて栽培されている。これらのブドウに加え、サスティナブル農法を実践する近隣のエオラ-アミティ・ヒルズの著名な畑を厳選し、
火山性土壌などの個性を活かしながら、豊かな味わいと緊張感を兼ね備えたシャルドネを生み出している。
ヴィンテージ情報
2022年のヴィンテージは、ウィラメット・ヴァレーらしい冷涼で湿った気候から始まった。その後、2月から3月にかけて季節外れの暖かさとなり、比較的早い萌芽を迎えた。4月中旬に寒気が流れ込みヴィラメット・ヴァレーの多くでは霜の被害が出たが、幸いクリストムでは大きな被害はなかった。夏から秋にかけて温暖な日々が続き長い生育期間を確保出来た。葡萄は十分に完熟し、今までのクリストムの歴史の中でも2015年に続き温かいヴィンテージとなった。
テクニカル情報
クローン:76、95、96、548、Seven Springs、107、124、27
醸造:全房圧搾。天然酵母を用いて樽発酵(100%マロラクティック発酵)。澱と共に仏産樽11ヶ月熟成(新樽20%) 、その後ステンレスタンクで5ヶ月熟成。
テイスティング・コメント
ブリオッシュや焼きメレンゲ、レモンカード、そしてミネラル感が重なり合い、複雑で魅力的なアロマを持つ。爽やかなマイヤーレモン、ジンジャー、カルダモンの風味が味わいに魅力を加え、心地よい粘性と生き生きとした酸が調和し、長い余韻へと続く。
フォン・オーエセン 30%
ロイヤー 27%
ポール・ゲリー 17% (自社畑、2012年植樹の新しい区画)
スティリング 10%
セブン・スプリングス 6%
エオラ・スプリングス 4%
アイリーン 3%(自社畑)
ルイーズ 3%(自社畑)
自社畑約23%と近隣のセレクトした秀逸な5つの畑をブレンド。
ポール・ゲリー、ロイヤー、エオラ・スプリングスの畑のブドウは、際立った酸と果皮や種由来のタンニンや色素を持ち、ワインの骨格を形成する。
フォン・オーエセン、セブン・スプリングス、スティリング、そしてアイリーンとルイーズのブドウは、柑橘や花のニュアンスをもたらし、口当たりにふくよかさを加えている。
エオラ-アミティ・ヒルズAVAは、多様な火山性土壌と、西側のヴァン・デューザー・コリドーから吹き込む冷涼な太平洋の風の影響を受ける。
世界品質オレゴン・ピノ・ノワールを牽引するスティーヴ・ドナーが造るエオラ-アミティ・ヒルズの明確な個性満載。

Eola-Amity Hills, Willamette Valley
Cristom Vineyardsクリストムヴィンヤーズ


クリストムはオレゴンでも指折りの優良なピノノワールの生産者で、特に注目すべきはそのワインメーカーのスティーヴ・ドナー氏。カレラでアシスタントワインメーカーとして創設期から10年以上の経験を積んだ後、オレゴンでクリストムを立ち上げようとしていたオーナーのポール・ギャリー氏の目指すワイン作りに賛同し、共に畑から一貫したワイン作りに取り組んでいます。現在、創業者ポールは引退し、クリストムの「トム」であるポールの息子がオーナーとなり、スティーブ・ドナーと共にテロワールの個性溢れるエオラ-アミティ・ヒルズで世代を継いで素晴らしいワインを造り続けている。
ウィラメット・ヴァレー/サブ・リージョンのエオラ-アミティ・ヒルズの中央東側に位置するクリストムの自社畑は、1980年代後半に植樹された自根の畑を取得し、創立者ポール・ゲリー、ワインメーカー/スティーブ・ドナー、ヴィンヤードマネージャー/マーク・フェルツにより1992年に設立。
現在ポールは引退し、息子のトムがオーナー&ワイングロワーとして畑仕事に精を出し、特徴ある畑の個性をより強調しクリストムを更に高い次元に引き上げ、更に次の世代に引き継ぐ為にも新たな土地の取得、新しい畑に取り組んでいる。

トム・ゲリー/オーナー&ワイングロワー
クリストムを語る時の重要なポイント1)特別なテロワール
畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。
朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワールで、高い評価を受ける特徴である。
その評価故にクリストムの周りには幾多のワイナリーが新しく畑を開墾している。
クリストムも一番標高の高いアイリーンの北側に新たな土地を取得し、畑を開墾「ポール(創業者名)」と命名。
この葡萄が成熟したワインになるのはまだ先の話ではあるが、既に素晴らしいポテンシャルを発揮している。

旧 ブランド・ロゴ
クリストムを語る時の重要なポイント2)ワインメーカーのスティーブ・ドナーとそのチーム
スティーブ・ドナーは、1992年創業当時からのワインメーカーで既に25年クリストムを造り続け、今の高い評価を築いてきた。
25年前オレゴンに移り住む前には14年間カリフォルニアのカレラでワインを造っていたが、移るきっかけは「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい。」と思ったからとのこと。
新世界各地を回り、高品質ピノ・ノワールの高いポテンシャルを確信し、創業者ポール、マーク(ヴィンヤード・マネージャー)と共に25年に渡り精進し現在の確固たるクリストムの高評価を得てきた。
スティーブとマークは株の一部を持ち、共同オーナーでもある。
スティーブ・ドナーの手法は「ワインは畑から作られる」をモットーに、高品質の葡萄を、高い全房醗酵率で、自然酵母で醗酵させ、仏産樽複数メーカーで熟成しコンビネーションさせる。
ヴィンテージの個性を大切に、テロワール(土壌、樹齢、気候)を現し、深みとパワーはあるが、フィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り続けている。
オレゴンのワインコミュニティの横の繋がりは広く、スティーブの周りはいつもワインメーカーの老若男女が会話をしに集まってくる。
スティーブも気軽に様々な事をシェアし、自分の意見も言い、多くがメンター(師匠)と仰いでいる。

スティーブ・ドナー/ ワインメーカー
畑は火山性玄武岩、鉄分を多く含む赤味がかったジョリー・ローム土壌、区画により表土の厚さや岩の含み具合が違い、その個性が区画により葡萄に現れる。

朝日を享受する東向き急斜面、コースタル・レンジの切れ目(ヴァン・ドゥーザー・コリドー)から吹き込む冷たい風の影響を受け、涼しいが丘を背にするため、頂上以外は直接風に当たらない(涼しすぎず、しっかりと熟す)のが、クリストムのテロワール
▼ 動画・画像などはこちらから
創立1992年から少量のシャルドネを造っています(ワインメーカーのスティーブ・ドナーはカレラで素晴らしいシャルドネを造っていました)。2018VTGより新しい区画のシャルドネの樹齢が海外輸出できるまで上がり新リリースとなりました。畑はルイーズのオリジナルの区画、ポール・ゲリーの新しい区画、近隣の志を同じくする畑のブレンド。樽を効かせ、マロラクティック醗酵を完全に終えた滑らかでしっかりしたスタイル。