希望小売価格 9,500 円(税別)
ヴィンテージ | 2023年 |
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容量 | 750ml |
タイプ | 白ワイン |
味わい | フル・ボディ |
主要品種 | シャルドネ100% |
ブレンド品種 | |
原産国名 | アメリカ |
地方名 | カリフォルニア |
AVA | サンタ・ルチア・ハイランズ/ Santa Lucia Highlands |
ネステッドAVA、他 | |
畑 |
ソベラネス・ヴィンヤード/ Soberanes Vineyard ピゾーニ・ヴィンヤーズ/ Pisoni Vineyards |
備考 |
詳細データ MORE +
ワインメーカー | ジェフ・ピゾーニ/ Jeff Pisoni |
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醸造 | 天然酵母使用 |
熟成 | 仏産樽にて12か月熟成(新樽比率40%) |
土壌 | |
サスティナブル認証 | 有 SIP |
評価 |
キャップ | コルク |
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アルコール度数 | 14.1% |
品番 | 1PI2C31123 |
JAN | |
入数 | 12 |
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コメント
ヴィンテージ情報
2023年のヴィンテージは、忍耐を試される年となった。
冬の間に記録的な降雨があり、春が訪れると葡萄の木は勢いよく芽吹いた。豊富な降水量のおかげで土壌は活力に満ち、この年は例年以上に畑の管理が必要になることは明らかだった。栽培チームは例年よりも早い段階から積極的に芽かきと摘果を行い、適切な成熟を促すために収量を抑えた。
夏から秋にかけて穏やかな気候に恵まれ、糖度の上昇は非常にゆっくりと進み、長いハングタイムがフェノール成分や風味の凝縮をもたらした。この穏やかな気候の影響で収穫は前の年よりも約1か月遅くなり、1999年以来最も遅い収穫となった。
最終月にはさらに葉の整理と未熟果の除去を行い、収量を抑えた葡萄はしっかりと完熟をむかえた。この長く冷涼な生育期は生き生きとした酸を生み、厳しい土壌条件や栽培管理が相まって豊かなタンニンが形成された。
このヴィンテージのワインには、際立った活力が感じられる。
テクニカル情報
熟成:手摘み、厳しい選果の後、天然酵母のみで仏産樽(約40%新樽)にて発酵・熟成約12カ月熟成。
テイスティング・コメント
2023年のルシア・シャルドネ・エステート・キュヴェは、異なる畑の特性が見事に調和している。はつらつとした酸とリッチで奥行きのある口当たりが特徴。
深みのあるグリーンゴールドの色調が、口にする前から鮮やかな爽快感を予感させる。
グレープフルーツピール、洋梨、フジリンゴの生き生きとした香りに、
ほのかなバニラのニュアンスが加わり、最初から最後まで見事なバランスを保っている。
ピゾーニ・ファミリーの主幹ブランド
サンタ・ルチア・ハイランズの3つの自社畑からピゾーニ・ファミリーが造るピノ・ノワール、シャルドネ&シラー

Santa Lucia Highlands
Lucia by Pisoniルチア by ピゾーニ


1982年、ゲイリー・ピゾーニがサンタ・ルチア・ハイランズの高地にピノ・ノワールを植樹。後に有名なブルゴーニュの挿し木と伝説があるピゾーニ・クローンの畑となる。この葡萄を使った著名ワイナリーのワインは高い評価を受け、ピゾーニ・ヴィンヤードは一躍有名となった。1997年、幼馴染のゲイリー・フランキオーニと共にゲイリーズ・ヴィンヤードを設立。1998年にはピゾーニ・ピゾーニをリリースし、高評価を獲得。2000年には「ルチア by ピゾーニ」を創業。2008年、3つ目の畑ソベラネス・ヴィンヤードを設立。サスティナブル農法を推進。2020年、カリフォルニア・サスティナブル・リーダーシップ金賞を受賞。父ゲイリーの信念は息子たちへと引き継がれていく。
1905年、第1世代のピゾーニ・ファミリーはサリナリス・ヴァレーに定住し、1952年、2世代目のジェン&エディ・ピゾーニがピゾーニ・ファームを創業。
1970年代、息子のゲイリーはワインに情熱を注ぎ、自宅ガレージでワイン造りを始めた。
モントレー湾からの冷たい霧とブルゴーニュと同じ朝日を享受できる東向き斜面。ここに水源さえ見つければ最高のワインを造ることができるという信念の元、1979年、サンタ・ルチア・ハイランズの最南端に近い標高300~400mの高地に土地を購入。
1982年ゲイリーが初めて植樹。これが有名な「〇・ター〇ュ」からの挿し木と伝説があるピゾーニ・クローンの畑となる。長距離、水を引いていたが、何度も失敗を繰り返した後、1991年遂に畑内に水源を探しあてる。
著名ワイナリーがこの葡萄から高い評価のピノ・ノワールを造るーピーター・マイケル、コスタ・ブラウン、シドゥーリ、パッツ&ホール、ミウラ、オーハイ、アルカディアンetc.

ピゾーニ・エステート・ヴィンヤード
ゲイリーズ・ヴィンヤード/ Garys’ Vineyard設立
1997年、二つ目の自社畑を幼馴染ゲイリー・フランキオーニと共に設立。ゲイリーズ(二人のゲイリー)・ヴィンヤードと命名。
長男マークはヴィンヤード・マネージャーとなり、次男ジェフはワインメーカーとして父をサポート。1998年ピゾーニ・エステート設立、ピゾーニ・ヴィンヤードからの自社瓶詰ワインをリリース。ピゾーニ・ピゾーニも高い評価を受ける。
2000年、新プロジェクトとして「ルチア」を創業。

ワインメーカー・ジェフ/ Jeff(次男), 創業者・ゲイリー/ Gary, ヴィンヤードマネージャー・マーク/ Mark(長男)
ソブラネス・ヴィンヤード/ Soberanes Vineyard
2008年3つ目の自社畑ソベラネス・ヴィンヤードを設立。
この3つの自社畑から自社醸造のワイン「ルチアbyピゾーニ」をリリースする。
水源の管理、土壌のモニター、畑におけるサスティナブルへの取り組み、もちろん高品質の葡萄栽培を続け、2020年カリフォルニア・サスティナブル・リーダーシップ金賞を受賞。
この地区サンタ・ルチア・ハイランズの名前「ルチア」を冠したワイナリーは過去、現在、そして次の世代へと父ゲイリーの信念は引き継がれていく。
二つの自社畑ソベラネス・ヴィンヤードとピゾーニ・ヴィンヤードのブレンド。赤リンゴの果皮、ジンジャー、砕いた岩のニュアンス、クリーム・ブリュレと柑橘類、メロンの風味が立ち上がる。ソベラネスからの石のようなミネラル感、ピゾーニの標高の高い斜面から白桃とレモンオイルのまろやかなニュアンスが表現される。リッチで豊かな口当たり、深みと複雑さがあり、余韻には生き生きとしたフレッシュな酸が心地よく、様々な要素が複雑に現れてくる。